思い出の旅 2007年:カプリ島 ⑪最後の晩餐は豪華に・・・
カプリ島の記事の続き・・・の前に。
今日は久しぶりにタイガースが勝利しました。交流戦休みを挟んだので、10日ぶり
の勝利か・・・長かった。甲子園でのドラゴンズ戦、相手先発は柳投手なので苦戦必至
かと思いましたが、大山選手の久々のツーランなどで意外にも快勝しました。これで、
連敗を5で止め、一息つくことができました。まだまだ先は長い、一喜一憂しないで、
冷静に見守ろうと自分に言い聞かせているオッサンです。(無理しとるな。by妻)
さて15年前のカプリ島旅行の記事も今回が最後になります。
カプリ地区のホテルに戻り、シャワーを浴びて着替えをし、少し早めの夕食に出掛け
ます。世界のセレブが集まるスノッブなカプリ地区ですので、場違いなオッサンたちも
少しはちゃんとした格好をしないと相手にしてもらえません。Tシャツとサンダル履き
などもってのほかです。オッサンも一応襟付きのシャツと長ズボン、妻もおめかしを
して出発です。
しかしイタリアの夕食時間は遅く、午後8時くらいからが普通なので、オッサンたち
が出かけた午後6時半頃は、まだ開いているレストランがありません。ウロウロしてい
るうちに、カプリ随一の高級ホテル「クィジサーナ」の前にやって来ました。ちょっと
気後れするような門構えですが、せっかくだからホテルを覗いてみようか?と思って、
オッサンたちは恐る恐る?入場してみました。
カプリ地区の一等地にある、薄いピンク色の外観が美しい建物です。1860年に開設と
歴史的にはさほどではないのですが、高級リゾート地のカプリ島を代表するホテルとし
て、ヘミングウェイやサルトルなどの著名人も愛用したという格式のあるホテルです。
ちょっと中へ入ってみますと・・・おぉ~! ここは宮殿ですか? 貴族の別荘です
か? オッサンたちは、うろたえてオロオロするばかりです。(アホ)
格式のある高級ホテルにふさわしい内装と、いわくありげな調度品に囲まれたロビー
からはすぐにテラスに出られ、その先は青い海ですよ。うわ、こんなホテルに宿泊した
かったなぁ~ きっとお金と時間に余裕のあるセレブの方々は、こんなホテルに1週間
くらい滞在してヴァカンスを楽しむのでしょうね・・・オッサンたちバタバタ貧乏旅行
者とは違うよね。(当たり前やん。財力もないのに真似をしたらアカンで。by妻)
床面もきれいな色大理石ですよ。(オッサンは代理席・・・by妻)
ひゃ~、やっぱり一度はこんなホテルに泊まって優雅に過ごしてみたいね~
(だから無理やっちゅうの。by妻)
宿泊者でもないのに、ホテル内をうろつくオッサンたちですが、夕食時間前の午後の
遅い時間は訪れる人も少なく、ホテルマンたちも手持無沙汰のようでした。挙動不審の
場違いなオッサンたちが、つまみ出されることはありませんでした。😆
宿泊することは一生無理だけれども、せっかく来たのでちょっとレストランを覗いて
みようか・・・ということでプールサイドにあるレストランを見に行ってみました。
今は名前が変わってしまったようですが、当時は「Quisi(クゥイージ)」という名前
のレストランでした。プールサイドにあり、オープンエアでゆったりとした感じでした。
あ、まだ午後7時前ですが既にオープンしているようです。オッサン、ダメもとで、
「あの~、予約していないのですが今からでも席は取れますか?」とギャルソン(死語)
に尋ねました。すると黒服の若いギャルソン、「今からならOKですよ」と言うではあり
ませんか! やった~! ちょっとだけでも、高級ホテルの雰囲気を味わうことができ
そうです。妻も「昨日のタカビーな店より、こっちのほうが感じえぇやん」と、日記帳
に書いていました。さすがに最高級ホテルは余裕があるな~、多分、予約は午後9時頃
からがピークなので、その前は案外空いているのでしょう。(余談ですが、日本からの
ツアー客の夕食が軒並み早めなのも、本来のお客さんで混み出す前に済まそうという、
旅行会社の計画ではないかなと。まぁ、日本人の、特に高齢者の方は夕食の時間が早い
ですからね~)
ということでレストラン「クゥイージ」のお客となったオッサンたちです。でも屋外
の席ですし、心地よい風がそよそよとする中でしたので、全く緊張はしませんでした。
ちょっと照明が暗いのでボケ気味ですが、この雰囲気に奥様もご満悦のようでした。
何を食べたのか忘れていましたが、妻の日記に詳しく書いてありましたので思い出し
ました。😆(ホンマに、私に感謝せぇよ。by妻)
妻の日記によると、突き出し(アペタイザー)はホタテのソテーとムース、それから
小さ目のグラスにオリーブオイルと香草を入れて、そこに焼いた小さなバゲットを串に
さして入れたものもあった・・・らしい。😆 こじゃれていて、前日の店よりもさらに
洗練されている、と書いてありました。
そして前菜は、妻が生のスカンピ(手長えび)、オッサンはシーフードの生盛合わせ
です。(上の写真) スカンピを生で味わえるとはビックリでしたが、ガラスの大皿に
びっしりと敷き詰めてあって、オリーブ油がたらりとかかっているよう。また飾り付け
が斬新で見ていても楽しい感じです。妻の日記によれば、新鮮で濃厚な味でとても美味
しかったそうです。まぁ鮮度が高くなければ出せないメニューですね。
オッサンのお皿は、生牡蠣、生のスカンピ(1尾)、生エビ、イカやタコのマリネ、
その上にキャビアが載っていて高級感がありました。いかにもお金持ち向けのメニュー
という感じですが、こちらも新鮮でメチャクチャ美味しかった記憶があります。
そして、この時がこの旅行の最後の晩餐になりますので、ちょっといいワインを注文
しました。高級ホテルのレストランなので、結構すごい銘柄がありましたが、なんとか
オッサンでも手の届く範囲のブルゴーニュの白ワイン、村名クラス(特級畑や1級畑で
はないノーマルなワイン)にしました。と言いましても生産者はピュリニ・モンラシェ
の泣く子も黙る著名生産者ドメーヌ・ルフレーブ様のピュリニ・モンラシェの1999年
です。妻の日記によれば、「給仕の兄ちゃんも、なかなか飲む機会がないのか、ティス
ティングをした時に驚いたような顔をして、客に勧める前に自分で『ブォーノ(美味し
い)』と言っていた」みたいです。よく見ているな・・・(当然や。by妻)
ま、その辺の普通のイタリアの白ワインと比べれば、濃密でリッチな味わいですから
無理もありませんね・・・(随分上からやな・・・by妻)
パスタはパスして(ギャグではありません😆)、メインディッシュは、妻はスズキ
のグリーンソース、付け合わせはモモとキノコという妙な取り合わせ。妻は「美味し
かったが、モモの皮が剥かれていなかった」と日記に文句?を書いていました。
オッサンはマグロの炭焼きグリル、なぜか妻の日記帳にオッサンが自分で「大変美味
しかった」と汚い字で書きこんでいました。よほど美味しかったのでしょう。😆
最後にお店の方に記念写真を撮っていただきました。15年前だからね、オッサンも
まだ髪の毛が十分残っています。(どうだってえぇわ、そんなもん。by妻)
ご覧の様に、午後9時近くになっても、まだ席にはゆとりがありました。お店が混雑
するのはまだ先のようです。お店の方は深夜まで働き詰めでしょうね、お疲れ様です。
こうしてカプリ島、いやイタリア最後の夜を満喫しました。
もう二度と行くことは無いだろうと思いますが、良い思い出になりました。
(なぜかニチニチソウやな・・・もうちょい高級な花にすればえぇのにな。by妻)
翌日は朝早くにカプリを出発し、ナーポリに向かいます。その日の夜便でローマから
帰国するのですが、オッサンはすんなりとは帰りませんよ。(またメチャクチャハード
な予定が組まれていたわい・・・帰国する日にこんな予定を立てるアホはおらん。by妻)
ということで、もうちょっとだけ続きます。延長戦みたいな感じです。😆








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