Bonne(ボンヌ)のブログ

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2023年7月:九州・博多の旅 ②櫛田神社でリハーサルを見学?・・・

  今夜は博多です。(いっそがしいオッサンや・・・by妻)
  福岡の繁華街の天神まで行って、ワインを買ってきただけのオッサン(アホ)、この
 後は、この日の目的の一つ櫛田神社まで参ります。そう、ここが博多祇園山笠まつりの
 主会場なのです。天神南駅から、再び地下鉄七隈線で一駅戻り、櫛田神社前で下車しま
 した。櫛田神社まで歩いてすぐの場所に地下鉄の駅ができて、とても便利です。また、
 近くにはキャナルシティというウォーターフロント(死語)のショッピング・ゾーンと
 いうか、商業施設がありますが、そこに行くにも便利なようです。


  あ、櫛田神社前駅の地下構内には、こんなもの ↓ がありました。

           

  さすがは櫛田神社の最寄り駅。博多祇園山笠に登場する、各地区(流/ながれ)の
 法被姿の幟(のぼり)?がありました。これは一番大きな地区で、参加者も多いという
 東流(ひがしながれ)の法被ですね。カッケー。


  こちら ↓ は大黒流(だいこくながれ)の法被です。こちらは、各集落ごとに法被の
 デザインが異なるので面白いですね。(同じ大黒流でも、複数の法被があるのです。)


  観光客を意識してか、駅構内には博多の名産品を展示しているコーナーがあります。
 うわぁ、博多人形ですね。美しい・・・博多を代表する伝統工芸品ですよね。

  お、こんな ↓ 博多人形もありました。ちょっとカワユイですね。

  こちら ↓ は博多織の工芸品。カバンや履物などが展示されていました。かなり高価な
 はずですが、こんな地下鉄の通路なんかに置いていて大丈夫なのかな? 日本の治安の
 良さだからできることでしょうね。 諸外国では、鉄格子の中でなければ展示できない
 でしょう・・・(それは言いすぎちゃうんかい? by妻)

 
  地上に出たら、やっぱり道を間違えたオッサン・・・地下鉄の出口付近って、わかり
 にくいんですよね。(いや、普通の人は大丈夫やと思うけどな・・・by妻)
  早めに間違いに気づいたので、元の場所に戻ってから、人の流れについていきました。
 この日は、櫛田神社に向かう人が多いはずですので。😆(結局、他力本願かい!by妻)


  歩いて数分で到着しました。メインの入口ではなかったようですが・・・さっそく、
 中に入ります。博多の街の真ん中にあるので、周囲は建物に囲まれています。

    

  境内は決して広くないので、大勢の人でごった返していました。やはり、この日は
 山笠のメインイベント「宵山」の前日なので、観光客も大勢来ているようです。
  オッサンは、いつものようにお参りをしてきました。

   境内には「霊泉鶴の井戸」というモニュメントがあり、鶴の像が置かれていました。

     

  さて、この櫛田神社の境内には「清道(せいどう)」というエリアがあります。
  この場所こそ博多祇園山笠のハイライト、宵山での「山笠の櫛田入り」の会場となる
 のです。既に翌15日の早朝の本番を前に、準備が整っているようです。
  
 「櫛田入り」とは、山笠の屋台が櫛田神社に入ってから、清道の奥に建てられた支柱を
 一周して、櫛田神社を出ていくまでのタイムを競うものです。その周囲には既に観客席あ
 が設営されており、テレビ中継のスタッフが事前準備をしていました。 

  まだこの時は、一般の人も自由に行き来ができますので、オッサンも清道の支柱近く
 まで行って、写真を撮ったりしていました。下の写真は反対方向から見たものですが、
 この山笠の屋台が通るところはかなり狭いです。ここを猛スピード?で一周していくの
 ですが、かなりスリリングですね。下の写真の奥側から、入って来るのです。 

      

  あれ?、よく見ると客席に人がかなり座っています。なんだろうと思っていると、あ、
 思い出しました。前日の14日の午後遅くには、最後のリハーサルとして、いくつかの
 「流」が、櫛田入りの練習をすると聞いたことがあります。皆さん、それを待っている
 ようです。ということで、オッサンも客席に上がり、見晴らしの良い席を確保しました。

  本番の時には、この客席は有料の見物客だけしか入ることができません。当然、そんな
 席は一般人にはなかなか入手できませんので、オッサンは本番は道端から見学をするしか
 ないのですが、「予行演習」であれば無料でこのスタンド席から見ることができます。
  開始時刻は午後4時、ということなのでまだ2時間近くあるのですが、「無料見学」に
 弱いオッサン(アホ)は、じっと待つことにしました。


  時間がたつにつれて、だんだん客席が埋まってきました。放送の準備をしていたテレビ
 局のスタッフたちの業務も完了し、清道には人が入ることができなくなりました。
  いよいよ開始が近いようです。オッサン、少しドキドキしてきました。

  
  何の前触れもなく、最初にやってきたのはカワイイ法被姿の子どもたちです。一丁前
 の格好をして、かわいい声で「オイサ、オイサ」と言いながら、「流」の名前を書いた
 看板を抱えて、列を作って支柱の周りを回っていきました。おじいちゃんやお父さんと
 思われる大人たちが付き添っています。きっと、この伝統が家族で引き継がれているの
 でしょうね・・・(残念ながら、写真を撮り忘れた・・・)


  その後、大人たちの山笠が登場します。それぞれの「流」の方たちは、山笠を引く人、
 山笠を押す人、周りで走る人などに役割を分けているようですが、櫛田神社の清道の
 周りに人垣を作って誘導する役割の人もいるようです。
  下の写真のように、ずらっと並んで山笠を待ち受けています。あ、左奥に見える小屋
 は、スタートの号令をかける(太鼓を鳴らす)、神社の方の席のようです。

  しばらくたって、人々のざわめく声がしました。入口に山笠が登場したようです。
  本番同様に、一応スタートの号令で櫛田神社入りのリハーサルをするようです。練習
 に過ぎないのですが、オッサンは緊張してきました。スタンド席に陣取る観客も、固唾
 を飲んで待ち構えています。
  
  遠くの方で歓声が上がったと思うと、大勢の男たちが掛け声とともに櫛田神社の清道
 に入って来ました。ついに山笠の登場です。その間、ずっと太鼓の音が鳴り続けます。

  オッサンの目の前を、一番山笠の土居流(どいながれ)が通過していきました~ 
  うわぁ、これはものすごい迫力です。この支柱の周りを器用に回って走り抜けていき
 ます。これは相当練習をしないと危ないですね。本番ではないので、本気モード?では
 ないと思いますが、それでもオッサンは度肝を抜かれました。これは凄い・・・
  ・・・しかし、こんな写真 ↓ も撮影するなんて、随分余裕やな・・・(by妻)

  2台目は、博多駅近くの地区である「西流(にしながれ)」でした。山笠の台の上は
 前と後ろそれぞれに「台上がり」といって幹部の方々が乗り、両腕のバトン?のような
 ものを前後に振りかざし、男たちを勢いづけるように煽っているのが面白いです。 
  そして、後ろから走りながら山笠を押す男たちが、結構大変そうでした。

  時間にして、およそ30秒から40秒。あっという間でしたが、コーフンしました。
  この日のリハーサルは、この2つの流だけでしたが、山笠の期間中に各流は櫛田入り
 の練習は何回かしているそうですので、本番の櫛田入りを観戦できなくても、練習の時
 にうまくスケジュールが合えば、このように見学をすることもできるようですね。
  別に観客サービスという訳ではないのですが、観客席を無料で開放して自由に見学を
 させてくれるとは、実に有難いです。そのかわり見学する方もマナーを守って大人しく
 見学しないといけませんよね。
  
  リハーサルの余韻、熱気がさめやらない櫛田神社の境内。しかし、いつまでもここに
 いることはできません。この後は本番の準備になるので、会場の客席は立ち入り禁止に
 なります。ということで、オッサンはいったん櫛田神社を後にします。
  続きは、また後日・・・(なかなか進まんの~、今回も。by妻)