2022年夏:礼文・利尻島の旅 ③最果ての地 稚内駅で
ダイジェスト版を先に書いていたので、いまいち気がのらない旅行記ですが、自分の
忘備録を兼ねて、続けてまいります。つまらんとは思いますが、気の向いた方にお読み
頂ければ幸いです。(いつになく謙虚やな・・・by妻)
さて大失敗をしながらも、なんとかリカバリーをして稚内まで辿り着いたオッサン。
フェリーの出航時間までの間に、昼食を取り、最果ての地である稚内を小観光しました。
まずは、何をさておきお昼ご飯です。事前にチェックしていた「かにしゃぶ」が頂け
るというお店に行きました。稚内駅のすぐ裏手にあるお店ですが、あれ?なんだか少し
様子がおかしい・・・廃墟のような大きな建物がありますが、本当にここか?
はい、この廃墟のような建物のはずれ(駅から一番近いところ)に入口があり「営業
しています」とののぼりがありました。あぁよかった・・・でも本当に営業しているの
か心配になるくらいに閑散としていました。
階段を登ってお店に入ると、確かに開店休業のようなお店です。呼び鈴を押すと、い
かにも面倒くさいという感じを漂わせてオバちゃんが現れました。そして最初の一言が
「×××はできないけどいいかい?」でした。えぇ、まさか名物のカニしゃぶができない
の?と思って聞き直すと、「中華ものはできないけどね・・・」ということでした。
いや、中華ものができないほどなら、何を出してくれるんですかと。オッサンは俄かに
不安になりました。
しかしその心配はご無用。カウンター席に案内されて、恐る恐る「カニしゃぶ定食」
をオーダーすると、「待っていました」とばかりに、てきぱきとオバちゃんが動き出し
ました。あ、そういうことかいな・・・待つこと15分ほどで、出てきましたよ!
カニしゃぶ定食は、税込み2,800円です、絶対額は高いですが、この内容ですから。
ズワイガニの棒肉5本のしゃぶしゃぶ(昆布だし)。サーモンとホタテとマグロの
お刺身、小ホタテの塩焼きと、ホタテが丸ごと3個入った味噌汁付きです。
かにしゃぶは、生でも食べられる鮮度のカニ棒肉を、さっと昆布だしのきいたお湯に
くぐらせて、ハフハフしながら(笑)、一気にいただきます。
なんだこれは! とても甘くて、得も言われぬ旨味が凝縮されています。この写真を
見て頂ければ、オッサンのいうことが誇張でないことがお分かりいただけると思います。
もうね、ほっぺたが落ちそうでした。(確かに頬がたるんでるよな、オッサン。by妻)
これに、カニ雑炊がセットになっていれば完璧なのに。そうしたらあと500円なら出す。
(ケチやな、オッサン。by妻)
本来、宗谷の名物はたこしゃぶですが、旬は冬なので、この時期はカニがメインなの
だそうです。
オッサン、お昼から満足しました。大失敗で落ち込んだ気持ちも少し上向きました。
このあと、隣接する稚内駅に向かいます。
あ、一本しかないホームに列車が停車しています。12:40に到着する宗谷号ですね。
本当ならば、オッサンは札幌からこの列車に乗って稚内駅に到着するはずでした。
まさか、こんな形でお目にかかるとは。(アホ)
でも既にヘッドマークは、折り返し列車の「サロベツ号」に代わっていました。
そう、稚内駅はJRの最北端の駅なのですよね。こんな看板 ↓ がありました。
オッサンは九州在住の頃に、鹿児島県の指宿枕崎線の西大山駅(日本最南端の駅)を
訪ねています。ついでに言うと、昨年には日本最東端の駅(北海道の東根室駅)も立ち
寄っています。あ、今ではJRではないけれど、日本最西端の駅(長崎県にある松浦鉄道
の平戸口駅)にも行っていますので、これでオッサンは日本の東西南北端の駅を完全制
覇したことになります。
(だから何や? 端っこが好きなオッサン、「隅っこ暮らし」かっつ~の。by妻)
オッサンだけではなく、この看板の前で記念写真を撮る方々がたくさんいました。
しかし、なぜか男女ともに一人旅の人ばかりでした。最果ての地にカップルで行こうと
いう人はいないようです。(私もごめんやけど。by妻)
稚内駅は近代化されすぎて、「最果ての駅」の旅情が感じられないのが残念でしたが、
はるばるここまで来たかと思うと感慨深いものがあります。(イヤ、それは列車に乗っ
て来た人だからこそ言えることやで。オッサンは失格や。by妻)
稚内駅の構内には、かなり充実したお土産屋さんがありました。しかし稚内駅に到着
する列車は、特急列車3本とローカル列車5本、一日でたった8本しかないようです。
そうなると、訪れるお客さんがかなり限られるのかと思います。
ちょっと珍しいけれど、こういう商品 ↑ は、オッサンは買いません。
こういうもの ↓ ならいいけれど、さっき食事をしたばかりなので、見るだけ。
オッサンはお酒のおつまみになるような、ホタテ貝や昆布の加工品を購入しました。
(やっぱりそういう選択しかないんか・・・by妻)
さて、まだあと1時間強時間があります。
駅前のタクシー乗り場で、暇そうにしていたオッチャンに頼んで、正味1時間以内で
稚内の小観光をお願いすることにしました。おっちゃん、「いいですよ」とポジティブ
な反応・・・次回は稚内市内の観光名所をちょこっとご紹介いたします。(次か。by妻)
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