Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

伊豆北川温泉に泊りました(去年の話)

  河津桜を観に行った昨年の話の続きです。
 豊泉橋から少し東寄りの場所に、河津桜の原木があります。まだ7~8分咲きでしたが、
 大木なので見ごたえがあります。一本だけなのに、存在感抜群ですね。この日は観光客
 は少なく、じっくり見ることができました。しかしかなり大きな木なので、写真を撮る
 のはちょっと大変です。すぐ前の車道を渡ってかなり離れた場所からでないと、全景が
 入りません。前の道には車がかなり通るので、その間隙を縫ってパチリ!


 


 

  ここから河津駅までは結構な距離がありますが、ちょうどよいバスの便がないので、 
 仕方なく歩いて戻ります。川沿いの遊歩道まで戻った方がよかったかな。
  河津駅からは伊豆急電車に乗って伊東方面に少し戻り、伊豆北川(ほっかわ)で下車
 します。どうして河津に泊らないで北川まで行くの?


  伊豆北川は普通電車しか停車しない小さな駅です。駅は海から少し離れた高台にあり、
 急な坂道を下ってホテルのある海岸沿いの集落に向かいます。歩いて約10分、今日の宿
 の北川温泉ホテルに到着しました。海沿いにある眺望の良いホテルとして有名です。

    

  このホテルにも屋上に眺めの良い絶景露天風呂があるので楽しみなのですが、その前
 に、近くにある有名な公衆浴場「黒根岩風呂」に入りに行きます。そうです、わざわざ
 ここまで来たのはそれが目的なのです。露天風呂好きオッサンのイチオシです。
  ホテル前の海岸の遊歩道を5分程歩くと、見えてきました。

 本当に波打ち際すれすれに、掘っ立て小屋のようなものがあります。なんともワイルド。

  公衆露天風呂ですが、地元の方々がきちんと管理されていますので安心です。入浴料
 は通常600円徴収されますが、北川温泉の宿泊客は無料です。これはイイですね。
  

  掘っ立て小屋の中でさっと脱衣して、早速露天風呂に浸かります。平日の夕方ですが
 数名の方が既に入浴されていました。浴衣姿の宿泊客だけでなく、車やバイクでやって
 来ている温泉好きの方々もいました。やはり有名なのですね。
  ということで、どんな雰囲気なのかをお伝えするため、ネットに掲載されている写真
 を少々載せておきます。

  本当に波打ち際のすぐに湯船があり、そのまま海に入りたくなるような感じです。
 (おいおいオッサン、スッポンポンで海に入っちゃだめですよ。アホ。)
 激しく打ち寄せる波を見ながら、足を延ばしてゆっくり熱めの温泉に浸かります。うん、
 これは開放感抜群で、とても気持ちがいいですよ。遠くに伊豆大島も見えました。
 皆さん大変満足されている様子。岩に腰かけて微動だにせずじっと海を見つめ、かなり
 長居をする方もいらっしゃいます。湯冷めしないようにね!

  ここは熱心なリピーターも多いようですが、気持ちはよくわかりますね。

  湯船の背後の岩にはこんな言葉が書かれていましたが、ちょっとオーバーでは? 

  

   
  しかし聞くところによると、海に近すぎるので台風などの被害に遭いやすく、2019
 年の台風では小屋が破壊され、しばらく復旧作業のため閉鎖していたとのことです。
 このすばらしい露天風呂を堪能できるのも、地元の方々が維持のために大変な努力を
 されているお蔭なのですね。有難く入らせて頂きましょう。
  
  さて、黒根岩風呂を心行くまで楽しんだ後、ホテルに戻って夕食です。夕食はスタン
 ダードだったので、伊豆にしては普通(豪華ではないという意味)でした。それでも、
 金目鯛の煮付け(一人だから切り身)はとても美味しかったけどね。

 
  陽が沈み、薄暗くなってからホテルの屋上にある露天風呂に行きました。なんと誰も
 いません。独り占めです。湯船は広々としていて眼下に海が見渡せます。
  雰囲気を実感いただけるよう、HPの写真を載せておきます。


  伊豆北川温泉は、海に向かってほぼ真東に開けており、海から朝日が昇るところや、
 夜の月が海の上にぽっかり浮かんでいるところを見ることができます。特に満月の夜、
 月が水平線に姿を現わした時、月光が海の上に一筋の道のように見えるということで、
 「ムーンロード」と呼ばれて実に素晴らしいとのこと。この日は満月ではなかったので
 そこまでの感慨はありませんでしたが、タイミングが合えばきっと素晴らしいでしょう。 


  そして、たしかこの日も持ち込んだワインで乾杯していたオッサン。何を飲んだのか
 もう忘れてしまいましたが・・・相変わらず懲りないオッサンだね。
  スミマセン、もう1回続きますね・・・