Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

誤りの訂正・・・オッサンとしたことが・・・

  今日はちょっとお詫びです。
  最近書いた記事の中で、オッサンは誤った内容を書いていたことに気が付きました。
  (まぁ、思い込みの激しいオッサンにはよくある話やんな。by妻)
  ともあれ、このままでは気持ちが悪いので謹んで訂正をさせて頂きます。 


  一つ目。ラフマニノフの「ヴォカリーズ」の原曲はヴァイオリンではなく、声楽曲で
 した。ソプラノ(高音域の女声パート)またはテノール(高音域の男声パート)のため
 に書かれた歌詞のない歌曲なのでした。当然、ピアノ伴奏が普通ですね。歌詞がないの
 で、歌い手は母音「アアア~ ♪ 」で最初から最後まで歌い続けるのだそうです。そうか、
 では本田美奈子さんが歌っていたものが、オリジナルなのか・・・
 (そんなことも知らんで、よぅ得意げにピアノを弾いていたもんやな・・・by妻)


  ・・・ということで、オリジナル(たぶん)はこっちなのでした。↓ スミマセン。
  


  二つ目。先ごろ惜しくも逝去された世界のOZAWAこと、指揮者の小澤征爾さんの記事
 で「若い頃にNHK交響楽団と決裂して以降、二度とN響を振ることはなかった」・・・
 とオッサンは書いていましたが、ウソでした・・・ゴメンちゃい・・・(アホ)
   
  時は1995年1月23日、あの世界を震撼させた阪神淡路大震災の6日後です。
 小澤征爾さんは友人のチェリスト:ムスティスラフ・ロストロポーヴィチさんと共に
 急遽来日され、あの大震災で亡くなられた方々を追悼し、被災された人たちを励ます
 ために、キャンセル事件で決裂して以来32年ぶりにNHK交響楽団を指揮されたのです。
  メインの曲目はチェロ協奏曲の最高峰、ドヴォルザークのチェロ協奏曲でした。
 そして冒頭と、最後のアンコールには鎮魂のためのJ・S・バッハの名曲を・・・
  いかん、オッサンは最初のG線上のアリアを聴いただけで涙腺が崩壊してしまった。
 バルトークもドヴォルザークも当然、魂のこもった名演でした。そして、最後は巨匠
 ロストロポーヴィチさんの無伴奏チェロ組曲からサラバンド・・・もうダメだ、涙が
 止まらない・・・曲が終わっても聴衆は拍手を控え、小澤さんもロストロポーヴィチ
 さんも楽団員も、そして聴衆も静かに黙とうを捧げた後、このコンサートは終わりを
 迎えました・・・


  国難ともいえる未曽有の大災害にあって、小澤征爾さんは居てもたってもいられな
 かったのでしょう。しかし、ここでなぜN響を?・・・ 不謹慎ですが、この企画?
 をアレンジした人は天才です。あるいは小澤さんが自らのわだかまりを封印し、日本
 のトップオーケストラであるN響を指名したのでしょうか・・・
  いずれにしても、二度とあり得ないと思われたこのような奇跡のコンサートが実現
 していたのでした。オッサン、こんなことも知らずにいたとは、恥ずかしい・・・


  ということで、知らなかったとはいえ誤った内容を記事にしてしまい、大変失礼を
 いたしました。重ねてお詫びを申し上げます。