Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

長野で温泉 ③スノーモンキーパーク

  今夜は、長野の記事の続きです。渋温泉の外湯(九湯)巡りを不完全燃焼?で終えた 
 後、9:44発の路線バスに乗って次の目的地に参ります。行き先は地獄谷野猿公苑、通称
 スノーモンキーパークです。
  渋温泉から少し山を登ってバスで10分程度の場所にあります。志賀高原に行く途中の
 知る人ぞ知る観光名所です。この季節にしか見られない「雪の中で温泉に浸かるサル」
 を見学できるというので、訪ねてみることにしました。日本人だけでなく、外国の方々
 にも大人気のスポットだそうです。土曜日の朝ということもあり、またコロナの影響で
 いつもより少し見物客も少ないようです。その分ゆっくり見られるからいいかな。


  しかしバスを降りて驚きました。ここからなんと徒歩で30分以上山道を登っていく
 のだそうです。えぇ~聞いてないよ~(ちゃんと下調べをしておかんからやで。by妻)
 しかも30分というのは雪が積もっていない通常の場合の所要時間で、雪道を踏みしめて
 行かねばならないこの季節は、たっぷり40分は見ておく必要があるようです。往復だけ
 で1時間半、見学時間を入れると2時間はかかりますね。十分時間をとっておかないと
 いけないようです。朝早いうちに出てきてよかった・・・雪の中、長い距離(約2Km)

 を歩かなければならないので、荷物はバス停近くの施設で預かってもらいました。
    
  10分ほど雪道を歩くとようやく入口です。でもここからが長かった・・・ 
  ここからあと1.6Kmで所要25分(雪が積もっていない場合)だということです・・・

    


  この先、だんだん雪が深くなります。雪道用の靴でないとちょっとアブナイです。
 延々と森の中を続く細い雪道をエッチラオッチラ登っていきます。傾斜はそれほどきつ
 くはなく、きちんと整備されている道なのですが、距離があり過ぎます。小さなお子様
 連れのご家族や、年配の方々も見かけましたが、かなり苦労して歩いていました。
 どんなにきつくても徒歩で行くしかありませんので、皆さん頑張っていました。

    


  オッサンはおサルさんのようにひょいひょいと足早で登っていきました。一緒のバス
 で来ていた方々よりもかなり先を一人で早歩きしていたら、突然背後でドサ~ッという
 大きな音がしました。え? 何? 

    

  見ると斜面から雪が崩れていました。上の写真ではちょっとわかりにくいのですが、
 オッサンが通過したばかりの雪道に覆いかぶさるように雪が崩れ落ちていました。
 これ、ちょっとした雪崩じゃないの~? あと十秒ほど通るのが遅かったらオッサンを
 直撃していました。よく見ると崩れた雪の塊の一部は右手の崖下に落ちていましたので、
 下手をしたら大変な事故になってしまったかも・・・周囲には誰もいませんでしたので、 
 誰にも気づかれずに遭難してしまう恐れもあったかも・・・やばいぞ、これは。
  この後は崖の方に注意しながら、早歩きで先を急ぎました。小さいお子様やお年寄り
 も歩く道なのに大丈夫なのかな・・・ 
  しばらく歩いてようやく山道を抜けると視界が突然開け、谷合いの集落に出ました。
 ここには地獄谷温泉という山間の小さな温泉宿があり、その先が目指す野猿公苑です。
 しかしこんな徒歩で行くしかない山深いところに温泉旅館があるとはすごい。雪の季節
 は暮らして行くのも大変だと思います。観光客が一杯来るから成り立っているのかな。

    

  なかなかいい雰囲気ですね。晴れていたので谷合いの温泉宿がよく見渡せました。


  あれ、ようやく着いたと思ったら、また「入口」ですか? さっきも「入口」って
 書いてあったよね・・・もうひと踏ん張り、階段を上っていく必要がありました。

  バス停からは40分くらいかかると言われましたが、早歩きのおサルさん?はだいたい
 25分くらいで目的地に到着しました。(さすがおサルさんや。by妻)
 この先に土産物屋を併設した建物があり、そこでチケットを購入(入園料800円)して
 野猿公苑(やえんこうえん)に急ぎます。


  野猿公苑に着くと、既に多くの観光客がいました。まだ午前10:30くらいなのに、皆
 さん出足が早いですね。しかもかなり多くの外国の方々がいました。英語のガイドさん
 が引率するツアー客も何組かいました。聞いていた通り、外国の方にも人気があるよう
 ですね。「スノーモンキー」が見られることで外国の方もよくご存知なのだそうです。
  公苑内は自由に見学でき、雪に積もった斜面や谷川に群れるニホンザルを間近に見る
 ことができます。係りの方が観光客に説明したり、サルに接する時の注意を呼び掛けて 
 いました。オッサンの足元にもたくさんのサルがせわしなく行き交っていて、ちょっと
 ビビりました。人間に慣れているみたいで、大勢の観光客がいても我関せずで、人々の
 間を縫うように歩き回っています。
  あ、そしてお目当ての場所がありました。おサルさんたちが露天風呂に入っています!
 本当にたくさんのおサルさんたちが気持ちよさそうに入浴していますよ。こりゃスゴイ。
 (オッサン、一緒に入ったらあかんで。似ているからって、仲間とちゃうで。by妻)

  まだ小さい子ザルさんもいますね。なかなかカワユイです。

    

  妻も一緒に記念撮影です。妻が来たら、面白がって見ていたと思います。

 
  しばらくすると、おサルさんたちは一斉にお湯から上がり、みんな素早く崖の方へ駆
 け上がってしまいました。そしてその後、係りの人が何か合図をすると、他のサルたち
 が再びワーッと斜面から降りてきて、露天風呂に飛び込んでいきました。野生のサルだ
 と聞いていましたが、ひょっとしたら餌付けで仕込まれているのかもしれません。
  一匹のサルと目があってしまいました。「オッサン、何か文句あるんか?」

  子ザルさんもお湯に入って、全身をブルブルさせていました。温かそうですね。
 オッサンも露天風呂に入りたくなってしまいますよ。(入ったらアカンって。by妻)

  観光客の皆さんは大人も子供も、この楽しい光景を写真に収めて満足しているようで
 した。お子様たちは大喜びですね。いやぁ、ここはなかなか楽しいところです。


  詳しくは下記のHPをご覧ください。苦労して雪道を歩いても行く価値はあります。


  
  
 20分程見学をして、また雪道を歩いて戻ります。
 次回が長野編の最終回です。まぁ帰るだけですけど。(今回は短いの~ by妻)