2021年7月 道東の旅 ⑥霧多布(きりたっぷ)湿原 ~その2~ 【またまた誤記訂正】
霧多布湿原の記事を続けます。
湿原を一望のもとに見渡せる琵琶瀬展望台を見学した後、再びレンタカーの軽自動車
を唸りを上げて(笑)走らせます。約5分程で(海側にある)湿原入口に到着します。
この辺りは意外に民家があって普通の町のような感じですが、そのすぐそばには広大
な湿原が広がっています。車を数台停められる駐車場があって、そこから木道で湿原の
中(もちろん途中まで)に入っていけるのです。
木道を入ってすぐのところに、ヒオウギアヤメが咲いているところがありました。
少し前に立ち寄った「あやめケ原」では既にアヤメの花は終了していましたが、ここ
ではまだポツポツと残っていました。
※グーグルレンズで確かめたら、アヤメではなくてノハナショウブと出ました。
ネットで調べてみると、やはり菖蒲のようです。アヤメは根元に網目模様が出るの
ですが、このように黄色の模様が出るのは菖蒲の特徴のようです。
そうかぁ、ヒオウギアヤメかと思っていましたが、ノハナショウブかぁ。なんだか、
ちょっと残念な気持ちになりましたが、まぁ美しい花がみられたからいいか・・・
湿原の中に、このように紫の艶やかな花がところどころに見つかります。花のサイズ
はそれほど大きくありませんが、雑草の中にすっくと立つ姿が美しいです。
ハナショウブとはいえ、野生なんですよね。
木道は500メートルくらいの距離があったかなぁ?
湿原の中を流れる小さな川のところまで続いていて、終点は展望スポットになって
いました。しかし炎天下の中を歩いて行くのは結構きついです。日差しが肌に突き刺
さるように痛く感じます。なんせ、日陰がどこにもないからね・・・
妻と一緒に来た時は6月下旬でまだ気温が20℃以下でした。咲いていた花は、黒い花
が下向きに咲くクロユリと、白い綿帽子みたいなワタスゲだけでした。
今年は暑すぎて花のピークが早まり、エゾカンゾウの黄色い花は既に終わり、紫色の
ノハナショウブが少しだけ残っているという感じでした。(またピークを外したな。)
自然保護のため木道を歩くことしかできませんので、木道の近くに咲いている小さな
花を観察しながら、来た道を戻りました。
ピンク色っぽい花が咲いていましたが名前がわかりません・・・
紫色で花弁が袋のようになっている花も見つけました。これも名称不明。
ちゃんと調べていけばよかったなぁ・・・グーグルレンズだとギボウシの仲間だと
出ますけど・・・
こういった花は群落のようになっていると見栄えがしますが、ところどころにポツ
ポツとしか咲いておらず、しかもよく観察しないと見過ごしてしまうほど小さい花が
多いので、結構神経を使います。それにこの暑さ、多分25℃以上はあったでしょう。
それでも観光客が数組・数名この木道にやってきました。半分くらいの方が、途中で
引き返していきました。平地だから歩くのは楽ですが、高原の花畑と違って変化に乏し
いので少し面白みに欠けますね。(贅沢言うな。by妻)
この後、霧多布湿原のど真ん中を突っ切る道路を車で走り、霧多布湿原センターまで
向かいます。しかし、この時になって突然ズキンと頭痛がして、しばらくすると気持ち
が悪くなりました。どうやら直射日光の下を無防備に長時間歩いていて、軽い熱射病に
なったような感じです。ちょっと車の運転もしんどくなりましたが、レンタカーの返却
時間まであと2時間しかありません。しかもお昼ご飯を食べて、ガソリンも給油しなけ
ればなりませんので、湿原センターに立ち寄って周囲を散策をする余裕がありません。
まぁ花のピークを過ぎているので、無理をしないでここはパスしよう。
少し休憩して冷たい飲み物を補充し、とりあえず厚岸まで戻ることにしました。今度
は海沿いではなく、内陸を走る国道44号線を使います。厚岸までの約30kmが、とても
長く感じましたが約30分程で厚岸の道の駅に到着しました。
ここは全国的にも有名な道の駅で、牡蠣料理や炭火焼の魚を食べさせてくれるお店が
入っていて大人気です。この日も4連休の中日なので大混雑でした。
その名も「厚岸味覚ターミナル、コンキリエ」です。ここも前回、妻と来たところで
す。その時は私は牡蠣のセット(カキフライ、生ガキ、焼きガキ、蒸しガキ)を注文し、
チャレンジャーの妻は「牡蠣スパゲッティ」を頼みました。スパゲッティは残念ながら
大変まずかったらしく、妻は「失敗した!アンタと同じのにしとけばよかった」と悔し
がっていました。一口焼きガキを妻にあげたような記憶があります。(ケチめ。by妻)
今回もここで昼食をとる予定でしたが、まだ体調が十分回復しておらず、暑くて喉が
渇くのですが、食欲が戻りません。仕方がないので、牛乳とメロンシャーベットだけに
しておきました。うーん、せっかく厚岸まで来たのに牡蠣を食べられないとは残念です。
(昨日、釧路で食べたからええやん。by妻)
厚岸道の駅から厚岸の町を臨みます。中央の遠方に昨日通った厚岸大橋が見えます。
その左手が厚岸湖、右手が厚岸湾です。なんといっても牡蠣の名産地ですからね。
さぁ気を取り直して釧路まで戻ります。あと50km弱、只今は13:00少し前。返却時間
は14時、その後に乗る列車の時刻が14:12です。ま、楽勝やな。(どこがや?by妻)
冷房を切って車の窓を開けて走っていたら、気持ちよい風が入ってきて、少し気分が
楽になりました。吐き気が収まってきたのでもう大丈夫かな? (そら、吐き気がする
のに牡蠣なんか食べていたら大変なこっちゃで・・・by妻)
体調の回復とともにドライブのスピードも上がり(オイオイ)、思ったより早く釧路
のレンタカー店に車を返却することができました。なんと時間は13:30少し前。霧多布
湿原センターをパスし、厚岸で牡蠣を食べないで時間を節約できたからですね。
さぁこの後はまた鉄道の旅です。(ホンマに忙しい奴っちゃの~ by妻)
スミマセン、また続きは明日です・・・
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。