Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2023年7月:九州・博多の旅 ⑨武雄温泉屈指の観光スポットへ・・・

  今夜は九州です。😆 (もう好きにせぇ~by妻。カラ~ン・・・匙を投げる音)
  長崎に行く途中、西九州新幹線への乗り継ぎ駅である佐賀県の武雄温泉で下車して、
 歴史ある温泉に宿泊します。新幹線で一つ先の嬉野温泉も捨てがたいのですが、予約
 が取れませんでした。これまでは行きにくかったのに、新幹線の駅ができてもの凄く
 便利になったので人気が殺到しているのかな? 武雄温泉はそうでもなかった・・・
 というか、メチャメチャ空いていましたので狙い目ではないかと思います。


  老舗旅館の東洋館に到着するや否や、オッサンは旅装を解いて目の前にある武雄温泉
 の元湯に駆け付けました。武雄温泉は1300年の歴史ある温泉。弱アルカリ単純泉で保温
 性に優れ、肌になじみしっとりさせることから、いにしえの時代より「美人の湯」と呼
 ばれているそうです。(オッサンには全然関係ないやん。by妻)
  入口に歴史的建造物である竜宮城のような楼門があります。東京駅を設計した佐賀県
 出身の辰野金吾氏によって設計され、大正4(1915)年に完成したそうです。平成17年
 に国の重要文化財に指定されているとのこと。鮮やかな色彩と形で、天平式楼門と呼ば
 れる、釘を一本も使っていない独創的な建築物なのだそうです。(はい、オッサンお得
 意の「受け売り」ね。by妻) しかし貫禄があって、立派な建物です。たぶん武雄温泉
 のランドマーク的存在になっていると思います。インパクトがありますよね~

  ここには、武雄温泉の由緒ある元湯をはじめ、独創的なお風呂がいくつかあり、人気
 の観光スポットになっています。大衆浴場の元湯だけでなく、予約制の貸切風呂もあり
 ます。実はオッサン、旅行前にネットで見て「ここにぜひ入りたい」と思う貸切湯があ
 りましたので真っ先に駆け付けたのです。事前予約はできず、(確か)1時間前からの
 現地受付のみということでしたので・・・
  息せき切って受付に到着すると、今からの時間は予約が入っていますが午後6時から
 ならば空きがあるというのです。まだ2時間近くありますが、もう一度予約時間に来な
 ければいけません。しかも誰かに先を越されればアウトです。悩みましたが、いったん
 旅館に戻り、午後5時少し前に再度トライすることにしました。
  ということで旅館のお風呂に先に入ることにします。(結局お風呂に入るんか。by妻)

  この旅館は絶好の立地条件で、建物は古いですが改装していますので快適でした。
 そしてお値段もリーズナブルでした。さらに、お風呂が良かったんですよね~ 
  午後4時頃でしたが、誰もいませんので陽当たりの良い広い浴場を独り占めでした。
 そして噂通りにアルカリ性のお湯のためか、体がすべすべになる感じです。温度もほど
 よく、とても気持ちよくお湯に浸かることができました。はぁ~、いい気分や~♨
 ということで、誰もいなかったのでお風呂から上がる時に写真をパチリ。スミマセン。
 宣伝だと思ってお許し下され・・・(ホントはアカンのやで。by妻)

  あれ?、改めて写真を見てみると、隣の旅館から丸見えやん・・・大丈夫か?
 (誰もオッサンの見苦しい入浴姿なんて見とらんから、問題なしや。by妻) 


  さて、午後5時に改めて貸切湯に突進したオッサン、無事に午後6時の予約ができま
 した。ちなみに旅館の食事は午後7時からでしたが、「貸切湯に行く」と申し出ますと、
 快く30分後ろ倒しをしてくれました。旅館の方は従業員の方の帰宅が遅くなるのを嫌
 がるので、食事時間を遅くするのはNGということも多いのですが、ここは「えぇ 結構
 ですよ。殿様の湯に行かれるなら、ぜひゆっくりしてきてください」と快く応じてくれ
 ました。有難うございます。食事はなるべく早く終わらせますので・・・ 
  そうなんです、オッサンが狙っていたのは「殿様の湯」。当時は庶民が見ることすら
 叶わなかったお風呂を50分貸切で体験できるのです。これで、目的が達成できます。  
  
  しかし予約時間まではまだ一時間ありますので、この温泉施設を先に見学します。
 ここには貸切風呂を含めた6種類の外湯がありますが、その他にもかつて(大正時代)
 営業していた共同浴場があります。これも楼門と同じく辰野金吾氏の設計で、同じく 
 国の重要文化財に指定されています。「新館」と呼ばれていますが、大正時代に新しく
 建てられたものということですね。平成15年に建て替えられ、大正時代のオリジナルの
 通り復元されたそうです。(オリジナルの建築は1915年、大正4年だそうです。) 

  今ではもう使われていない浴槽を見学できます。まずは庶民の湯です。天井が高くて
 ゆったりした雰囲気です。廉価で庶民が入浴できる憩いの場所だったそうです。

   

  そして、大正天皇のために作られたという幻の浴室も再現されています。庶民の憩い
 の場所であっただけでなく、実は由緒ある温泉だったのですね。ちらっと見学できまし
 たが、独特の床面タイルです。

  オッサンが見学した時にはわかりませんでしたが、なんと浴槽の中もタイルで装飾が
 されていたそうです。レトロモダンな感じですね。さすが天皇陛下用のお風呂です。

  もちろん昔のお風呂を見学するだけではなく、現代の大衆浴場である「元湯」も営業
 しています。こちらは明治時代に作られたものらしいですが、修復はされていますよね。
 こちらは予約なしでフリーなので、明日の朝に入ることにしました。
 


  なんだかんだで予約時間が近づいてきました。少し早めに「殿様湯」の受付に戻りま
 す。なんだかちょっと緊張します。時間になると、係のおネェさんが鍵をもって現れ、
 「こちらへどうぞ」と別棟に案内をしてくれます。なんだかお殿様になった気分。

  中に入ると、あれ?殿様湯と家老湯の二つの貸切湯があるのですね。料金も違います。
 殿様湯のほうがちょっと高いです。ま、当然かな。

 

   しかし貸切湯にオッサン一人で入るというのは酔狂ですね。しかし、この殿様湯は
 並のお風呂とはちょっと違うのです。これは体験しないとわかりませんからね。
 (こういうところに使うお金は惜しくないんやな、オッサンは。by妻)


  さて、殿様湯のことを書くと少し長くなりそうですので、すみませんが今回はここで
 終了、次回に持ち越しです。(なんやねん、ここまで来て・・・by妻)