Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2023年GW:会津の旅 ⑮会津鉄道のお座敷トロッコ列車に乗って・・・

  タイガース日本一の余韻が冷めやらぬ中(そら、オッサンだけやん)、世の中は日常
 に戻りつつあります。今夜は、なかなか進まないGWの会津旅行の記事を続けます。


  2日目に宿泊した、会津若松の奥座敷の東山温泉はなかなか良かったです。
  書き忘れていましたが、宿泊した旅館「瀧の湯」さんには、渓流の対岸に能の舞台が
 あり、夜にはプロジェクション・マッピングを使った音と光のショウがありました。
 万人向けを狙ったのか、今一つインパクトに欠けていましたが、まぁタダで鑑賞できる
 ので文句はありません。せっかくだから、能の舞台を観たかったのですが、改めて写真
 で見ると、ちょっとここで舞うのはコワイですね。オッサンには無理。(誰もオッサン
 が舞うところなんて見たくもないけどな・・・by妻)  

  滝も近くで見ると迫力がありました。東山温泉には、このような滝が何か所もあるよ
 うで、渓流沿いの多くの老舗旅館からは、それぞれの滝が眺められるようです。

  朝食もかなりのボリュームで、とても美味しくて満足できました。
  つき立てのお餅がついてくるのは、福島県や山形県の旅館に泊まるとおなじみです。
 何種類かを選べるので、餡子と胡桃味を選びました。ずんだとか醤油味もありました。
 (お餅を2個食べて、さらに白いご飯も食べていたら、そら太るわな・・・by妻) 

  そうそう、この旅館には大浴場とそれに隣接した露天風呂の他、「月の湯」という
 小さな露天風呂もありました。朝6時過ぎに行きますと、誰も居なくて独り占めでき
 ました。こちらも渓流を眺めながらゆっくりお湯につかることができました。

  誰もいなかったので、去り際にちょっとだけ全景を写真に撮らせて頂きました。


  そうそう、この旅館には日本酒の有料試飲コーナーがありました。残念ながら、朝は
 営業していませんでした。😆
 (朝から飲むつもりだったんかい!朝寝以外は、小原庄助さんと一緒やん。by妻) 

  お洒落なバーもありましたが、ここも利用せず。
 (部屋でワインを飲んどるからやろ。by妻)

  この暖簾の先にある客室棟は昔のままのようですが、ロビーのあるオープン・スペース
 は現代風に改装されていて、とてもお洒落でした。 

  フロントには、会津の民芸品「赤べこ」と「起き上がり小法師(左)」がありました。

  東山温泉の温泉街にはお土産物屋などのお店もありますが、朝早くの出発だったため
 立ち寄ることができませんでした。残念・・・
  最後に旅館の前からもう一度、滝を見ておきました。「伏見ケ滝」というらしいです。

  上から見下ろすとこんな感じですね。こちらは「下の滝」です。

  こちら ↓ は、「上の滝」ですね。こちらの方が小さいようですが、迫力があります。

      

  名残惜しいのですが、先を急ぐオッサン。朝8時50分のバスに乗って会津若松駅へ。
 ここから、会津鉄道という地方私鉄に乗って次の目的地を目指します。会津若松駅を
 9:48に発車する「お座敷トロッコ列車」、通称「お座トロ・トレイン」に乗車します。 
 オッサン、これに乗車してみたかったのです。😆
 (観光より鉄道が優先か・・・、毎度のこっちゃな。by妻)

  5月1日の平日の朝の便でしたので、車内はガラガラです。予約する必要もなかった
 くらいです。この乗車率で大丈夫なのか、心配になるほどでした。

  オッサンは先頭車両の展望席を予約していたのですが、気が変わって中間車両の「お座
 敷車両」に変更してもらいました。そっちの方が楽しそうな感じがしたからです。女性の
 車掌さんにお願いして、すんなりと座席変更してもらえました。ガラガラだったからね。
 
  これ ↓ が展望車両です。傾斜がついているので前方が見やすい工夫がされていますが、
 座席は普通です。

     

  一方、こちら ↓ はお座敷車両です。靴を脱いで座卓のような椅子に座る感じです。

  トロッコ車両といいましたが、JR東日本の只見線のトロッコ列車とは違って、吹きっ
 さらしではありませんでした。なので「臨場感」は只見線のトロッコ列車に軍配が上が
 ります。しかし、こちらの方がなんだか「楽しい」感じです。
  車内販売スペースでは、なんだかよくわかりませんが記念グッズを売っていました。

    

  お、なんと車内に郵便ポストがありました。ここで記念ハガキを投函すると、ちゃんと
 届けてくれるみたいです。お子様連れのお客さんを意識しているのかな。

    

  女性の車掌さんが、乗客一人一人に乗車記念証を配っていました。

  沿線風景は只見線ほどではないですが、川沿いの渓谷が美しいです。観光列車なので
 絶景スポットで停車してくれますので、じっくり景色を眺めることができました。

  列車はゆっくりと渓流沿いを走ります。

  一時間ほどで湯野上(ゆのかみ)温泉駅に到着しました。ここからタクシーで次の
 目的地に向かいます。観光シーズン中はバス便もあるのですが、この列車との接続が
 良くないので、時間節約のためです。

  駅舎の屋根が茅葺ですね。雰囲気がある駅です。ここで荷物を預かってもらいます。

  ここからタクシーで約20分ほど、目的地は人気観光地の「大内宿」です。
  一本道なので観光シーズンには非常に混雑するようですが、この日はGWの谷間の平日
 でしたので、多少はマシでした。タクシーの運ちゃんは「5月3日からの3連休は、酷い
 渋滞で全然進まないと思うよ。そういう日は私らタクシーでも行きたくないんだよ」と、
 愛嬌のある会津弁で話してくれました。
  目的地の少し手前から大渋滞が発生しています。おそらく駐車場の空きがないために、
 行き場のないクルマが道路に数珠つなぎになっていると思われます。運ちゃんは、「よし
 任せとけ」とばかりに、途中で脇道に入り、狭い農道のようなところをグルグル回って、
 無事に目的地まで運んでくれました。これで時間のロスをかなり防ぐことができました。

  タクシーの運ちゃんは抜け道を通って、大内宿の集落の真ん前まで連れて来てくれたの
 です。もしもバスだったら、あの渋滞でしばらく立ち往生して大幅な時間のロスが出たと
 思います。有難う、オッチャン!
 
  ということで次回は、レトロな雰囲気のためか最近俄かに人気が出ているという、大内
 宿(おおうちじゅく)を見学します。