利尻島のウニ御殿
北の離島の旅もそろそろ終わりですが、昨夜の宿の事を書きます。利尻島のフェリー
ターミナルから少し離れた場所にある、その名も「雲丹御殿」。
竜宮城ちゃうねんで(by妻)。はい、ホテルです。
礼文島からのフェリーは大きな船でしたが、この日は波が荒くて大揺れです。デッキ
に出る人はおらず、オッサンはちょっとだけ外の空気を吸いに出ましたが、激しい揺れ
で波しぶきがデッキに飛んできそうです。いつの間にか雨も降り出しましたので退散。
残念ながら利尻島では雨の出迎えでした。仕方ないので観光は諦め、予約したレンタ
カーを運転して、宿に急ぎます。雨が激しく降りますが、夜のうちに降りきってもらえ
ばいいです。10分ほど走って無事、雲丹御殿に着きました。やれやれ。
雲丹御殿とはいうものの、建物は普通です。というか、質素です。その分、食事に力
を入れていると見た。ロケーションも抜群で、海に面していて全室オーシャンフロント、
先程上陸した鴛泊(おしどまり)港と、特徴的な岩のペシ岬が一望できます。
これはなかなかイイね。(ムラゴンはniceや。by妻)
さて、オッサンは大浴場(海に面していて開放感抜群)で汗を流してから、満を持し
夕食会場に向かいます。驚いたのは、いつもひどい席をあてがわれるオッサン(おひと
り様)ですが、雲丹御殿様は、なんと海に向かって設置されたカウンター席におひとり
様を案内してくれました。カップルや家族連れを差し置いて特等席とは何か申し訳ない
気分です。ご配慮有難うございます。そして出てきた料理が❗️
前菜からすごい。珍味三種盛り、焼きウニ、ウニ刺し二種(キタムラサキウニとエゾ
バフンウニ)、ウニ塩漬け、エゾアワビの昆布和えの超豪華版です。
生ウニのこの色を見てください。新鮮そのもの、口の中でとろける濃厚な甘さ。苦味
は全くなく、ほのかな磯の香りを凝縮した甘味が上回るのです。舌の上で溶けるよう!
これ、器が深いので見た目よりたくさん入っていました。いいのか?
魚の煮物はニシンの煮付け、お刺身はサーモン、ソイ、タコと宗谷地方名物の三種。
ウニの茶碗蒸し、蒸しホタテのウニ和えまで付いていました。そしてオーナーのオッ
チャンが各テーブルを回って特別サービスです。それは・・
おぉ、これはエゾバフンウニ君では?しかし、オーナーのオッチャンが 無情にも
ナイフで真っ二つに!
すまん、ウニ君。しかしオッチャンは、このところシケ続きで小さいものしか出せな
くてごめんね〜と言います。お詫びに生ホタテ刺しを追加サービスしてくれました。
こちらはデカい。いいのか?こちらもさっきまで生きていたと。
ウニ君、ホタテ君、すまぬ。(アホ)
これもプリプリで甘くてじんわり味があって染み込む感じ。
そして最後は・・・まさか
皆さん、すみません。もうトロトロのムンムンでした。ウニのすまし汁まで付いていて、
もぅこれでもかのウニ尽くし。
しばらくウニは食べられないですわ。
皆様、すみません。
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