Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2023年6月:上高地と白骨温泉の旅 ⑦思い出の上高地:河童橋へ・・・

  今日は妻の10回目(11回目?)の命日でした。10年前のあの日も猛暑でとても暑く、
 深夜に妻の最期を見届けた後、他の入院患者の目に触れないように明け方に病院を追い
 出され(若干被害妄想が入っている)、葬儀の手配をしてから、あちこちに連絡を入れ
 て回り、当面必要と思われるものを買いに走り、向こう一週間の自分のスケジュールを
 調整した・・・とおぼろげながら思い出す。
  すべてを終えて帰宅した後に、ベランダに出たら妻が大事に育てていたバラ(モー
 リス・ユトリロ君)が一輪満開になっているのを見て、しばらく立ち尽くしていた。
  その後は妻の棺と一緒に自宅近くのセレモニーホールに寝泊まりし、添い寝をしな
 がら、葬儀での挨拶の言葉を考え、推敲し、暗記の練習をしていた・・・
 (私のそばで、何をぶつぶつ言っているんや、と思うてたわ。by妻)


  そんなことを断片的に思い返していた一日でしたが、ここからはいつものモードで
 参ります。(立ち直りがちと早すぎるんちゃうかの? もう少ししんみりしていても
 えぇと思うけどな・・・by妻) 


  さて今夜は上高地の続編です。いくらオッサンの前髪が少なくなったからと言って、
 髪後置ではありませんよ、Otanさん。😆
  まだ上げ初めし前髪の・・・ではなくて、まだ抜け残る前髪の・・・ですが。😆
 (いつまでもくだらんことを書いとらんと、さっさと始めんかい! by妻)


  はい、上高地に到着して宿泊ホテルに荷物を預け、折り畳み式のハイキングマップを
 貰って上高地の散策に出かけます。翌日が大雨の予報だったので、予定していた2つの
 ハイキングコースを一日で消化する強行軍に予定を変更しました。(なんや、上高地の 
 ハイキングまで強行軍って、いつもと変わらんのかいな・・・by妻)
  宿泊ホテルの前には清流の梓川。意外と激しい流れは透明度が高く、とても冷たい水
 でした。よく観察すると魚の黒い影がちらほら見えました。

  まずはホテルのある梓川の右岸(流れの方向に対しての右側)の散策ルートを歩き
 ます。バスターミナルのある左岸とは違って、静かで人通りも少ないのです。
  しばらく行くと、大きく梓川が蛇行する箇所がありました。

  おや?右岸の遊歩道脇に、人だかりがしています。何だろうと思ったら・・・
  英国宰相サー・ウィンストン・チャーチル、ではなくて、上高地を我が国最初の山岳
 観光地として紹介し、その発展に尽力された英国人ウェストン卿の記念碑がありました。
 メダルのような記念碑の前で記念撮影をされる観光客がいっぱいでした。欧米人観光客
 にも人気のスポットのようです。あ、英国には標高3,000メートル級の山はありません
 から、北アルプスの山々を仰ぎ見ることができるここ上高地は、彼にとっては驚くべき
 景色が眼前に展開する、素晴らしい場所だったのでしょうね。

  さらに先に進みます。快適な散策ルートです。ところどころで河原に出られるので、
 水際まで近づくことができます。いやぁ、清々しいことこの上なし、です。カンカン
 照りの日よりも、薄日が差すくらいのこの日の方が趣があるような気がします。
 (負け惜しみ、とちゃうよな?by妻) 


  誰もいない河原で、すかさずこんな写真 ↓ を撮影したオッサン。(アホ)


  当然、このような ↓ 写真も・・・ (なんや、ちょっと傾いてるやん・・・by妻)

  こんな川沿いの遊歩道 ↓ をてくてく歩いて約20分・・・


  あっ、見えてきましたよ。

  上高地のシンボルの一つ、河童橋に到着です。ここは梓川左岸のバスターミナルから
 も近く、上高地を訪れた観光客が必ず通るスポットなのです。
  オッサンが妻と一緒に夜行バスで訪れた30年以上前も、ここに朝一番に行きました。
 その時と、あまり変わっていないような感じです。ただし、今回は対岸の方からアプロ
 ーチしましたので、突然視界に現れた、と言う感じでした。

  いやぁ、本当に気持ちがいいなぁ。河童橋の向こうには穂高連峰の山々が見えます。
 もう完全に雲がなくなって、視界が良好になりました。ラッキーです。「晴れ女」の妻
 のおかげです。😆 (わかっとったら、目に見える形でしっかり感謝せぇよ。by妻)


  パンダ君も「どや~!」って言っているような、自慢げな表情です。😆

  この河童橋は、吊り橋なんです。なかなか雰囲気がある橋ですよね。


  とにかく、まずは最初の目的地に到着です。午前10時を少し過ぎたくらいなのです
 が、土曜日なのでもう既に多くの観光客やハイカーが訪れていて、橋の近くにある観光
 案内所やお店にも人だかりがしていました。

  しかしオッサンはここで一休みなどいたしません。一通り写真撮影を済ませた後は、
 再び河童橋を渡って梓川右岸(川の流れに沿って右側)に戻り、そこからさらに上流の
 明神池を目指すハイキングコース(その1)に出発です。
 (ここから怒涛のハイキングコース2連チャンが始まる訳やな・・・by妻)


 ということで、本日はここまでとさせていただきます。😆