2023年7月:九州・博多の旅 ⑩武雄温泉の殿様湯で殿様気分・・・
今度は九州です。もう自分でも、何が何だかよく分からなくなってきましたが、会津
の記事と九州の記事が終わらないと次に進めませんので、先を急ぎます。
えーと、佐賀県の武雄温泉でした。有名な貸切湯の「殿様湯」に入るところでした。
武雄温泉のシンボルである「元湯」の敷地内に復元されたものですが、元々は江戸時代
の中期(1700年代?)に領主 武雄鍋島氏の専用風呂として造られたものだそうです。
定員4人まで、貸切料金は50分で約4,000円もしますが、ご夫婦やご家族で入るぶんには
まずまずですね。オッサンはおひとりさまなので割高なのですが、それでも一度はこの
有名なお風呂を体験してみたかったのです。
係のお姉さんに鍵を開けてもらって中に入りますと、なんと畳の部屋でした。ここで
衣服を脱ぐようです。かなり広い部屋(四畳半)で机と座椅子もあり、湯上りにここで
ゆっくりと寛げるようになっているようです。ほぅ、なかなかいいですやん。
時間が50分しかありませんので、急いでお風呂に入ります。湯船は畳の間から階段で
下に降りて行くのです。狭くて急な階段なので転ばないように注意します。
あ、これが「殿様湯」ですね!
白と黒の模様が派手な、総大理石の見事な風呂です。これが江戸時代の殿様のお気に
入りだったのですね・・・ゴージャス感が満載で楽しそうなお風呂です。
あれ?少し高い所にちょっとした脱衣所がありました。どうやら、ここで服を脱げば
よかったようです。オッサンは畳の間が脱衣所だと思っていたので、素っ裸でここまで
来てしまいました。😆 (相変わらず慌てんぼうやの~ by妻)
まぁどうせ一人で入るんだから、どうでもいいですね。ちなみに写真撮影はNGでは
ありませんでした。上から見下ろすとこんな感じ↓ です。
貸切なので、こんなこと ↓ もできますね。(アホも大概にしぃや。by妻)
天井がかなり高く、湯気で眼鏡が曇ることがありませんでした。天井から吊るされた
照明が、ちょっと変わっていますね・・・
さて、体を洗ってから、いよいよ殿様湯に浸かります。ちょっと緊張しますね・・・
湯船はなみなみとお湯が張られており、しかもかけ流しです。お湯はやや熱めでした。
そういえば、お姉さんに「熱いようでしたら近くにある電話で受付に申し出てください」
と言われていたな。しかし我慢できない程ではないので、そのまま入りました。
いやぁ、なかなかイイ感じです。殿様になった気分ですね ♪ ふふ、苦しゅうないぞ。
しかし熱いので長時間は入っていられず、何回か出たり入ったりしていました。(アホ)
惜しげもなくドバドバと、浴槽にお湯が注がれています。
お殿様の使っていた大理石の特別なお風呂を独り占めできるなんて、いい気分ですね~
江戸時代にはとても庶民が想像できなかったことを、現代では多少のお金を払えば体験
できてしまうのです。なんだかんだ言って、良い時代になったものです・・・
最後にこんな写真も・・・😆 (こんなのまで持ち込んでいるんかい!by妻)
まぁ貸切でなければ、こんなアホなことはできませんな、さすがに・・・
こんなことをしていたら、あっという間に時間がなくなってきました。(アホ)
湯上りには、和室で冷たい麦茶を飲んで少しだけゆっくりしました。
いやぁ、これはぜひ一度体験しておきたいところですね。見ているだけでは楽しさを
十分味わうことはできませんからね~ ちょっとお高いですが、お勧めです。ご夫婦や
ご家族でご一緒に入れば、さらに楽しい思い出になるでしょう。オッサンも妻と一緒に
入りたかったな~ (私は別にどうでもえぇけどな・・・by妻)
なお、ここにはもう一つの貸切湯の「家老湯」があります。廊下を挟んで反対側です。
ちょうど予約が入っていなかったようなので、ちょっと覗いてみました。
こちらは殿様湯のようなゴージャスなものではないですが、やはりタイル張りの専用
の浴槽で脱衣所つき。殿様湯ほど広くはないようでした。やはり殿様と家老ではレベル
が違う感じですね。
お風呂から上がって、そろそろ午後7時近くになりました。7月ですのでまだ明るい
ですね。しかし夕食の時間を後ろにずらしてもらっていますので、早く旅館に戻らなけ
ればいけません。武雄温泉の公衆浴場である「元湯」は、翌朝に入ることにしました。
旅館の部屋に戻ると、既に夕食の準備が整っていました。早く食べ終わらないと、係
の方の帰宅が遅くなってしまいますので、オッサンは頑張って急いで食べました。
献立はこんな感じ ↓ でした。夏らしい、涼し気でサッパリしたメニューでした。
お刺身は長崎・五島産の新鮮なヒラマサとヒラメ。そしてトロトロのサーモンでした。
アユの塩焼きと野菜の天ぷら・・・
そして佐賀牛の陶板焼きでした。
なかなか料理もよかったです。この旅館はお風呂もいいし、お勧めです。
料理に合わせたのは持ち込んだブルゴーニュの白ワイン、オッサンの愛好するエティ
エンヌ・ソゼさんの一番安いブルゴーニュ・ブランの2020年。この年までは、なんとか
オッサンでも購入できたのですが、翌年2021年ものは1万円近い値段に一気に暴騰して
しまったため、もう気軽には買えなくなってしまったワインです・・・
蝋キャップなので長期熟成を目指した造りかと思いますが、待ちきれずに開けてしま
いました。まだ若いのですがかなり凝縮感があり、ぶ厚い果実味ときれいな酸味と若さ
ゆえの苦味がぶつかりあっている感じですが、品質は相当高いレベルにあります。一番
下のクラスでここまで凄いのですから、これより上の村名ピュリニ、1級畑、特級畑は
どれほど凄いことか・・・と言っても、もはや一般人が購入できる価格ではないので、
確かめようもありません。(残念やったな・・・by妻)
あ、部屋から見える楼門がライトアップされています。幻想的な美しさで、まさに
「竜宮城」のように見えますね。この時刻(午後9時頃)でも営業しているのかな?
ほんの少しの滞在でしたが、武雄温泉はなかなかイイところです。温泉を楽しみ、
ゆっくりと寛ぐことができました。時間があれば、もう1泊して有田や長崎県側の波佐見
などの「焼きものの町」を見学するのも楽しいでしょう。しかしオッサンは、翌日長崎に
向かいますのでスルーです。(前に一度有田焼の窯元・柿右衛門窯には訪問しています。
妻の仏壇に飾る花を入れる一輪挿しを思い切って買いました。😆)
さて、次回はいよいよ旅の最終目的地の長崎に向かいます。続きます・・・
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