週末の食卓、というよりワインか・・・
今日はハマスタにタイガースの試合を観に行き、敗戦に打ちひしがれているオッサン。
どうして6,000円も支払って、こんな目に遭わなければならないのか今一つ納得がいき
ません。(ま、そういうもんやろ。オッサンの戦績は負けの方が多いしな・・・by妻)
帰宅して気を取り直して夕食です。疲れたのでほとんど買ってきたもので・・・
たまプラーザ東急百貨店のデパ地下で購入した、特売の山形県産手ノ子牛(つまり
米沢牛)のモモステーキ。いつもより多めの130gですが、薄いので焼き過ぎに注意を
しました。😆 付け合わせの野菜は昨日の残り・・・
パスタもズルしてアントニオ・デリのキノコのペペロンチーノです。はっきり言って
たいして美味しくないのですが、手間がかからないからね。オッサンが自分で茹でて、
フライパンでソースと和えたパスタの方が100倍美味しい。(大げさやな。by妻)
お惣菜のズッキーニと海老の「なんたら(笑)」も、辛くてイマイチ・・・
しかしステーキは、さすがの貫禄。焼き過ぎないように注意した甲斐があって、中は
少し赤身が残っているミディアムレアにできました。胡椒をかけすぎてしまいましたが
ジューシーで旨味成分が程よく感じられました。脂が苦手なオッサンは、サーロインよ
りもモモ肉の方が好みなのです。(トロより赤身。安上がりなオッサンや。by妻)
しかしワインは良かった。ブルゴーニュ南部のヴォルネ村のTOP3の生産者、ミシェ
ル・ラファルジュさんの造る優れた1級畑のカイユレ、年号は秀作年2009年です。
金曜日に開けたボーヌの2009年よりも、もっと力強くパワフルです。果実味が残って
いて、タンニンも十分あり、まだまだ飲み頃には達していない感じでした。それでも、
品質が良いことは飲めばわかります。香りは少し涼し気な感じが漂っていたので、飲み
頃までもう少しかなと言う感じです。
食事中は、ちょっと強すぎる感じでしたが、しばらくするとまろやかな舌触りになり
甘みのようなものも感じられるようになりました。だんだんと本領を発揮してきたなと
オッサンは思いました。抜栓後2時間経過で、はい参りました。完成度の高いワインで
あることがわかりました。まろやかな舌触り、舌を掴むようなタンニン(渋み成分)が
ありながらも、芳醇な香りとジンワリと浸み込むような深い味わいが感じられます。
そして余韻が長~く、引っ張る引っ張る・・・😆
おそらくあと10年後からが本領発揮ではないかと思います。あっぱれ!
食後のデザートはコレ。金曜日に購入していた山形産の佐藤錦と、本日スーパー で
30%引きだった夕張メロンのカットです。瑞々しい! でも夕張メロンより先に佐藤錦
を頂かないといけません。メロンの後だと、甘酸っぱいではなくただの「スッパイ」に
なってしまいますからね・・・
さらに残ったワインと合わせるのは、北海道産のカマンベールチーズです。しかし、
どちらかというと白ワイン向きかな。クリーミーで美味しかったけどね・・・
そして土曜日はこんな感じ ↓ でした。
ちょっと焼きすぎたかもしれませんが、ヒラメの🍋バター焼きです。刺身用のサクを
贅沢に焼きました。外はこんがり、中はふわふわにできました。ソースの味をもう少し
滲み込ませればなお良かったかな・・・出来栄え点は60点。味は75点ってとこかな。
パスタはサルシッチャとキャベツのソース。サルシッチャとはつまりイタリア風ソー
セージですが、こうしてみると豚ひき肉のラグー(ミートソース)みたいな感じです。
サルシッチャの塩味がアクセントになっていて、なかなか楽しい味でした。もちろん、
茹でた麺(やや太めのリガトーニ)をフライパンでソースと一緒に和えたものです。
そして前菜にはヤリイカのアンチョビソースと、ヒラメとマコガレイのカルパッチョ
です。本当は新鮮なお刺身なので醤油で、と思いましたが、この日はとことんイタリア
のノリで!(アホ) あれ、案外オリーブ油とスパイスに合うのかも・・・
そしてワインは、オッサンがブルゴーニュで最も優れた白ワイン生産者と思っている
エティエンヌ・ソゼ様の隠し玉、生産量がごく僅かで入手困難なピュリニ・モンラシェ
の1級畑ラ・トリュフィエールの2009年です。これはドキドキです。
この既に琥珀色に近づきつつある黄金カラーに、まずは度肝を抜かれます。少し過熟
なのかもしれないと思いつつ、香りを取り、味を確かめます。すると、なんだこれは!
確かに少々熟成が進み過ぎて骨格を作る酸味が目立たず、ねっとりとした甘みを感じ
ます。しかし香りは涼し気で、まだ健全な感じです。じわじわと香りが開き出し、味も
わかりやすくなってきました。この、抜栓後短時間で表情を変えていくところが、凄い
ワインの特長なのかもしれません。
いやこれは凄い。抜栓後に少し時間を置いてから飲んだ方が幸せになれるでしょう。
さすがはオッサンの愛好するエティエンヌ・ソゼ様。しかし今ではこのワインは庶民が
GETするのは大変困難(高騰する価格、日本への輸入量激減)になりつつあります。
なんとかならないものか・・・(どんならんで。by妻)





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