パ・リーグのCSファーストステージは劇的な幕切れ・・・
なんちゅう試合や・・・
1勝1敗で迎えた、パ・リーグ2位のロッテ対3位のソフトバンクの第三戦を見てい
ましたが、物凄い試合となりました。
ロッテ先発の小島(おじま)投手と、ソフトバンク先発のベテラン和田投手の投げ合
いで引き締まった試合となり、9回を終えて0-0。(そういえば、和田投手はイケメ
ンなので、妻が「和田くん」と呼んでいたな~。でももう40歳近いのか・・・)
ヒットはロッテが3本、ソフトバンクが4本のみ。途中ソフトバンクに先制のチャン
スがありましたが、ホームのクロスプレイでアウトになってしまい得点ならず。
同点とは言え負けたら終わりになってしまうため、両チームとも9回まではシーズン
同様の「勝ちパターン」の継投でした。となると、良いピッチャーを使い果たした後が
問題になるのでは・・・
思った通り、10回表のソフトバンクの攻撃では、遂に均衡が破れました~。ロッテの
投手はどこかで見た顔・・・元巨人でメジャーリーグにも行っていた澤村投手です。
百戦練磨の経験豊富な澤村投手でさえ力んでしまったのか、その後の投手も含めて連打
を浴びて一挙に3点を奪われてしまいます。
ソフトバンクの「顔」、柳田選手にも代わった坂本投手がタイムリーを打たれて、
あっという間に3点差となります。
もはや、誰もが「勝負あった」と思ったことでしょう。
しかしマリンスタジアムに詰めかけた満員のロッテファンは諦めていませんでした。
もちろん、ロッテの選手・ベンチもですよね。
ロッテのファンは若い人が多く、応援スタイルもサッカーみたいなのですが、一体感
がすごくてビビります。全力で応援してロッテの選手を後押ししている感じです。
その声援を受けて、延長10回裏のロッテの選手も奮い立ちました。
今シーズンで引退?されるという名物ウグイス嬢(?)谷保(たにほ)さんの、あの
独特のアナウンスが響き渡ります。・・・「代打~ か~く、な~かぁ~~⤴」
そのベテラン角中選手が見事にヒットで出塁すると、続く1番荻野選手が内野安打で
つなぎます。なんだか流れが変わってきました。慌ててソフトバンク・ベンチから斎藤
勝巳コーチがマウンドに向かい、若い津森投手を励まします。しかし、彼の動揺は収ま
りませんでした。続く2番藤岡選手への初球が、甘く入ってしまいました。
ジャストミートされた打球はいい角度で上がり、ぐんぐん伸びてスタンド・インです。
なんと起死回生の一発で一挙に同点に追いついてしまいました~ スゲェ!
敗色濃厚の場面からの劇的な同点スリーランに、ロッテベンチもスタンドも大騒ぎです。
これで引き分けでも勝ち抜きが決定となる2位ロッテですが、延長12回まで戦うには
リスクがあります。一挙にこの回で決めにきました。
とどめは途中出場の「や~す、だぁ~~⤴」選手です。😆
ランナーを一人置いて、替わったルーキー大津投手から決勝のタイムリー二塁打です。
打球が右中間のど真ん中を破ると、球場は割れんばかりの大歓声! うわ、まさか!
ランナーの岡選手が全力疾走でホームに滑り込みます。きわどいプレイだったので
ソフトバンクのリクエストによるビデオ判定となりましたが、スローモーション映像を
見ると「セーフ」に間違いありません。判定はやはりセーフ!
この瞬間、ロッテベンチからは選手・コーチがグラウンドになだれ込みます。常に冷静
ながらフレンドリーな雰囲気の吉井監督、笑顔でグランドに飛び出しました。
決勝打を放った安田選手(背番号5)に駆け寄る吉井監督。いいオッチャンや。
これでオリックスの対戦相手は、千葉ロッテマリーンズに決まりました。
一方、ガックリうなだれる大津投手の肩を抱き慰めるのは、やはり斎藤勝巳コーチ。
解説の方が言うように、まだルーキーで若いのですから、これを糧としていい選手に
なってほしいと思います。「あそこでランナーを出したらこういうことになる、という
ことを学んだと思います。この悔しさを克服して名投手になればいいのです。しかし、
いつまで経っても同じことの繰り返しでは、そこまでの選手で終わってしまいますから
ね・・・」という解説者の言葉はズシーンと来ました。
それにしても凄い試合でした・・・解説の井口さん(元ロッテ監督)も、こんな試合
はなかなか無い、と繰り返していたほどです。両軍ともお疲れさまでした。
明後日からのオリックスとのリーグ優勝決定戦も楽しみです。
あ、オッサンはそれどころじゃないですね。😆 タイガース対カープが優先です。😝
そして、今はラグビーのフランス対南アフリカ戦を見ています。これもスゴイ試合。
また夜更かしや・・・(by妻)












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