Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

京成バラ園 Ⅱ ~その6(最終回)~

  今日もすっきりと晴れ渡る関東地方南部。洗濯日和です。
  さて、ダラダラと続けている京成バラ園の記事を追い込みます。たぶん今回が最終回
 になると思います。(やっとかよ。by妻)
  トップバッターはアイボリーに薄いアプリコット色を帯びた「オジアーナ」です。

   

  たくさん咲いているとゴージャスです。絶妙な色合いですね。 

  ハイブリッド・ティー系統の、いかにも観賞用のバラというスタイルです。切り花に
 したら人気が出そうなタイプですね。


  お次は蔓バラ「オレンジ メイアンディナ」です。かなり背の高いポールに誘引して
 見ごたえがありました。しかしここまで伸ばしてしまうと手入れが大変そう・・・

    

  中輪の鮮やかなオレンジ色の花がポンポンと咲いていて、楽しいですね。 
  蔓バラの「クライマー系統」だそうです。 


  続いては「エンチャンティッド・イブニング」というフロリパンダ系統のバラです。
 一つの枝の先に花が3つほどまとまって咲くようです。やや紫がかった薄いピンク色で
 ノーブルな感じがします。うまく仕立てれば、きれいに見えますね。 


  もう一つフロリパンダ系統の「フリュイテ」です。ちょっとまだ開きかかったばかり
 の花ですが、くっきりとしたオレンジ色の花が雨に映えていて美しいです。

  このバラも枝先に3つくらいの花が密集して咲くみたいですね。


  続いては、透き通るような白~薄いレモンイエローのバラ、「エリナ」ちゃんです。
 ちょっと控えめに咲きかけている花しかありませんでした。看板もなぜか写真がなく、 

 名前だけ記されたものでした。ハイブリッド・ティー系統のようです。

  
  さぁお次は賑やかなバラですね。昨年も見かけました、「リオ・サンバ」です。
 これはなかなか優れたネーミングです。黄色の花弁のふちが赤みを帯びていて楽しい。

  たくさんの花が咲き誇った姿を見ると、まさしくリオのカーニヴァル。思わず踊りだ
 したくなります。(見苦しいからオッサンは踊らんでよろしい。by妻)
  よく見ると、花ごとに微妙に色の混じり方が違っていて面白いです。


  もう一つ、ド派手なタイプを。その名も「栄光」というバラです。こちらはクリーム
 色の花にグラデーションのようにピンク色が入って、これまたウキウキしてきます。
 (ウキーッ、はおサルさんやろ。by妻)

  看板とそっくりですね。(そんなん当たり前やん。違ってたら困るわい。by妻)
 こちらは京成バラ園さんの作出ですね。本当にいい仕事をされています。  

  どんどん行きます。薄いピンク色の高貴な雰囲気を漂わせたこのバラは、「メルヘン・
 ケーニギン」です。メルヘン女王?なんだか違和感のあるネーミングですが、姿かたち
 も色合いも素晴らしいのでOKです。 


  お、アニヴァーサリー・ガーデンと名付けられた京成バラ園作出のバラ・コーナー
 のところに面白い飾りがありました。ハロウィン前でしたからね。


  おぉ、これはいかにもの赤いバラ「メリナ」ちゃんです。(馴れ馴れしいぞ!by妻)  

  典型的なハイブリッド・ティー系統のようですね、デビューしてもう50周年にもなる
 ようです。長い間親しまれているのですね。      

    

 
  その次は薄めのアプリコット色のホンワカタイプ?のバラ「ポール・リカード」です。
 清楚なたたずまいながら、なんとなくフレンドリーな感じがします。

 

 

  
  お次は、これまた昨年も見て印象深かったバラ「レオニダス」です。
 古代ギリシャ・スパルタの王で、ペルシャ戦争での玉砕戦法で結果的にギリシャを救う
 ことになる英雄です。ちょっと美化されすぎているきらいはありますが、「玉砕:自ら
 を犠牲にして多くの人を救う」というのは西洋人からしたら「驚異のふるまい」なので、
 西洋では長らく語り継がれてきました。オッサンは、死んだら元も子もないと思うけど。
 歴史に名を残し、バラの名前まで付けてもらって、レオニダス王も浮かばれているかな。

     

     


  どんどん行きます。これは人気のバラ「イヴ・ピアッチェ」です。
  雨に濡れた開きかけの赤い花がとてもキュートで、メロメロになりますね。  

  かなり花弁の数が多く、開くととてもゴージャスになる感じですね。

 
 いよいよラストスパートにかかります。
  今度は世紀の歌姫「マリア・カラス」です。1950~60年代のイタリア・ヨーロッパの 
 オペラ界を席巻した伝説の歌手の名前にちなんで命名されました。決して美声とはいえ
 ないものの、卓越した技術と演技力でオペラ歌手を「女優」の域にまで高めたといえる
 孤高の天才です。しかしいろいろな意味で無理がたたって早々にキャリアに幕を引いて
 しまい、晩年は不遇だったといいます。毀誉褒貶の激しい方ですが、唯一無二の存在と 
 してオペラファン(およびゴシップ好きの方々)の心に残っています。
  映像が残っているプッチーニの歌劇「トスカ」第二幕は、妻も非常に気に入っていて
 何回も見ていました。まさしくヒロイン・トスカの歌う「歌に生き、恋に生き」を地で
 行った方ですね。あれ?昨年もこんなことを書いたような気がしていたな・・・

   確かに自己主張の強そうな、存在感のあるバラですね。当然ハイブリッド・ティー。

      


  あともう少しです。(マラソンか?by妻)
  こちらは「プレスティージュ・ドゥ・リヨン」というフランスっぽいバラです。

  ちょっと写真と色合いが違うように見えますが、すくっと伸びた枝の先に凛々しい花
 をつけています。地植えだとかなり背が高く伸びるようです。

  いよいよラストの5つです。気品のあるこの黄色のバラは「マイダス・タッチ」です。
 中輪の花がコンパクトに咲くようです。ハイブリッド・ティー系統にしてはおしとやか

 な感じです。(私みたい。by妻)(絶対に言うと思ったわ。by私) 


  あと一息。ちょっと変わった色合いの「ニコロ・パガニーニ」です。19世紀初頭の
 天才的なヴァイオリン奏者兼作曲家であったイタリアのパガニーニさんの名前を貰っ
 ています。確かに「悪魔的」とも呼ばれた超絶技巧のパガニーニさんのようにデモー
 ニッシュな雰囲気がしますね。この黒みがかった赤色がスゴイです。
 

    

       


  もうひとつダークな色の「ブラック・バッカラ」です。花びらのふちが黒っぽくなる
 ようですね。大人の雰囲気です。 

       


  ついに残り2種となりました。薄めのオレンジ色が爽やかな「万葉」です。これは
 オッサンの好みのタイプですね。ちょっと控えめな感じの色がイイです。

   

  予想通り京成バラ園さんの作出です。さすがの仕事ぶりです。

 


  さぁそれではこれでフィナーレです。ここまで飽きずに?見ていただいた皆様に
 「感謝」をこめて・・・(何を気取っているんや、柄にもなく。by妻)

  純白で形の整った素晴らしいバラです。こちらも京成バラ園さんの作出ですね。
 京成バラ園さん、有難う。(オッサンは京成バラ園の回し者ではありません。)


  長々と、6回にも分けて続けてきました「京成バラ園Ⅱ」はこれで終了いたします。
 お付き合いいただき有難うございました。


  650円出して購入した京成バラ園の通販カタログ(すべてのバラがカラー写真で掲載
 されています)を見ながら、次はどれにしようかな?と考えているオッサン。
 (これ以上買っても置くところがないで。今あるものを大切にせんとな。by妻)
 通販カタログに載っていた読者の投稿写真が楽しかったです。

 

 リオ・サンバですね。思わずNiceをあげたくなってしまいましたよ。
 では、これにておしまいです。