Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

今日は何もない日・・・

  今日はちょっと寝覚めが悪い夢を見たので、少しブルーな気分でした。しかし午前中
 のうちに掃除や片付けをしていたら気持ちが落ち着き、お昼ごろから天気も良くなり、
 暖かくなりましたので、久しぶりにクルマで近くのたまプラーザ東急に出掛けました。
  あ、もうクリスマスの飾りが出ていました。まだアドベント(1ケ月前)期間に入っ
 ていないのですが、クリスマス気分で盛り上げて購入意欲を高めようという魂胆ですね。

     

  なんだかよく分からないのですが、ブラックフライデーとかいうイベントもあるよう
 で、TOQカードでのお買い物のポイントアップがあるせいか、今日はかなりの人出で
 した。そういえば駐車場も満杯で、かなり待ちました。
  デパートまで来た理由は、そろそろお歳暮を贈ったり、3年ぶりに冬用スーツを購入
 しようかと思ったからなのですが・・・
  些細なことですが、今日も出かけてからいろいろと苦々しいことがありました。年に
 何回かは、このように「何をやってもうまくいかない」時があります。そういう時は、
 あまり大きなことをしない方が良いかなと思い、せっかく来たのですがお歳暮もスーツ
 も見送りました。マイナスの気持ちが乗り移ってしまったらよくないですからね・・・
  とはいえ、駐車場の無料券をGETするために2,000円以上の買い物はしなければなり
 ません。皆様ご想像の通り、行先はワイン売り場ですが・・・


  ダメです。もうブルゴーニュ・ワインをデパートで購入することはできなくなりまし
 た。2021年ものは、2020年の1.5倍から2倍。2019年の2倍から3倍です。もう無理。
 いつも売り切れていた人気銘柄も、誰も買わないので棚の上にずらりと並んでいます。
 そりゃそうですよ。10年前は3,000円台だったワインが9,900円、1万円くらいだった
 1級ワインが5万6千円ですから、売れるわけがない。帰って、ネットで安価なワイン
 を探そう・・・もしタイムマシンがあったら、10年前に戻って、ブルゴーニュワインを
 いっぱい買っておくのにな・・・なぜあの時、もっと買っておかなかったのか・・・
  あ、妻が亡くなったばかりだったから、さすがにそんな気分にはなれませんでした。
 そういえば、妻に生前よく「私とワインとどっちが大事なの!?」と言われて、咄嗟に
 「どっちも」と答えてしまったオッサン、しばらく妻から厳しい制裁を受けました。😆 
  でも今は、ワインはまだいっぱい残っているのに、妻はいません。あ、こんなことを
 考えるとますます落ちて行くよな~ イカンイカン・・・


  結局、お弁当を買って帰りました。デパ地下で京都の食材フェアというのを開催して
 いて、特価販売していた「合鴨のお弁当(1,080円)」を購入しました。あとは日常の
 食材を補充買いして、なんとか2,000円オーバー。駐車料金は無料になりました。😆
  このところ外食をせず、駅前中華にもとんかつ屋にも行かず、こんにゃくと野菜と魚
 を中心とした食事を続けていましたので、久しぶりにご飯を食べました。

   

  合鴨は脂身の少ないものを選びました。京都のお弁当らしく、しば漬けやだし巻き卵
 が入っていました。薄めの味付けでオッサン好み、とても美味しかったです。ついでに
 妻の好きだった和梨(南水)を剝きました。もう秋の果物はそろそろ終わりですね。
  合わせたワインは、先日驚くような安価(3,980円)で購入した2006年ブルゴーニュ
 の赤。モンテリーというマイナー産地のものですが、1級格付でレ・デュレスという畑
 のワインです。今どきありえない値段なのですが、出来栄えはいかに・・・


  はいフツーでした。3,980円が妥当な値段だと思われます。(厳しい評価やな。by妻)
 まぁ世の中、そんなにうまい話はないわけで・・・このワインは決して不良品ではない
 ですが、優良品でもない。洗練されたワインとは程遠い、ダサくて野暮ったい味わいで
 す。果実味とタンニン(渋み)が喧嘩していて、両者痛み分け。格調の高さを演出する
 筈の酸味はちょっと弱い感じです。2006年と言う、ちょっと厄介なヴィンテージの欠点
 がモロに出てしまったのかなと思いました。
  自分で書いていて思ったのですが、果実味とタンニンが「調和」していると、味わい
 も穏やかで旨味を感じ、舌から浸透圧で吸収される感覚になるのですが、「喧嘩」して
 いますと、味わいが雑でイガイガした感じがし、なかなか体に吸収されないのです。
 なんとか飲みこむと、後は舌がザラザラになります。これは良いワインと並のワインの
 違いなんだろうなと思います。あぁ、後味がザラザラ、イガイガ、ギシギシって感じ。


  うーん、安価なワインを求めても、こういう結果になることもありますから、難しい。
 現在のブルゴーニュワインでは、8,000円くらい出せば、そこそこ優良なワインの感覚を
 味わえるのかもしれませんが、給与が頭打ちとなったオッサンにはそんなお金は出せま
 せん。産地を変えるか、品種を変えるか、何らかの対策が必要になってきました。


  やっぱり今日はいいことがなかった。もうしばらくは我慢かな・・・
 (いいことなんて、そうそう無いで。自分の努力次第やで・・・by妻)