Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2022年GW 北に向かう旅 ⑫奥薬研温泉:河童の湯

  今日も真夏のような酷暑の関東地方南部。
  昨日はワイン試飲会から帰って来て、疲れてすぐに(午後10時頃?)眠ってしまった
 ので、夜中の2時過ぎに起きてしまい、結局そこから寝られませんでした。
  朝まだ涼しいうちにベランダの植物の水やり、そして憎いカイガラムシの駆除を行い
 ました。もう汗だくでした。そうそう、ベランダの物置を探したら、昔妻が使っていた
 顆粒状の殺虫剤オルトランが見つかりました。もう9年経過しているけど大丈夫かな?
 蓋を開けると、覚えのある強烈な臭いがします。とりあえず試してみよう・・・
  
  って、全然関係ない話になりそうでしたが、今回はGWの青森の記事を続けます。
 むつ市のグランドホテルに宿泊し、翌朝早朝から露天風呂(美人の湯)にもう一度入り、
 朝食をさっと頂いてから、タクシーで再び「むつバスターミナル」に向かいます。結局
 頼りになるのは下北交通のバスとタクシーだけですが、バスの便数は極めて少ないので
 綿密な計画が必要です。
  今はなくなってしまった、むつバスターミナルの写真を再掲。

    

  
  当初の予定では、レンタカーで昨日のうちに恐山と奥薬研(やげん)温泉に行って、
 今日は下北ワイナリーと有名な観光地「仏ヶ浦」に立ち寄り、大間で本場のマグロを食
 べる予定でした。しかし路線バスが通っていないところに行くのは難しく、計画見直し
 せざるを得ませんでした。
  オッサンは午前8時にむつバスターミナルを出発する、下北半島のマサカリの刃先に
 近い佐井行きのバスに乗り込みました。終点の佐井まで行けば、仏ヶ浦まではなんとか
 行くことができるかもしれません。しかしそうすると温泉を諦めることになります。
 結局温泉好きのオッサンは、仏ヶ浦と大間のマグロを諦め、奥薬研温泉に行こうと決心
 しました。しかし奥薬研温泉まで行くバスは廃止されていますので、途中の大畑駅まで
 行き、そこからタクシーで行くことにしました。大畑駅には8:30着でした。
  ん?駅?・・・そうなんです、2001年春まで大湊線の下北駅から下北交通のローカル
 鉄道が下北半島の最北端(マサカリの天辺)の大畑まで延びていたのでした。その駅舎
 が今では下北交通の大畑バスターミナルとなっているのです。  

  下北半島北部の交通の要衝だった大畑駅ですが、今では一日に数本の大間・佐井行き
 のバスと、むつバスターミナルとの間を結ぶバスが通るだけの寂しい状況のようでした。
 しかしこの駅舎内には地元のオバサマが常勤されていて、オッサンはここで下北交通の
 記念切符を購入しました。今でもプラットフォームに出ることができますので、かつて
 の「駅」の面影をたどることができます。

  あ、まだ線路が敷かれたままで、車庫もあります。実はここでは地元有志の運営で、 
 保存鉄道として一年に何回か列車を動かしているそうです。鉄ちゃん必見なのですね。
 いつでも運転できるような状態で保存することを「動態保存」と言いますが、まさしく
 それですね。でも残念ながらこの日は運転日ではありません。

  運転日にはこんな ↓ 懐かしい国鉄型の車両が登場するそうです。乗ってみたいね。  

  線路が敷かれているのは大畑駅から少し南の方までで、大半の線路は既に撤去されて
 います。そうですね、最近「廃線跡を訪ねて歩く」という方々もいらっしゃいますよね。
 鉄道好きの一つのジャンルになっていますね。(オッサンは「列車に乗りたい派」なの
 で、廃線跡を歩くことは今のところ興味なしですが。)
  
  さて、大畑駅前にいたタクシーのおっちゃんに頼んで、奥薬研温泉まで行くことにし
 ます。するとおっちゃん、「観光タクシー扱いにしたら定額2,000円で行くよ」と有難い
 お言葉。正直、距離からすると片道5千円くらいは覚悟していたのですが、助かります。
 おっちゃんに訊くと、薬研温泉まで行く路線バスが廃止された後、むつ市の補助金で、
 この制度が施行されたそうです。観光客や地元の方が温泉に行くための便宜を図ってく
 れているのです。むつ市さん、財政事情が厳しいなか、有難うございます。
    
  奥薬研温泉まではタクシーでも20分以上かかりました。途中から険しい山道に入りま
 すが、渓谷に沿って山を登り温泉近くになると視界が開けてきました。温泉宿のある、
 薬研(やげん)温泉の集落を通り過ぎ、1~2Kmほどさらに上ると奥薬研温泉です。

  立派なレストハウスの前に着きました。タクシーの運ちゃんは、「帰りも同じ料金で
 来ますから、電話してくださいよ」と言ってレシートをくれました。いやぁ、タクシー
 がなければここには到底来られませんでしたから有難いです。
  このレストハウスの受付を通って、下の方にある川沿いの「夫婦かっぱの湯」に行く
 ことができますが、あいにくオープンは10時からとのこと。受付のお姉さんは、その
 前に「ちょっと手前に(元祖)かっぱの湯というのがありますから、先にそちらに行っ
 てみたらどうですか?」というので、オッサンはスタスタと歩いて(元祖)かっぱの湯
 に行くことにしました。しかし、ちょっとわかりにくいな。広い駐車場があって、その
 奥に入口があり、木の階段を下って川べりまで下りて行くようです。

  この看板 ↓ がないと、見落として通り過ぎてしまいそうでした。

   階段を下りきると、ありました。エメラルド色に輝く露天風呂です。これが(元祖)
 かっぱの湯ですね。木の柱と屋根が付いていますが、昔はこんなものはなく、ワイルド
 な眺めが楽しめたようです。ちょっと興ざめですが、この露天風呂は混浴(正確には、
 男性用と女性用で時間を分けている)なので、外から見えにくくする必要があったよう
 です。(そらぁオッサン連中みたいに、すっぽんぽんでその辺をブラブラするわけには
 いかんからの~。by妻)  

  誰もいないので、ひそかにこんな写真を撮りました。😝 (・・・by妻)

  妻も連れてきました。まぁ一緒に入るわけにはいかんけど・・・(アホ)

  あっ、湯船の近くにカッパ君がいました。「えぇ湯じゃろう。ケケケ・・・」(アホ)

  オッサン、のんびりお湯に浸かり、すぐ眼下を流れる川の流れを見たりしてしました
 が、あれ?人の気配がしました。・・・誰か来たのかな?でも誰もいないけど・・・
 しばらくするとまた人の気配。今度は姿を現しました。妙齢のお姉様です。うわ、ヤバ。
 するとお姉さま、「あの~、もう出られますか?女性の入浴時間なんですけど・・・」
 それを聞いたオッサン、😱😱😱・・・「すみませ~ん!すぐ上がりま~す」


  なんと男性の入浴時間は朝6時から9時半まで、女性は9時45分から12時までと
 なっていたのでした。今はもう9時50分・・・タイムオーバーでした。ごめんなさい。
 慌てて湯船から上がり、服を着ますと、脱衣所にちゃんと男女の利用時間が書かれてい
 ました。あわてんぼうのオッサンは眼中になくて見落としていました・・・
  階段を上って入口に戻ると、さきほどのお姉様が待っていました。「すみませんでし
 た。」と頭を下げると、「イエイエ、いいんですよ。急かしてしまって悪かったですね」
 とおっしゃいます。いや、オッサンが時間オーバーでしたから悪いのはオッサンでした。
 オッサン、ペコペコしながら慌てて(元祖)かっぱの湯を後にしました。(アホやな)


  ということで、今度はさきほどのレストハウスまで戻り、「夫婦(めおと)かっぱの
 湯」という新しい人気スポットの露天風呂に入りに行きます。
  スミマセン、長くなりましたので続きは次回・・・
 (お風呂に入るだけなのに、何をもったいぶってるんや。by妻)