Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2023年GW:会津の旅 ④秘境ローカル線の只見線に乗って・・・その4:トロッコ列車「風っこ号」の続き

  今夜は会津地方です。相変わらず行ったり来たりでスミマセン・・・
 (ホンマに訳がわからんわ。by妻)


  只見線のトロッコ列車の旅を続けます。会津川口駅を出発すると、再び只見川の流れ
 に沿って列車はゆっくりと進みます。

  只見駅近くの観光案内所で入手した沿線ガイドブックに、詳細な情報が掲載されていて
 「●●駅出発後、何分後くらいに車窓右手にこの風景が見える」のような解説があります。
 よく見ると乗客の多くがこのガイドブックを持っていて、そこに掲載されている絶景ポイ 
 ントに近づくと、みんな一斉にカメラを持って席を立つので笑えます。
 (そういうオッサンも、同じことをしとったやん。by妻)

     

  このガイドブックはオールカラーでなかなか出来がよく、鉄っちゃんばかりか一般の
 観光客にも人気なのですが非売品で、観光案内所で1000円以上の買い物をしたお客さん
 に配られていました。ということで、強制的にお土産を購入させられたオッサンです。
 このやり方は、あんまりよろしくないと思うけどな~
  (どうでもえぇけど、トロッコ列車に乗って、持ち込んだワインを飲んでるアホは
 オッサンだけやで。しかも真っ昼間から・・・by妻)


  会津川口を出てしばらくすると「早戸(はやと)」という駅を通過します。この辺り
 には「霧幻峡(むげんきょう)」という只見川のつくる渓谷があり、夏の朝晩には深い
 霧が発生し幻想的な光景なのだそうです。最近では「霧幻峡の渡し」という、渡し舟と
 いうか遊覧船が出ているらしく、人気があるようです。ただし、川面に発生する霧によ
 って幻想的な風景が出現するのは年に30日程度、しかも早朝と夕暮れ時だけらしいので、
 よほど運がよくなければ「霧幻峡」の名前通りの景観を拝むことはできないようです。
  この日は快晴の真昼間でしたので、幻想的な風景では全くなくて、新緑が川面に映る
 姿が健康的で清々しい感じでした。

  美しい風景が続きますが、いくら絶景でも似たような眺めが続くと、だんだん飽きて
 来るような気がします。なんともいい加減なオッサンです。(自分で言うな。by妻)

  渓谷の日陰部分には、まだ解け残った雪が見えます。川の水は雪解け水も含んでいる
 ので、きっと清冽で冷たいことでしょう。


  只見駅から約1時間45分、会津川口駅から約1時間で、只見川中流の町会津柳津に到着
 します。列車は終点の会津若松まで行きますが、オッサンはここで下車しました。

 
  ここは沿線の中ではちょっとした観光地で、温泉もありますので立ち寄りたかったの
 です。この日は1泊2食付きの、柳津町営の温泉施設に宿泊予定でした。
  しかし、ココは無人駅。タクシーもなく、路線バスの本数も極度に少ないので、宿泊
 先までの交通手段がありません。歩いていくのにはちょっと遠すぎる気もしましたが、
 仕方がありません。荷物を引き摺りながら坂道を下って町の方に向かいます。


  あ、その前に。誰もいない駅前広場には、かつて只見線を走っていたと思われる蒸気
 機関車が静態保存されていました。前面の足回りに雪よけのカバー?が取り付けられて
 いるのが、いかにも豪雪地帯を走ったSLだなと思わせてくれます。長年ご苦労様!

    

  さて、駅前から続く長い下り坂をダラダラと下って行きますと、途中でこの町の名物
 のひとつを売っているお店がありました。

  そうです、黄色い「あわまんじゅう」です。デパートの東北物産展なんかでよく出店
 しているのを見かけますが、これまで食べたことはありません。せっかく現地に来まし
 たので、購入してみようと思いました。地元の方も買いに来ていましたので、少々並ん
 で待ちました。あまり日持ちがしないことで、1日の生産量が限られていることから、
 早めに行かないと売り切れということもあるようです。


  オッサンはなんとか本家の餡子入りあわまんじゅうと、季節もののさくらまんじゅう、
 クルミ入りのまんじゅうをGETできました。
  日持ちがしないので、この日のうちに宿で食べてしまいましたが😆、素朴ですが品質
 は高く、非常においしかったです。やはり「ふかしたて」の温かいものがいいですね。
  
  そしてさらにしばらく歩くと、この町随一の観光名所のお寺があります。まだ午後4時
 過ぎなので開いているかもしれない。ちょうど真ん前に町の観光案内所があります。そこ
 のオジサンに聞いてみると、「入場は午後4時半までだよ。まだ間に合うから行ってきな
 さい」とのこと。荷物もここで無料で預かってくれるとのことです。いやあ親切です。
  ということで、早速お寺の見物にでかけることにします。
  ちょっと長くなりそうなので、続きは次回に・・・スミマセン。