2017年夏、北欧&ドイツの旅 ⑮ヘルシンキとお別れ
ヘルシンキ郊外の森の散策ツアーから中央駅に戻ってきました。
中央駅の隣に中央郵便局がありましたので、ちょっと覗いてみました。ムーミンの
絵葉書やレターセット、美しい花束のカードなどをお土産に買ってしまいました。
お土産?誰のために買っているのか? 妻がムーミンを好きだったかどうかは不明なの
ですが、せっかくフィンランドに来たのでそれらしいものを買って帰ったら喜ぶかなと。
(ちょっと病気が入っているな、オッサン)
でも真ん中のレターセットのノンノン(ムーミンの恋人)はなんだか妻に雰囲気が似て
いるような気がしてね・・・(胴長で重心が低いところが、やろ!許さん。by妻)
なんか記念切手も買ったような気がしますが、見つからない。記憶違いかな?
実は切手やステーショナリーって、嵩張らないしそんなに高いものでもないのでお土産
にもいいんじゃないかなと個人的には思っております。その国の特徴がありますしね。
そうそう、ムーミンの作者トーベ・ヤンソンさんはフィンランド人ですがスウェーデン
系の方なのだそうです。ボスニア湾を挟んでスウェーデンと向き合うフィンランド西部は
歴史的にスウェーデン人が入植してきた地で、今でも多くのスウェーデン系の方が住んで
いるそうです。ロシアの支配前(つまりスウェーデンの支配時代)のフィンランドの首都
は南西端のトゥルク(スウェーデン名オーボ)だったそうです。ヘルシンキはロシア支配
時代になって首都となった比較的新しい街だという事です。そうか、いろいろ複雑な歴史
があったのですね。ムーミンさんも大変ですね。(なんのこっちゃ?by妻)
その後は、路面電車に乗ってまたしても元老院広場まで。ビデオからキャプチャした
写真なのでちょっと不鮮明ですがご容赦を。
この赤い電車はどうやらビアホール電車のようです。🍺を飲みながら、ゆっくり路面
電車でヘルシンキの街を車窓観光できるなんてスバラシイ。乗ってみたかった。
(KOFFという銘柄のフィンランド・ビールがあります。)
元老院広場(大聖堂の前)は、この時間(午後二時過ぎ)になると観光客が繰り出し
ていました。でも大階段が広すぎるので、さほど混雑しているようには見えません。
さて目的地は、まだ内部見学をしていなかったロシア正教のウスペンスキー寺院です。
(前日タリンに行く前の朝に、ちらっと外観だけ見学していました。)
寺院の前は公園のようになっていて、すがすがしくさわやかな雰囲気です。
中央に見える階段を上ってウスペンスキー寺院に向かいます。
ウスペンスキー寺院の全景です。ロシア正教に特有なタマネギ型の屋根ではないです
が、やはりちょっと異国情緒が漂います。要は、西洋風とはちょっと違う感じ。
ロシア人によって1868年に建てられた、比較的新しい教会です。やっぱりエストニア
もフィンランドも、ロシアの影響下にあった国だったんだなと実感します。
内部はこんな感じ。タリンのロシア正教会:アレクサンドル・ネフスキー教会の内部
に似ていますね、宗教が一緒だから当然か。
祭壇画の装飾もゴージャスです。
ドームは天空をあらわすような神秘的なデザインです。
ロシア正教はプロテスタント教会よりも派手ですね。ちょっとエキゾチックな感じ。
なかなか見ごたえがあって興味深い教会でした。(あっさりした感想やな。by妻)
さぁいよいよ残り時間も僅か。ヘルシンキにはもっと見どころがたくさんあるのです
が、残念ながらオッサンの駆け足旅行ではこれが限界です。
今回は美術館や博物館でフィンランドならではの芸術品を鑑賞することができません
でしたし、アルヴァ・アアルトをはじめとする著名デザイナーの作品を見る事もできま
せんでした。ついでに言えば、サウナ体験もできませんでした。やはりもう一日必要だ
ったかもしれません。まぁ欲を言えばキリがない、これでも頑張って回った方だよな。
名残惜しいけど、これでフィンランド・ヘルシンキともお別れです。いったんホテル
に荷物を取りに戻り、タクシーでフェリー乗り場の港まで参ります。
行先は隣国スウェーデンのストックホルムです。タリンク・シリアラインという名の
ちょっとしたクルーズ船のような船が、毎日ストックホルムとヘルシンキの間を就航し
ています。夕方にヘルシンキを出航して翌日午前中にはストックホルムに到着するので
時間の節約にもなりますし、何と言ってもちょっとだけですけど「クルーズ船」を体験
できますので大変な人気となっています。
妻とは「老後になったら、いつか地中海をクルーズ船で巡りたいね」と話していて、
パンフレットを見ていたりしました。でもその夢はもう叶えてあげられなくなってしま
いました。もはやオッサン一人で何日もかかるクルーズ船の旅行なんてもう無理なので
(お金も時間も、精神的にももたないので)、こんな形でお手軽にクルーズ船の雰囲気
を味わうことができるのは有難いです。もちろん、妻も連れてきているつもりですが。
ネットからの借用ですが、こんな船 ↓ に乗ります。デッカイです。
次回は、一晩だけのクルーズ気分の記事になります。
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