Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2024年のお正月はのんびりと過ごしたい・・・

  2024年は波乱の幕開けになりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか・・・
  年明けから心が痛むような能登地方の震災があり、どうにも心が落ち着かないですが
 年の一度のお正月、せめてのんびりと過ごしたいと思います。
  オッサンは今年の年末年始はなんと11連休という、申し訳ないほどのまとまった休暇
 になるのですが、今回は旅行の予定はありません。お正月はどこも混むし、旅館も食事
 も高くつきますからね。今回はお正月休みに羽田空港を利用しなくてよかった・・・


  さて、元旦は日帰りで静岡まで墓参りと親戚のあいさつ回りでしたが、2日、3日は
 家でダラダラ過ごしました。箱根駅伝をテレビで観たり、録画していたクラシック音楽
 の番組をボーっと視聴していました。定年退職したら、こんな感じかな~(アホ、まだ
 早いわい。もうちょっと働かな、まともに生活できへんで・・・by妻)
  妻を亡くして以来、人付き合いもあまりしないので年賀状はほとんど来ないのですが
 それでも10枚くらい来ていました。会社の同期2人(一人はお父様が亡くなられて実家 
 の家業を継ぎ、もう一人は関連会社に出向して一足早く定年退職)、10年以上前の部下
 2人、大学時代の先輩、中・高時代の友人・・・いずれもほとんど最近は会っていませ
 んので、オッサンの生存確認をしようとしたのかもしれない。こちらからは出していま
 せんでしたので、大慌てで年賀状を出しに行きました。(ちゃんと出しとけよ。by妻)


  妻を亡くしてもう丸10年以上、ゴミ出しとお風呂掃除とワインの栓抜きしかできなか
 ったオッサンが、まぁ曲がりなりにも一人でよく暮らしてこれたなぁという思いです。
 もちろん、妻のしてくれていた家事や男仕事のクオリティには遠く及びませんが・・・
 (まだまだやな・・・つうか、なんで私が男仕事をせなあかんねん。by妻)


   さて、今年は思い切って百貨店のお節料理を注文しました。最近は、種類は少ない
 ですが「お一人様用」のおせちがありますので、あれこれ買わずに済むから楽かなぁと
 思いまして。しかし、結構有名なお店や豪華料亭のおせちもあって、ゴージャスです。
 オッサンが選んだのは、コレ ↓ です。

  高●屋のクリスマスケーキ事件があったので、配達される大晦日の日はちょっとドキ
 ドキしましたが、冷蔵で無事に届きました。ホッ。🙁  
  京都の老舗料亭「たん熊 北店(きたみせ)」のおせちです。たぶん料亭の方は一生
 ご縁が無いと思いますが、せめておせちでその味の一端を体験しようと思いまして。
 さて中身は・・・

  

  じゃーん。😆(アホ)なかなか豪華な食材を使った、ひと手間かかった料理の数々。
 見た目にもなかなかイイ感じです。
  お節料理らしい煮物や丹波黒豆、くわい、数の子や昆布巻き、ごまめなどの定番の他、
 京都らしく棒鱈や湯葉も入っています。煮アワビ(とても柔らかくてジューシー)、鴨
 のロースト、黒毛和牛のショウガ焼、銀鱈と鮭の焼き物、車エビ、アナゴ巻きなどなど。
 これ、お一人様用ですが、オッサンの感覚では二人前くらいあると思います。上げ底を
 していないので、下の方にも具材が隠れていて、二個あるものもありました。元旦一日
 では食べきれませんでした・・・(保存が難しそうな食材から食べました。😆)


  肝腎のお味は・・・そらもう美味しいことこの上なし。どれ一つとっても手抜きなし。
 素材もいいのでしょうが、味付けも文句なし。こんなに美味しいお煮しめは食べたこと
 がないほど。保存料などの余計なものを使わず、一流の料理人の方が腕によりをかけて
 造られたのでしょう。まぁ人海戦術で大量に造ってはいると思いますが、さすがです。
 考えようによっては、決して高くないかもしれない・・・(絶対額は高いやん。by妻)


  今年初の夕食は、こんな感じ ↓  でした。
  テレビをつけると震災や羽田空港の事故のニュースが続いている中で不謹慎ですが
 お節料理は元旦のうちに食べなければいけないようなので、予定通りにしました。
  静岡県内の東名高速富士川サービスエリア内のお店で購入したホンマグロの握りと、
 たん熊北店のお節料理。合わせるのはシャンパーニュの名門ボランジェのスペシャル・
 キュヴェ(最もお買い求め安いもの)のハーフ。ワインはセラーから引っ張り出して
 きた、ブルゴーニュの名門ドメーヌ、コント・ラフォン様のムルソー1級ジュヌヴリエ
 ール(言いにくい)の2008年です。  

  白ワインはコルクが不良品だったようで、まだ15年なのにボロボロになってしまいま
 した。うーん、これも幸先よくないな・・・不良コルクのためか、気密性が不十分だっ
 たと思われ、かなり熟成が進んだ色でした。しかしこの生産者のワインは元々もの凄く
 凝縮度が高いので、熟成が進んでも全然大丈夫でした。収穫量を落とし、極限まで凝縮
 したブドウから醸造しているので、酒質が強く長持ちするのです。なので品質劣化には
 ならずに済んだようで、まずまず美味しく頂けました。まぁ、良しとしよう。


  そして2日目・・・お節料理の残りと日本酒でカンパイです。
  数の子は北海道から取り寄せた、北海道増毛のもの。無漂白で冷凍はせず、冷蔵で大
 晦日に届けてもらいました。お試しサイズですが、これも本格的でした。コリコリとし
 た食感が楽しく、きちんとした味がします。そのほかは、オッサンの好きな栗きんとん
 (オッサンはいつも、クリキントン大統領って言ってたよな。by妻)、ホタテ松前漬、
 伊達巻と蒲鉾、桜エビの佃煮、丹波黒豆など・・・ 

 

  日本酒は12月初旬に旅行先で購入したもの。すべて兵庫県のお酒です。実は兵庫県は
 日本酒用のお米「山田錦」の生産地として有名で、優れた日本酒の宝庫なのです。まぁ
 灘のお酒にも使われているのでしょうね。
  日本海側の香住(かすみ)町の著名銘柄「香住鶴」のしぼりたて新酒、播州・姫路の
 銘酒「龍力」の大吟醸(米のささやき)、そして特別純米酒「白鷺の城」です。
 香住鶴の新酒は香り高く元気はつらつな感じ、龍力の大吟醸はもう少し華やかな香りと
 コクのあるまろやかな味わいですうっと体に吸収されていく感じ。白鷺の城の特別純米
 酒はふくよかさがあって滑らかな舌触り・・・オッサンは日本酒の利き酒は得意ではな
 いのですが、どれも美味しく頂けました。やはり和食には日本酒が合うね。当たり前か。
  おやつにはマカロンと、シャインマスカット(皮をむくのはオッサンの役目。by妻)


  気が付けばもうお正月の三が日は終了。明日が仕事初めの方もいらっしゃるでしょう。
  休みが長く続くのでなんだか申し訳ない気がしますが、せっかくの機会なのでゆっく
 りすることにします。(少しは家の片付けとか、ちゃんと生産的なことをせぇよ。by妻)


  皆様にとりましても、今年一年が良い年になりますように!