Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

Shche ne vmerla Ukraina (ウクライナ国歌)

  今週行われたニューヨーク・フィルの演奏会で、90歳の指揮者ヘルベルト・フォン・
 ブロムシュテットさんがこの曲を演奏されました。 
 
 The Ukrainian National Anthem "Shche ne vmerla Ukraina" (Excerpt)


  哀愁を帯びた旋律に、ウクライナの人たちが直面している悲しい現実を思わずには
 いられません。どうか早く平和が訪れますように。でもそのためには「あの忌まわしき
 男」をどうにかしなければならない・・・歴史に残る残虐な独裁者、世界を危機に陥れ
 たロシアの恥ずべき卑怯者を・・・


  ブロムシュテットさんはオッサンが宮崎に住んでいたころ、ドイツのバンベルク交響
 楽団を率いてブルックナーの交響曲第七番を宮崎のコンサートホール(メディキット)
 で演奏されました。終演後、オッサンは舞台最前列に行き「ブラーヴォ、マエストロ!」 
 と声をかけると、振り向いて手を振ってくれました。古くはNHK交響楽団の常任指揮者?
 も務められるなど、日本でもお馴染みの大指揮者です。決してパフォーマンスではなく、
 今、世界トップの音楽界ができることを、自ら行動で示されたのだと思います。


  対照的なのは、あの男に連帯を示す残念な輩たち。クラシック界の大御所にも、あの
 男と親しい、または頭が上がらないロシアの愚か者共が一定数おり、悪魔に魂を売った
 ことを自ら表明しています。
  その代表はワレリー・ゲルギエフ。
  先日ニューヨークで行われる予定だったウィーン・フィルのコンサートではウィーン・
 フィルから共演を拒絶され、カナダ人指揮者のヤニック・ネゼ=セガンさんに交代させ
 られました。ぶっつけ本番でロシアの作曲家の曲を指揮したセガンさんには、NYの聴衆
 とウィーン・フィルから最大限の賛辞が贈られました。ちなみに、そのコンサートでは
 ラフマニノフのピアノ協奏曲を演奏する予定だったピアニストのデニス・マツーエフも
 同様に舞台を降ろされ、代役のピアニストになりました。


  なお、ゲルギエフ はその後、首席指揮者を務めるミュンヒェン・フィルや、ミラノ・
 スカラ座からも解任、契約解除となっています。もはやこの男が舞台に立てるのは、自国
 とC国、その他はベネズエラ・シリア・エリトリア・北朝鮮しかないでしょう。オッサン
 も二度と演奏を聴く事はないでしょう。ペルソーナ・ノングラータがふさわしい。 


  


  そして本当に残念なことに、あのフィギュアスケートのロシアの男も・・・
  もう羽生君に近づくなよ!
  
   ここで、余計なことかもしれませんが「スポーツや芸術に政治を持ち込むな!」
  という方々に申し上げます。スポーツや芸術は、人々が平和に暮らせる社会でなけれ
  ば成り立ちません。今、誰も望まない戦争をひき起こし、罪もない民間人を虐殺して
  いる卑劣な男に対し、世界が非難しています。そのような男に加担する者に、芸術や
  スポーツを行う資格はありません。ましてや称賛など与えてはなりません。
   パラリンピックの出場停止は、ロシアのパラ選手には気の毒ですが、仕方ありませ
  ん。ウクライナの人たちがロシア軍に蹂躙されている時に、ロシアのパラ選手が脚光
  を浴びることはあってはなりません。ロシアのパラ選手の方々が文句を言うべきなの
  は、IPCや西側諸国にではなく、あなた方の祖国で戦争を仕掛けている者たちにです。


   ひとつだけ、救われるような記事がありました。
  まぁ金持ちだからできることなんでしょうけどね。賢明なふるまいです。少なくとも
  自分は戦争に賛同してはいない、ということをアピールする必要があるのでしょう。


  ウクライナが援軍もなしに、ロシアの侵略からいつまで持ちこたえられるのかはわか
 りませんが、あの男の思い通りにさせてはなりません。西側諸国、世界のまともな国々
 は、結束して事態の悪化を食い止めてほしいです。
 ・・・まぁオッサンがいきり立ったところでどうしようもないんだけど・・・ 
 (今夜もヒートアップし過ぎじゃ。お酒の飲みすぎやろ。by妻)