Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2023年6月:上高地と白骨温泉の旅 ⑧思い出の上高地:岳沢湿原から明神池へ・・・

  今夜は上高地です。(・・・by妻)
  6月の雨上がりの爽やかな気候の中、上高地観光・ハイキングの起点となる河童橋
 から、オッサンもスタートします。標高約1500メートルの高地ですので、涼しくて爽や
 かな感じがします。いやぁ、やっぱり来てよかったなぁと思いました。

  この河童橋は吊り橋なので渡る時に少しコワいのですが、高さがあまりないので高所
 恐怖症気味のオッサンも普通に渡ることができました。(手すりを掴んで屁っぴり腰で
 恐る恐る渡ったんちゃうの? by妻)
  いやぁしかし清々しい光景です。ちょうど雲が晴れてきて、穂高岳もくっきりと姿を
 現しました。ところどころに雪渓が残っていて、美しく見えます。


  橋のたもとでは、観光客の皆さんが記念写真を撮っていました。吊り橋を支える巨大
 なワイヤーロープが凄いですね。切れたら大変なことになりますからね・・・

    

  河童橋を間近で見るとこんな感じ ↓ です。吊り橋なので、ちょっと揺れますね。

  橋の上からの眺めも素晴らしいです。(なぜパンダがおるんや?by妻)
 オッサン、もう最近は恥も外聞もありません。まぁ皆さん、この美しい風景に見とれて
 いて、アホなことをしているオッサンのことなどは眼中にないので、平気です。

  当然、こういう写真 ↓ も撮りました。😀

  河童橋を渡って再び梓川右岸に戻ると、さらに雄大な眺めが楽しめるスポットがあり
 ました。「ザ・上高地」と言う感じの写真が撮影できました。😀

  ここからさらに上流の明神池までは約3.5kmほど。アップダウンもそれほどなく
 快適なハイキング・コースとなっています。所要約1時間弱かな、さぁ出発です。


  しばらく進むと湿原地帯に入ります。木道が渡されているので、安全に歩くことが
 できます。あ、なんだかオレンジ色の花が一杯咲いていますね。 

  これはレンゲツツジの群落のようです。6月初旬から中旬がピークということなので、
 ちょうどこの時が見ごろだったようです。鮮やかな色でインパクトがありました。

  この辺りは岳沢(だけざわ)湿原というらしく、梓川周辺で湧き出ている冷たく綺麗
 な水が、かなり広い湿原地帯を形成しているようです。

  澄んだ水面には水草が浮き、冷たい流れの中にはカワマスなどの魚がゆったりと泳ぎ、
 マガモやオシドリなどが悠々と漂っている姿が見られます。野鳥の鳴き声と、サラサラ
 と流れる水の音が聞こえ、とても清々しい空間です。なんだかとても癒されます。
  ・・・ところが突然、「グエェ~ グェッツ!」「ギャッツ、ギャッ」という酷い声
 がしたかと思うと、バサバサバサと羽音を立てて鳥たちが飛び立ちました。なんだろう
 と思ったら、どうもマガモの雄同士が縄張り争いをしているようです。マガモの鳴き声
 は本当に最悪です。もう少し美しい声が出せないものでしょうか? せっかくの美しい
 景色と清々しい雰囲気を一発で台無しにしてしまうような酷い泣き声でしたよ・・・
 戦いに敗れたマガモのオスは、結構なハイスピードで遠くへ飛んでいってしまいました。
 意外にマガモって飛ぶスピードが速いのね・・・(ま、一応、鳥やからな。by妻)
  
  湿原の周りには半ば立ち枯れた針葉樹がたくさんありますが、まばらなのであまり視
 界を遮られることがなく、気持ちよくハイキングができました。

  針葉樹の林の中を、湧き水の流れが満たしている感じです。なんだか水の中から樹が
 突き出ている錯覚になります。人の手が入っていない、自然のままなんだろうな~

  おっと、こういうきれいな水が近くにある冷涼な場所には、あの「ブヨ」が生息して
 いますので要注意です。半袖短パンなどはもってのほかです。虫対策は肌の露出をなる
 べく避けることが一番です。やはりアブやブヨみたいな虫がぶんぶん飛んでいました。

  しかし本当に澄んだ透明な水です。手を浸すと、痺れる程に冷たい水です。雪解け水
 なのかな? このような風景を見ていると心が洗われるようです。(そら人一倍汚れて
 いるからな、オッサンは。by妻)


  あ、ちょっと面白い木を発見。なんだか、足を開いておどけているオッサンみたいな
 感じです。妻がいたら、きっと面白がっていただろうな。(確かにオモロイな。by妻)

     

  湿原の中をしばらく進むと、少し地表が乾いた感じになり、白樺の樹々の下にはクマ
 ザサがびっしりと茂ってきました。
  こういうところに来ると、遊歩道の近くに小さな花が咲いているのが見つかりました。  

     

  この下向きに咲く紫色の花は、よく見かけました。たまたま近くに居た地元のガイド
 さんのような方が、案内していた観光客に「ラショウモンカズラと言う花です」と説明
 していました。5月末から6月中旬が見ごろのようです。
  その下のほうに見える、「風車の弥七(アホ)」の使う風車ような葉っぱの植物は、
 「クルマムグラ」のようです。小さな白い花を車輪?の真ん中にちょこんとつけるのが
 カワユイですね。さすが弥七、芸が細かいです。(ちゃうやろ、アホ。by妻) 


  この黄色い小さな花もよく見かけましたが、名前はわからず。後で購入した「上高地
 花図鑑」でもわかりませんでした。花びらが4枚で枝分かれして咲く花のようですが、
 どなたかご存知の方がいたら教えて頂きたいところです。😀(図々しいな。by妻)


  そしてこの小さな水色の花 ↓ も名前がわかりません。なかなか難しいな・・・ 

     

  こんなことをしていると、ついつい時間がかかってしまいますね。気が付くと、近く
 にいた方々がだいぶ先に行ってしまっていて、オッサンは取り残されていました。
  
  その、ちょうど一人になっていた時、遊歩道の両側のクマザサの茂みで何か音がしま
 す。ガサガサ・・・それがだんだん大きくなり、しかも重なり合って聞こえてきました。
 え?何かがいるみたいです。そしてこちらに近づいてきます。まさか・・・クマ?😱
  オッサンは急に怖くなり、周囲を見渡しますが人の姿がありません。え~! どうし
 よう?とオロオロしているオッサンの目の前に現れたのは・・・

  なんや、オッサンの仲間やん。(by妻) 
  ・・・クマではなくてホッとしました。この辺りにはクマもいるらしいですからね。 
 ちょうど赤ちゃんに授乳しているお母さんもいました。「子育て支援」はないのでしょ
 うから、大変ですね。(アホ)  

     

 ・・・ということで、少しほっとしたオッサン。ちょっと長くなりましたので、岳沢湿原
 の記事は次回に続きます。次回は明神池まで到着するはずです。(ホンマかい?by妻)