Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2022年GW 北に向かう旅 ⑭大間のマグロを食べ損ねました・・・

  性懲りもなくGWの旅行記事を続けます。
  青森県むつ市、下北半島の山中にある奥薬研温泉の露天風呂を堪能し、再びタクシー
 で大畑のバスターミナルまで戻ります。
  20分程の乗車時間の間、タクシーのオッチャンの話を聞いていました。津軽弁?が
 聞き取れずに何度か聞き返しましたが、オッチャンの話によると下北半島ではアイヌの
 方々が昔から住んでいて、地名にもその名残があるのだそうです。オッチャンの家系も
 祖先をたどればアイヌの方の血が入っているということでした。そうなんですね。もう
 アイヌの方というのは北海道にしか存在しないと思っていましたが、そうではないと。
 もちろん大和民族との混血・同化が進んでしまっているので、傍目にはわからないのだ
 と思います。そう言われて見るとオッチャンの風貌はなかなかワイルドな感じでした。
  そういえば中世の東北地方に覇を唱えた阿弖流為(アテルイ)も、アイヌ民族の系統
 ではないかという話を聞いたことがあります。東北地方北部は縄文時代の遺跡が多くて
 その時代にはかなり栄えたと聞きます。その後の弥生時代に米作とともに南から大和系
 の人たちが侵入してきて、縄文時代からこの地に住んでいた人々を駆逐していったのか
 もしれません。その当時のことを今の基準で判断してはいけませんが、東北地方北部で
 も、いろいろなことが起こったのかもしれませんね。
  そういえば野蛮でアホなロシアの議員が、「北海道にはロシアの権利がある」との
 世迷い言をほざいていますが、ロシア人がシベリアに進出してきたのはいつの時代だと
 思っているのか? おととい来やがれ! (オッサン、江戸っ子やないやろ。by妻)


  おっと大幅に脱線してしまい申し訳ございません。気を取り直して旅行を続けます。
  大畑駅のバスターミナルには12:00前に到着。付近には食事をするところもコンビニ
 などの食べ物を買う場所もありませんので、おとなしくバスを待ちます。
  予定通り12:05に佐井行きのバスがやって来ました。数人の乗客が降り、オッサンを
 含め3名の客が新たに乗り込みました。出発は12:10。バスの運ちゃんがトイレ休憩?を
 してからの出発です。ここ大畑からは、津軽海峡に面した本州最北端の海岸を、東から
 西に向かいます。お天気は良く爽やかですが、波は荒く海岸に激しく打ち寄せています。

 この海は津軽海峡。まもなくこの向こうに北海道が見えてくるはずです。   

  しかし、この海沿いの一本道の国道で何か所かがけ崩れのようなところがあり、片側 
  通行となっていました。そのお陰で断続的に渋滞となり、オッサンの乗ったバスはだん
 だん遅れ始めます。やばい。バスが予定通りに13:10に着けば、大間で一時間くらい余裕
 があるはずなので、上手くいけばマグロを食べることができるかもしれない、と考えて
 いたのですが、もはやそれどころではありません。14:20発のフェリーの乗船時刻に間に
 合わなければ大変なことになります。渋滞を何か所か通過する間に、既に40分程遅れて
 います。オーマイガーッ!グラン・ディーオ! 😱 (アホ)


  しかし遅れているにもかかわらず、このバスは律義に途中の集落に立ち寄り、大間の
 町に入っても真っすぐに大間の町なかには向かわず、大間崎を経由します。まぁ一日に
 5本しかない路線バスで、地元の方の貴重な交通手段でもあり、大間崎に向かう観光客
 の足でもありますので、遅れが出たからと言ってショートカットなどできませんからね。
 オッサン、すがるような気持ちでこれ以上遅れが出ないことを祈ります。(アホ)
  あ、本州最北端?の大間崎に到着しました。バスの車窓からもよく見えます。大間崎
 の辺りは整備された観光スポットになっていて、マグロのモニュメントなどがありまし
 た。(写真を撮り損ねたので、ネットから拝借します。)

 

  後ろに灯台のある無人島が見え、その向こうにはうっすらと北海道の渡島半島の山々
 が見えます。バスの中からでもはっきり見えました。はるばると来たなぁ~

  お、バスの車窓からこんなもの ↓ が見えました。

  大間崎にちなんだ歌謡曲「みちのく慕情」の歌碑です。天童よしみさんの歌ですね。   
  この近くにはマグロを食べさせてくれる庶民的な食堂などもあり、観光客がかなり多く
 いました。大間崎バス停から、そうした観光客が数名乗り込んできました。
  なんとかバスは40分程度の遅れのまま、大間の町中までやって来ました。しかし、もう
 ここで下車して「大間のマグロ」を食べるには、いかに早食いのオッサンでももはや時間
 が足りません。泣く泣くマグロを諦め、そのまま大間フェリーターミナルに向かいます。
  あぁ~大間のマグロ丼か、マグロ尽くしのお鮨を食べたかったなぁ~
 (そんなら温泉に行かなきゃえぇやん。どっちもっちゅうのは無理やで。by妻)


  念願の大間のマグロ丼を食べることができなくて悔しいですが、参考までにネットの
 写真を掲載しておきます。(そんなことをしても空しいだけやろ~が。by妻) 


     

  こっちは大間のマグロ尽くしのお鮨。あぁ~(往生際の悪いオッサンや・・・by妻)


  逃した魚は大きい・・・ちょっと意味が違うかな。(アホ)
  これはもう一度大間に来ねばなるまい・・・でも、いつになることやら・・・
  
  ・・・気を取り直して、先に参ります。
  次回は大間港からフェリーで津軽海峡を渡り、北海道に向かいます!