Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2022年夏:礼文・利尻島の旅 ⑭いよいよ利尻島へ・・・

  今日は思い出したように夏の暑さが戻ってきた関東地方南部。久しぶりに布団を干し、
 洗濯機を回し、水回りの掃除をしてからデーゲームの阪神Vs中日をTV観戦しました。
 昨日は予想通り大野投手にやられましたが、今日は藤浪君が小笠原投手に投げ勝って、
 2週間前のリベンジを果たしました。よかよか・・・


  さて、礼文・利尻の旅が暫く中断していましたので、再開いたします。
  礼文島の観光を終えて、香深港近くのレンタカーショップに車を返そうと思いました
 が、まだ30分くらい時間がありました。オッサン、もったいない精神(イヤ、セコさの
 間違いやろ)を発揮して、もう一か所ダッシュで見学に行こうと思いました。香深の町
 から新しくできたトンネルを通って、西海岸の集落まで往復します。


  朝、高山植物を見に行った観光地「桃岩」の下を通っていく「桃岩トンネル」です。
 これが完成したことで、西海岸の小さな集落の方々は、香深の町まで簡単に来ることが
 できるようになったそうです。これまでは狭くて険しい山道を昇り降りする必要があり、  
 お年寄りやお子様には厳しい道のりでしたが、このトンネルには歩道もありますので、
 楽に行き来ができるようになりました。ついでに観光客もたくさん通りますけどね。

  対岸の元地地区には車ですと、香深からはものの7~8分で到着します。オッサンは、
 ついでにここから桃岩・猫岩(海岸にある、猫が背中を丸めたような岩)を眺められる
 桃台・猫台展望台に行きたかったのですが、ここからは狭くて急な山道となっており、
 時折バスもやってくるため離合が難しい道なので、肩の痛いオッサンは断念しました。
 ふもとから、桃台トンネルの上の方を見るだけで引き返してきました。(何しに行った
 んや?by妻)

  元地の集落近くからの海岸沿いの景色です。礼文島は知床半島と違ってかなり人の手
 が入っていますが、それでもところどころ徒歩(トレッキング)以外では行けない場所
 もあって、自然に親しむにはもってこいの場所ですね。

  また来る機会があれば、レブンアツモリソウの群落を見て、花の綺麗な6月にトレッ
 キングをしに来たいなと思いました。(爺さんになってからだとキツイで。by妻)


  さて制限時間いっぱいでレンタカーを返却し(礼文島・利尻島のレンタカーは、ガ
 ソリン代込みなので、返却前の給油は不要でした)、香深港フェリーターミナルに再び
 やってきました。今度は利尻島にフェリーで渡ります。
  フェリーターミナルから香深の町(集落)を眺めるとこんな感じ ↓ です。ほんの少し
 の滞在でしたけれど、礼文島ともお別れと思うとちょっと寂しい気がします。

  礼文島~利尻島のフェリーもハートランドフェリーの運航で、かなり大きくて内装は
 かなりゴージャスな船です。ちょっとしたクルーズ船みたいな感じがします。

  フェリーの座席は今度も一等船室、この螺旋階段を登って上階です。シャンデリアが
 吊るされていてゴージャスな雰囲気で、乗り心地もよく快適な船旅です・・・
  ・・・と言いたいところでしたが・・・

  稚内から礼文島に来た時とは打って変わって海は大荒れでした。この大きなフェリー
 が時折バウンドします。かなり揺れます・・・うちの妻だったら船酔いしたでしょう。
 (行かなくてよかったわ~。カプリ島の青の洞窟の小舟とか、サイパンのテニアン島に
 行く水中翼船とか、死ぬかと思ったわ~。by妻)
  そしてついに雨が降り出し、強風が吹き荒れ始めました。オッサン、ちょっとデッキ
 に出て写真撮影をしていましたが、波がデッキに降りかかってくるほど激しくなってき
 ましたので、早々に退散しました。
  約50分ほどで利尻島の鴛泊(おしどまり)港に到着しました。利尻島は既に雨の中と
 なっていました。でも天気が崩れるのが少し遅くなったおかげで、礼文島観光はなんと
 か楽しむことができました。この雨も、天気予報では翌日午前中にはあがるとのことで
 すので、利尻島の観光には大きな問題はなさそうです。

  利尻島の鴛泊港に到着したフェリーを撮影しました。やっぱりデカいですね。この船
 はボレアース宗谷号のようです。船の背後に見えるへんてこりんな低い丘は、「ぺシ岬」
 という鴛泊のランドマークらしいです。

  この日は船が揺れてボーディングブリッジが使えないとのことで、非常用階段を使って
 の下船でした。そんなこともあるのね・・・


  さぁ、そして利尻島もレンタカーで回ります。鴛泊港フェリーターミナル前にあった、
 地元のレンタカー会社のオフィスに行きますと・・・茶髪の兄ちゃんが二人、ダベッて
 います。あれ、ここでいいのかな? はい、この兄ちゃんたちがお店の方でした。大手
 レンタカー会社と違ってめちゃくちゃフレンドリーで、ある意味テキトウ感?満載です。
 オッサンは乗り捨てで明日利尻空港で返却するのですが、「あぁ空港に着いたらねぇ、
 キーはそのまま車のポケットに入れておいてください」というのです。「えぇ~、鍵を
 かけなくてもいいんですか?」とオッサンが訊くと、「いやぁ利尻島でクルマを盗む人
 はおらんから大丈夫ですわ~。すぐ見つかってしまうからねぇ~」とのこと。はぁ、そ
 うなんですね・・・なんともおおらかというかなんというか・・・
  ということでイザ出発。なんだかんだ言っているうちに雨がかなり本降りになってき
 ました。クルマのワイパー~♪(太田裕美ちゃん💓・・・アホ)を最大レベルにして、 
 視界の悪い海沿いの道を、前のめりの姿勢でオッサンは運転しました。この日の宿は、
 鴛泊から少し離れた場所にある、漁師さんが経営する「雲丹御殿」という旅館なのです。
 7~8分ほどで到着しました。鴛泊港を見渡せる湾曲した台地にその旅館はありました。

  家族経営の旅館のようですが、ござっぱりしていて快適なお宿でした。
  そして、この旅館の「売り」は、その名の通りの雲丹づくし料理なのです。オッサン、
 礼文島でウニを我慢したのは、意外に値段が高かったこともありますが、この雲丹御殿
 で雲丹尽くし料理を食べる予定だったからなのです。(結局食べるんやな。by妻)
   
  旅館のロビーには利尻昆布などの地元の特産品がたくさん売られていました。

     


  おや?なんだかワインがいっぱいありました。ピーロートジャパンさんから仕入れて
 いるワインがあるようですね。チリ、カリフォルニア、ドイツ、などなど。

  そうそう、この旅館のフロントは、オーナーのお母さまと思しき上品そうなお婆ちゃ
 んが仕切っていました。カウンターの上にはよく見るとマルチーズのような犬が!
 (写真撮り忘れ) この旅館のアイドルのようです。


  そしてオッサンはひとっ風呂浴びてから、満を持して夕食会場に向かいます。
 とても楽しみです。

  こんな感じで海越しにさっき到着した鴛泊港とぺシ岬を望む特等席に案内されました。
 はい、スミマセンが長くなりそうなので次回に続きます。(ここで終わるんか!by妻)