Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

今日は新国立劇場でヴェルディ先生のオペラを鑑賞・・・

  今日はまた初台の新国立劇場に行ってまいりました・・・


  今日の演目は、イタリアオペラの巨匠ヴェルディ先生の力作、地味ながら味わい深い
 シモン・ボッカネグラです。このオペラは、オッサンが好きなベストスリーの作品です。
 今回の鑑賞が3回目となります。1回目は1988年3月、大学時代の卒業旅行で、ローマ
 のオペラ座で観ました。この時は凄いキャストだったのですが、オケが精彩を欠いてい
 て今一つの出来でした。
  2回目は2014年2月、上野の東京文化会館で、これまたローマ・オペラ座の来日公演。
 しかしこの時はイタリアの誇る名指揮者のリッカルド・ムーティ様の指揮により、もの
 凄い出来栄えとなりました。実はこの時、オッサンは妻を亡くしてまだ間もない時で、
 買ったチケットをどうするか迷いましたが、もったいないので観に行きました。
 (オイ!、まだ喪中やったやろ! by妻)
  でもね、この時は心ここにあらずで、あまり良く覚えてないんです。そして途中から
 は泣きっぱなしだったような気がする・・・


  そして本日、初めて平静な気持ちで感激、ちゃう観劇できました。指揮は日本の誇る
 大指揮者の大野和士さんで、オケは東京フィルハーモニー。うーん、オケは今一つです。
 もうちょっと練習しないとね・・・特に金管。(偉そうに・・・by妻)


  新国立劇場では、上演するオペラの初日の舞台写真を販売してくれます。オッサンは
 毎回それを購入しています。つまり初日には行かないということですね・・・😆


  この日の上演は、午後2時からということで、マチネー(昼の部)でした。ちょっと、
 待ちねぇ😆 ・・・(アホ) ちなみにマチネーであることを忘れて、普通に夜の部
 だと思っていると大変です。オッサン、危うく見損ねるところでした・・・


  お昼ご飯を食べずに出かけたのですが、初台のオペラシティには約1時間前に到着。
 少し時間があったので遅めの昼食にしようと思ったのですが・・・この辺りには手頃な
 飲食店が少ないのです。ようやく見つけたのは、英国風のパブのお店・・・

     

  ダイエット中なのに、濃厚なカルボナーラのフェトチーネ(幅広麺)に卵を落とした
 パスタ。そして英国のソウルフード、フィッシュ&チップスのミニ版です。🍺は英国風
 のエール、量は1/2パウンド。コロナ直前の2019年夏に訪れたロンドンで、パブで食事を
 した事を思い出しました。あの時も、ビールはエールでフィッシュ&チップスだったな。
  ・・・と思いつつも急いで食べ終わり、オペラシティに向かいます。


  オッサンがシモン・ボッカネグラを初めて聴いたのは、1981年のミラノ・スカラ座の
 初来日公演でした。当時オッサンは高校2年生。FMラジオで聴いたのですが、全く
 印象に残っていませんでした。しかし、その後に同じキャストによるCDを購入して
 聴いたところ、オッサンは驚愕し、魂を奪われてしまったのです・・・(大げさやな)

  オッサンはこのCDを、卒業論文のための学習時間を削って(?)貪るように聴いて
 いました・・・(そんなことをしているから成績がよくないんやわ~ by妻)
  なので、この曲は隅から隅までずずずい~と・・・じゃなくて、隅から隅まで完璧 
 に覚えております。(一銭にもならんけどな・・・by妻)


  このCDでは、主役のジェーノヴァ総督シモンにはイタリアの誇るバリトンのピエロ・

 カップッチッリ(右)。敵役の貴族フィエスコにはブルガリア出身のバスのニコライ・

 ギャウロフ。この二人の丁々発止のやり取りは実にスリリングでした。

  そしてヒロインのアメーリア・グリマルディ(実はシモンの娘マリーア)には、イタ
 リアの誇るリリカルなソプラノ、ミレッラ・フレーニ嬢でした。ちなみに彼女は、ニコ
 ライ・ギャウロフと再婚しています。つまり、この舞台で彼女の祖父になっているのが
 旦那さんというわけですね。😆

  このように夢のようなキャストは望むべくもありませんが、今回の配役はイタリア

 の中堅歌手を集めていました。

  さぁ、始まります。オッサンは緊張の一瞬。金鳥の夏、日本の夏・・・(アホ)
  その前に、やっぱりオッサンはお酒を飲んでしまいました。😆 ・・・(by妻)

 ということで、次回に続きます・・・
 (あれ?、まだ始まっとらんのやけど・・・by妻)