Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2023年6月:上高地と白骨温泉の旅 ⑨思い出の上高地:明神池へ・・・

  これまた忘れかけていた6月の上高地の記事を再開します。
  (オッサン、最近は忘れてばっかりやな。by妻)


  上高地観光の中心である河童橋から、梓川の右岸に沿って上流に向かい、岳沢湿原を
 通って明神池まで向かうハイキングコースです。ぐるっと回って2時間コースです。
  岳沢湿原を横切る遊歩道をスタスタと歩いて進みます。清々しい風景が続きます。

  この静寂を破るように、突然グェーグェーと酷い声で鳴くマガモ・・・

  湿原には、よく見るといろいろな花が咲いていました。これはクルマバソウかな。

  40分くらい歩いて、ようやく明神池が近づいてきました。道しるべには「明神池まで
 800m、河童橋まで2.5km」のように、目的地までの距離が書いてあるので安心です。
 あとどのくらい歩けば着きそうなのかがわかると、ホッとしますよね。


  明神池の入口に到着しました。ここには飲食ができるお店もあり、賑わっていました。
 あ、間近に見える「とんがった山」は明神岳のようです。その奥に西穂高岳があるはず。

     

  何はともあれ明神池を見学しようとしたら、なんと有料です。😱 まぁ、せっかく
 ここまで歩いてたので見ないで帰るのは勿体ない気がして(貧乏根性)、渋々入場料を
 支払って見学することにしました。(500円もしたぞ~)


  あ、有料だった理由がわかりました。ここは明神岳をご神体とする神社だったのです。
 明神池に突き出した桟橋の突端に木製の鳥居みたいなものがあり、お賽銭箱が置かれて
 いました。正確には、穂高神社の奥宮なのだそうです。そうか、神聖な場所なのですね。

     


  小雨がぱらついてきましたがすぐに上がり、ご神体の明神岳が良く見えました。
  明神池のまわりを散策してこの景色 ↓ を見るには、入場料を払う必要がありました。

  明神池は伏流水が湧き出た場所にできたようです。先ほど通ってきた岳沢(だけざわ)

 湿原も伏流水の湧き水のようですから、梓川上流域は水量が豊富なのですね。

  立ち枯れた木と、ところどころに顔を出している岩の配置が、なんだか日本庭園の
 ようにも見えます。偶然でしょうか・・・(池泉回遊式庭園とはちゃう思うで。by妻)


  さて明神池を見学した後、梓川に架かる明神橋を渡り、梓川の左岸に向かいます。
 河童橋よりさらに上流にある明神橋も吊り橋ですね。ちょっとワイルドな感じです。 

  橋の上はこんな感じ ↓ です。ちょっとコワいですが、河童橋同様に高さがそれほど
 でもないので多少は「まし」でした。

  無事に渡り終わって、こんな写真も ↓ 😆(アホ)

 
  だいぶ歩いてお腹がすきましたので、そろそろ昼食です。  
  明神橋を渡ったところに山小屋のような宿泊施設と食堂がありますので、そこでカレー
 を食べました。ここからさらに上流の涸沢まで行くと本格的な登山になりますので、そこ
 まで行く方は、ここに宿泊して1日がかりで涸沢(からさわ)を目指すようです。しかし 
 軟弱なオッサンはそのような苦行には向かないので、大人しく河童橋まで戻ります。
  この明神小屋からは、明神岳が良く見えました。あ、明神岳と言っていましたが、実は
 穂高岳なのですね・・・ここからもご神体の明神岳(穂高岳)は良く見えました。

   

  ちなみに河童橋と明神橋では標高差はほとんどない(約1,500メートル)なので、登山
 ではなくハイキングですが、涸沢は標高2,300メートルなので登山の装備が必要です。
 涸沢のカールの眺めも素晴らしいようですが、普通の観光ではそこまでは無理ですね。
 オッサンは大人しく、梓川左岸の緩やかな下り坂の遊歩道を歩いて河童橋に戻りました。
 途中、高山植物の花畑があるということでしたが場所がよくわからず、30分強で河童橋
 まで降りて来てしまいました。

  河童橋周辺は相変わらず賑わっています。

  時刻はまだ午後2時過ぎ。
  実は翌日の天気がよくないことは既にわかっているので、オッサンはこの後もう一つ
 のハイキングコースを巡ることにしました。(一日に2コースかい! by妻)


  ということで、こちらも続きます・・・(こっちもいつ終わるかわからんな。by妻)