Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

南紀への旅 ④紀伊勝浦温泉:ホテル浦島

  3月下旬に行った南紀の旅の続きです。(ちょっと忘れかかっていました。)
  紀伊勝浦駅に午後5時頃に到着し、宿泊ホテルであるホテル浦島へ向かいます。
  少々寂れた感じ(失礼)の紀伊勝浦駅から、レトロな雰囲気のアーケードの商店街を
 抜けて港の方に歩いていきます。徒歩7分程で、ホテル浦島へ向かう連絡船の出る桟橋
 に到着します。数人の宿泊客が既に待っていました。ホテルの宿泊客の送迎用の船が、
 この桟橋とホテルのある島とをピストン往復しているようです。
  ほどなくして船がやってきました。よく見ると、前面が亀の形をした船です。まぁ、
 亀の背中ならぬ亀の格好の船で、龍宮城ならぬホテル浦島へ向かうという趣向ですか。
 ちょっと恥ずかしい気もしますが、まぁご愛敬ですね。

  上の写真の後方に見える、紀伊勝浦の港を塞ぐような恰好で横たわっている島全体が
 ホテル浦島の敷地だそうです。すごいですね。島が丸ごとホテルという訳ですね。
 (デジカメの写真がちょっとピンボケでスミマセン。)

  この連絡船で約5~6分でホテルの玄関口まで運んでくれますので、とても楽です。

  ホテル浦島は、メイン館の他に3つの宿泊棟があり、相当なキャパシティがあります。 
 ゴージャスなお部屋もあるようですが、オッサンは一人旅なので、裏側(太平洋側)に
 ある「日昇館」という別館の、海と反対側の訳アリ部屋(割安)で我慢です。妻と一緒
 だったなら、眺望や部屋のグレードにもこだわりますが、オッサン一人だと贅沢は言い
 ません。まぁ食事とお風呂にはこだわりますけどね・・・
  下の図で見てもわかる通り、本館からは長い連絡通路で5分程歩きます。しかし、広い
 ホテルですわ。方向音痴のオッサンは迷子になりそうです。(絶対になるわ、by妻)

  長い連絡通路の途中には、土産物屋が並んでいました。廊下に行先を示す色のついた
 導線が引かれていました。日昇館にはオレンジ色の導線に従って歩いて行けばいいので
 安心です。(これならオッサンでも迷子にならずに済むの~。by妻)


  ようやくたどり着いた日昇館7階の部屋は、ツインベッドの山側の部屋でした。海に
 囲まれたホテルなのに、なんでこんな眺望が全くない部屋を造るのか理解に苦しみます
 が、割安なので文句はいえません。ネット予約時に「眺望無し」と書いてありましたが、
 眺望が悪いのではなく、「無し」という意味がわかりました。何にも見えません。山の
 斜面が目の前にあって、文字通り「眺望無し」です。こんな部屋があること自体、意味
 わからん。まぁそれを承知で予約したのだから仕方ないですね。


  まぁ部屋には期待していなかったので、あとは食事とお風呂です。食事の方も残念な
 ことにオッサンの好きではないヴァイキング形式なので、あまり期待はできません。と
 なると残るのはお風呂だけ。そうです、ここの「売り」は有名な洞窟露天風呂でして、
 オッサンもそれを目当てに宿泊するのでした。(そんなこったろうと思うたわ。by妻)
  オッサンの宿泊している日昇館の近くには「玄武洞」、そして本館の裏手にある有名
 な「忘帰洞」という2つの洞窟温泉露天風呂があるのです。何はさておき、まず忘帰洞
 に行ってみることにしました。


  その名の通り、素晴らしすぎて「帰ることを忘れてしまう」ということで名付けられ
 たそうです。ちょっと大げさやな、と思いましたが・・・(写真はネットから拝借)
  おぉ、広い洞窟の中にお風呂がいくつもあります。こんなところによく造ったなぁ。

  そして洞窟の出口(入口?)部分には太平洋の荒波が岩を洗う絶景が望めます。
 こりゃ噂通りにスゴイです。お湯は海沿いにある温泉なのでやや塩っぽく、やや白濁し

 ていて粘り気がありました。保温・保湿効果に優れていると思います。

  多くの宿泊客が夕食前にひとっ風呂浴びに来ていましたので、かなりの混雑でした。
 洞窟の出口(入口?)近くの半露天風呂では、熱いお湯に浸かりながら海辺の絶景を
 堪能できます。お湯は快適で、潮風が心地よく、時間のたつのを忘れるほどです。

  これは人気が出るのも当然ですね。お風呂にうるさいオッサンも十分満足しました。
  
  洞窟風呂を堪能した後は、大食堂でヴァイキングの夕食です。オッサンはあまりたく
 さん食べる方ではないので、ヴァイキングではない方がいいのですが、割安プランなの
 で仕方ありません。南紀勝浦はマグロの水揚げで有名なところですので、バチマグロの
 刺身が美味しかったです。あとは、なんだかどうでもいいような内容。ビーフシチュー
 に赤ワインなんて、こんなところで頼むものではないような気がしますが・・・
  これでお腹がいっぱいになりました。ご飯が余計だったかな・・・


  食後は、再び温泉です。今度は宿泊している日昇館から近い玄武洞の温泉です。そこ
 に行くまでの通路がもう洞窟になっています。

     

  忘帰洞ほど広くはありませんが、こちらもワイルドな雰囲気です。細長い洞窟なので
 出口(入口?)のところにある半露天風呂に行くには、湯船の中を歩いていかなければ
 なりません。あ、こちらも写真はネットから借用しております。

  中央の仕切りで男女別に分かれています。下の写真のように、洞窟の出口(入口?)
 のところの半露天風呂からは、忘帰洞とは違ったアングルで太平洋の絶景が見渡せます。

  波しぶきがかかるくらい間近に海が見えます。こちらはちょっと狭いので、4~5人
 でぎゅうぎゅうでした。こういうところによく、一人で長い時間ベストポジション?を
 占拠している人がいます。雰囲気に浸りたい気持ちはよくわかりますが、ある程度時間

 がたったら場所を譲ってほしいです。(イライラしとったやろ、オッサン。by妻)

  このほかにも内湯が2か所あり、オッサンはそこにも入りに行きました。(どんだけ
 温泉好きなんや?by妻)
  温泉をたっぷり堪能して、この日は早めに就寝です。翌日からはまた大忙しです。
 (オッサンの旅行は最初っから最後まで大忙しやんな。by妻)