2023年7月:九州・博多の旅 ⑦祇園山笠:追い山の後で・・・
越年してしまっている会津の記事(2023年5月)と、九州・博多&長崎の旅(7月)の
記事がまだ途中でした。10月の岡山、12月の兵庫・京都の記事は着手すらしていません。
だんだんと追いつかなくなってきたな・・・
ということで本日は九州の記事を再開いたします。(もうどうだってえぇがな。by妻)
日本中がこの冬一番の寒さとなった日に、真夏のことを書くのもどうかと思いましたが
許されたし。(アホ)
博多の夏の一大イベントである祇園山笠のフィナーレ、追い山笠を櫛田神社の真ん前
で見学した後、オッサンは地下鉄空港線の中洲川端駅まで歩いて行きました。あ、川端
のアーケードを男衆が通り抜けていきます。よく見ると小さなお子様もいますね。
一番山笠の土居流の皆さんですね。一番早い4:59のスタートでしたから、もう6時を
過ぎたこの頃にはとっくにゴールしていて、後片付けも終了しているようで、集会所に
引き上げるところのようです。恐らく前の3人の方が幹部衆で、台上がりで采配を振る
っていたと思われます。掛け声をかけながら行進していきましたが、いささかお疲れの
ご様子。お役目ご苦労様でした・・・帰宅されたらゆっくりお休みください。
そして中洲川端駅前にも人だかりがしていました。何だろうと行ってみますと・・・
二番山笠の大黒流の皆さんが集まっていて、まわりを見物客が大勢取り囲んでいます。
どうやら、ここで「山崩し」、つまり山笠の飾りを解体するようです。これはラッキー、
良い場面に出くわしました。山笠は、毎回博多の町の指定コースを走った後は、すべて
解体されてしまうのだそうですが、その崩す場面を目の前で見られそうです。
さぁいよいよ「山崩し」が始まるようです。
デッカイ飾り山笠ではなくても、間近で見るとそれなりの大きさで、重そうです。
立派な飾りなのに壊してしまうなんてもったいないなぁと思いますが、いつまでも引き
ずらないのが気風のいい博多っ子なんでしょうね。それにしても大黒様の福耳が凄い。
数人の男衆が台の上に上がり、見る見るうちに飾りを剥がして解体していきました。
結構大変な作業のようです。それでも30分もかからずに解体作業は完了のようです。
公道、それも博多のど真ん中の人通りの激しいところですので、手分けしてテキパキ
と作業して、ゴミを残さないように手際よく解体をされていました。やはり、こういう
作業は経験豊富な方(要はオッサンやろ。by妻)の仕事のようですね。
「山崩し」の見学を終えて、一駅地下鉄に乗って祇園駅まで行き、宿泊ホテルに戻り
ました。(徹夜で山笠を見学していたから「宿泊」してへんやないの。by妻)
さすがに疲れて眠くなってしまったので、シャワーを浴びて2時間ほど仮眠をしまし
た。チェック・アウトは11時ですので、まだ4時間ほど時間がありましたので・・・
そして2時間ほどウトウトしていたら、窓の外から歓声が聞こえてきました。あれ?
今頃なんだろう?と思って窓の外を見てみると・・・
宿泊ホテルの真横にあった四番山笠・西流の集会所の一つで、解散会があったようで
す。慌てて見に行ってみると、集会はもう終わっていて、若い衆が集会所の後片付けを
していました。ちょっと遅かったか~ (こういう仕事は若者の分担やな。by妻)
仕方なく部屋に戻って、チェックアウトの準備をしていたら、再び外から歓声が聞こ
えてきました。え?今度は何なのよ? 窓から外を見ると・・・
ワーッショイ! ワーショイ! と掛け声をしながら、若い衆が胴上げをされていま
した。最後まで残って後片づけをしていた人たちが、係の人を慰労しているみたいです。
なんだか微笑ましい光景でした。みんな博多のど真ん中の都会っ子 だと思われますが、
こうやって祇園山笠のお祭りを通して、地域社会の一体感を保ってきたのでしょうね。
地元の方々にとって大切な行事であるのはもちろん、それだけではなくて、オッサン
をはじめ、このお祭りの見学のために博多を訪れる人もたくさんいるのですから、もう
日本を代表する伝統的なお祭りといえます。今回かなり無理をして生で見学してきたの
ですが、その甲斐あってとても素晴らしい経験でした。
コロナや事故、いろいろな逆風もありましたが、これからもこの伝統を守り続けて、
この先も長く伝えていってほしいと(勝手ながら)思ったオッサンでした。
さて、午前11時前にホテルをチェックアウトし、歩いて博多駅まで向かいます。
この後は、もう一つの目的地である長崎へと向かうのですが、オッサンはもう一か所
寄り道をします。(長崎の記事は、まだ相当先になりそうやの~ by妻)
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