Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

”STARS on ICE 2023” を観に行ってきました・・・

  昨日は新横浜駅のすぐ近くにある横浜アリーナまで、フィギュアスケートのショウ
 ”STARS on ICE" を観に行ってきました。(小学生の日記みたいな書き出しや。by妻)

  午後1時開演と、ちょっと早めです。木曜日から4日間連続で開催されています。
  オッサン、妻の友人のフィギュアスケートファン(ヲタク)の方に勧められて、この
 日のチケットを優先購入していたのですが、当初は「あのお方」が出場しない予定でし
 たので、あっさりリンクサイドのSS席がGETできたのですが、その後に「あのお方」、
 そう、プロに転向した羽生結弦さんが出場することになり、ファンの方々は半狂乱状態
 でチケット争奪戦に走ったそうです。妻の友人からは「●●さんの購入されたチケットは、
 めでたくプラチナチケットに化けました」とメールが・・・そうなんですね~
  羽生君のことは、まだ彼が10代の頃でしたが、妻も知っていたようです。ということ
 で、妻にも見せちゃる、ということで妻のミニ位牌を持参しました。(パンダは無し)


  SS席のリンクサイドは「センター席」ということで、係の方の案内で入場しました。
 おぉ、なんだか凄い・・・非日常空間と言う感じです。やはりショウなのですね。

  リンクを囲むように、四方のリンクサイドに2列の仮設の椅子席が設置されています。
 オッサンの席はその正面側の(客席から見て)真ん中やや右手の2列目です。うわ、これ
 メチャクチャ良く見えます。オッサンの席からの眺めはこんな感じ ↓ です。

 

  会場は当然ながら超満員。しかし、なぜかオッサンの左隣の席は空いたままでした。
 誰かはわかりませんが、急用で来られなくなったのでしょうか?
  場内は予想通り、95%以上が女性です。残りの5%の男性もカップルや夫婦なので、
 単体のオッサンはほぼ皆無。しかもこのリンクサイド席は、熱狂的なお姉様やお嬢様方
 ばかりなので、オッサンは浮きまくっていました・・・(場違いやったな。by妻)
 まぁ、皆様観戦に熱中しておられるので、あまり気にすることはなかったですが。


  開演前にはスマホの電源を切り、会場には静寂が訪れます。と思いきや、司会の方が
 「発声練習です」と言って、盛り上げるために観客に「ヒュー」とかいう奇声?を出す
 練習を強制します。しかも三回も・・・しかし皆様、慣れていらっしゃるようで、誰も
 文句を言わずに発声練習をしていました。なんだか既に乗り遅れている感じのオッサン。


  さて、いよいよショウが始まります。照明が落とされて一瞬真っ暗になったリンクに、 
 スケーターたちが現れました。暗闇の中でもファンの方々は羽生君の姿を見つけると、
 「ゆづ~💓」と声をかけ、早くもボルテージが上がってきています。なんだなんだ!
  パッとスポットライトが照らされると、羽生君はじめ出演のスケータたちがリンク上
 に次々に現れ、お披露目の滑りをしていきます。観客の皆様もだんだんとテンションが
 あがり、「ショーマ~💛」とか「ゆづ~💓」とかいう黄色い声が飛び交います。
  今回は日本人が中心ですが、それでもスターズ・オン・アイスと銘打つだけあって、
 スター揃いです。これは楽しみだ・・・


  最初に登場したのは、2022年度のグランプリファイナルで男子2位となった、山本
 草太選手です。フィギュアスケーターにしては長身でカッコいい感じです。ジャンプも
 決まり、キメのポーズもピタリ。オッサンは詳しくないのでジャンプが何回転のどんな
 種類なのかは肉眼では判別がつきませんが、周囲で観戦している歴戦のツワモノたち?
 はプログラムもすべて熟知されているため、反応が素早いです。ここでもオッサンは、
 拍手や声を上げるタイミングがひと呼吸遅れています・・・(アホ)
  そして滑り終わると、皆さん一斉に立ち上がります。なんだなんだ!(アホ)
  いやもう皆さん、一糸乱れぬ反応の素早さです。スタンディング・オベージョンなの
 ですね。オッサン一人だけ完全に乗り遅れています。一人目の演技から、リンクサイド
 のツワモノたちは、全員総立ちです。選手を応援する名前の入ったボードやタオル?を
 掲げている人もたくさん。似顔絵入りの気合の入ったものもあります。すんごいわ。


  前半の1時間は、主に日本の若手スケーターたち。その中に若手ではありませんが、
 男子のジェイソン・ブラウンさん(ベイジン五輪の米国代表)が登場しました。全体の
 振付けは、これまた名スケーターだったジェフリー・バトルさん。
  ショウはもちろん撮影・録画禁止ですが、今回の横浜公演に先立って先週行われた、
 大阪公演での模様をテレビ(CS)でやっていましたので、参考までにその際の写真を
 掲載いたします。ちょっと画質が悪いですが・・・


  後半のスタートは、ハードボイルドな滑りの「007」のテーマ音楽に乗せて。
 ソロの方だけではなく、ペアやアイスダンスの男女もメンバーとして単体で登場します。
 なかなか普段では見られないシーンかもしれません。

  スケーターんの皆さん、ノリノリです。外国人の中に、山本君と宮原さんが入って
 男女5人ずつの演技でした。合わせるのが大変だと思いますが、皆さんさすがです。

  キメのポーズもカッケー!

  やはり競技とは違ってショウなので、見て楽しめるように演出が工夫されています。
 あのジェフリー・バトルさんの振付けですからね、サスガです。


  日本女子のお姉様的存在、宮原知子(さとこ)さん。世界選手権のメダリストであり
 ヒラマサ(ピョンチャン)五輪では4位の実力者ですが、競技からは引退しプロに転向
 されています。さすがの優雅な演技。

  そして期待の若手、まだ中学生の島田麻央ちゃん。真央ちゃん二世かな?
  ジュニアの世界選手権とグランプリファイナルで優勝しているという逸材だそうです。
 カワユイ演技でしたが、ジャンプをはじめ技術は凄い。次のミラノ五輪が楽しみです。


  そしてウズベキスタン出身の米国籍イリア・マリニン選手。クワッド・ゴッドと名乗る
 18歳は、4回転ジャンプを得意にしている若手の逸材。
  しかしこの日は少し調子が悪かったようで、四回転ジャンプで転んでしまいました。
 テレビで見た公演はバッチリ決めていましたけどね・・・
  踏切りの瞬間、緊張の一瞬!

  高さのあるクワッド(四回転)です。

  まだこんなあどけない表情ですが、えげつないジャンプをしますね~


  そしてプログラムは佳境を迎えます。アイスダンス、男子シングル、ペア、女子シン
 グルの順に、世界トップの選手たちが次々に登場します。
  まずはアイスダンスの米国ペア、マディソン・チョックさんとエヴァン・ベイツさん。
 アイスダンスは「投げ技」や「頭上リフト」のようなアクロバティックな技は(たぶん)
 禁止ですが、テンポよいステップや体を密着させての素早い身のこなしは、見ていても
 楽しいです。近くで見ると動きがとても速いのでびっくりします。

  こんなシーンも! 遠心力で女性の体が弧を描くように回転していきます。


  そして男子シングルは我らがチャンピョン、宇野昌磨君です。彼ももう25歳、羽生君
 が競技から引退した後の2022年の世界選手権とグランプリファイナルをともに制した、
 世界王者となりました。ちょっとヤンチャな若者みたいな感じですね。

  おなじみのこの演技 ↓ には会場からも黄色い歓声が!

  角度を変えるとこんな ↓ 感じ。すごい足腰の力とバランス感覚ですね

  
  続いては、「りく・りゅう」こと三浦璃来さんと木原龍一さんのペア。ロシア人ども
 がいない中とはいえ、日本のペアが昨年の世界選手権2位、グランプリファイナルでは
 なんと優勝です。すごい時代が来ました。
  演技を観ればそれも納得。全く危なげのない、余裕に満ち溢れた流れるような美しい
 演技です。ほれぼれしちゃいますね~ 

  ピンボケですが、片手リフトもカッコよく決まりました。
  これ、男女ともにすごい腕力とバランス感覚がないと無理だよね・・・

  そして緊張の一瞬、投げ技(なんていうのか知らない😆)です。

   決まった~ この後の着氷も完璧です。美しいわ~

  ペアは、特に男子が欧米人に比べると体格的に不利なのですが、このペアはそん色が
 ありませんね。中国人もペアが強いから、日本人でもできるはず・・・ハイできました!


  そして、お待ちかね。さかもっちゃんこと、世界女王の坂本花織選手です。この方は
 関西女子で「喋るとお笑い系」ですが、演技は圧巻の一言。オッサンが見た昨日は違う
 プログラムで、明るい衣装でノリノリのポピュラー音楽でしたが、テレビではシリアス
 なプログラムでした。風を切る音が聞こえてくるほどダイナミックでスピード感溢れる
 滑りです。その辺にボーっと立っていたら、「ボーっとしてんじゃねぇよ」って弾き飛
 ばされてしまいそう(チコちゃんとちゃうで。by妻)。さすがは女王様・・・

  ド迫力のジャンプの踏切りの瞬間です!

  どや~~~!(笑)😝

  めっちゃカッコえぇ~ 参りました、女王さま・・・(アホ)

  滑り終わったあとの表情もいいですね~ 


  そして、ついに最後の演技者です。場内が静まり返ります。
  「皆様、おまたせいたしました。なんの説明も必要ない、現在のレジェンド・・・」
 とアナウンスされると、客席は突然沸き立ちます。「ゆづ~💓」という嬌声があちこち
 から上がり、もはや収拾がつかないくらいの盛り上がりです。
 オッサン、この迫力に気圧され、またしても乗り遅れ気味です・・・


  ついに羽生結弦さまの登場です。オッサンの目の前、7~8メートルくらいのところ
 に「生きたレジェンド」が! こんな至近距離で見られるなんて!

  テレビ公演では「オペラ座の怪人」のプログラムで、ジャンプの連続が圧巻でした
 が、オッサンが見た日は「千と千尋の神隠し」のプログラムで、より芸術的な演出で
 した。(オッサンは「帽子でハゲ隠し」(by妻)。)
  演技に入る直線の真剣な表情。まさしく神様が降臨する瞬間です。  

  安定した滑りで長い手足を駆使して、繊細かつダイナミックな演技を披露します。

  ジャンプを決めるとガッツポーズも。ショウならではですね・・・

  いやぁ、このお方は異次元ですね。素人のオッサンが見ても、滑りというか演技の質
 が違う気がします。スケート靴を履いているとは思えないほど。
  そして静まり返って固唾をのんで演技を見守るツワモノたち・・・氷の上を滑る音が
 はっきりと聞こえます。そしてジャンプが決まり、キメのポーズでは、即座に一糸乱れ
 ぬ大歓声。まさにリンクと会場が一体化しています・・・これもすごいわ・・・


  滑りもすばらしいけれど、やっぱり格好いいですね。王子様というか貴公子というか、
 オッサンとは違う人種であることだけは確かです。(軽々しく比べるんじゃねぇよ!by
 ツワモノの皆様&妻)

  滑り終えて観客にお辞儀をする羽生さん。もう客席は総立ちで、ツワモノの皆様方も
 絶叫しています。(コロナ規制が緩和され、マスク着用ならば声出しOKでした。)
 昔は羽生さんの好きなクマのプーさん(シー・ジンピンではない)の縫いぐるみや花束
 が投げ込まれて大変なことになっていましたが、今では禁止です。そのかわりに皆さん、
 羽生さんを応援するメッセージの書かれたボードやタオルを掲げてアピールしています。
 オッサン、きょろきょろと周りを見渡しますが、オッサン以外全員が立ち上がって拍手
 喝采です。オッサンも見えないので中腰になりました。(立ち上がってしまうと、後ろ
 のツワモノの皆さんの邪魔になるので。そして、周りが女性ばかりなので悪目立ちして
 しまうので・・・😆) 


  羽生さんの演技の余韻と興奮が醒めやらぬ中、エンディングのパフォーマンスとなり
 ました。出場したスケーターたちが次々と現れます。
  そして再び羽生さんが姿を現すと、場内はまたしても大盛り上がりです。レジェンド
 様はムーン・ウォークをしながらリンク中央に向かいます。

  もうノリノリで場内をさらに盛り上げます。


  宇野ショーマ君も相当の人気でした。

  気合の入ったツワモノ様・・・たぶん手作りなんでしょうね、思い入れたっぷり。

  この表情 ↓ です。そら、メロメロになるお姉様方もいるでしょうね・・・ 


  最後は全員でリンクサイド際を二周して、観客に手を振ってお別れの挨拶です。
 満員の観客の声援に応えて、りくさんもこの笑顔 ↓ 

  女王様もご機嫌麗しく・・・😆 
  なんだかこうして見ると、広末涼子さんに似ている気もするな・・・

 
  最後は実質的な興行リーダー(座長)?のレジェンド羽生結弦さまの笑顔で〆させて
 頂きます。いやぁ、よかった~ 
 (ちなみに妻の友人の方も当然来られていました。なんと4日間連続で観に来られると
 のこと。レジェンド様は毎日プログラムが違うので、全部観るのがファンの務めなのだ
 そうです。さすがはツワモノのおひとり・・・😆)

  ・・・あ、選挙に行かなきゃ・・・(アホ)