ボルドーワイン・エクスペリエンス 2019
ここ数日は真夏のような酷暑に見舞われた関東地方南部。風も物凄くて、ベランダの
バラの支柱が折れてしまいました。😱 植物は大丈夫だったのに。やはり自然にある
ものの方が強いということですね。しかし、葉っぱや花がらが飛散して後片付けが大変。
さて昨日は夕方から久しぶりに都心へ出かけて参りました。目的は、コレ ↓ です。
はい、日本最大のワイン業者であるエノテカさんが毎年開催しているボルドーワイン
の新着ヴィンテージの有料試飲会です。その名もボルドーワイン・エクスペリエンス。
オッサンは過去に一度参加したことがあり、今回は2回目。最新の2019年ヴィンテージ
の一流シャトーものを25種類も味わえるという、ワインファンには願ってもないイベ
ントです。エノテカさんのことをいつも「価格が高い」「どの店もおんなじ」と文句を
言っているオッサンですが(済みません)、この時ばかりは「エノテカ様、有難うござ
います」と心の中でつぶやきます。
(ホンマにご都合主義で自分勝手な奴っちゃな。でも有料やで。by妻)
ということで、都心の広尾にあるエノテカさんの本店にノコノコ出かけてきました。
イベント開始時間は16:30~ですが、待ちきれなくて16:00には到着。(小学生か。by妻)
近くには世界各国の大使館があったりする高級住宅地の一角にあります。オッサンは
広尾にはエノテカさん以外には全く用がありません。(オッサンには似合わん。by妻)
まだ早いかな?と思って中に入ると、既に3~4人の方がいました。お店の方に聞く
と、もう受付は始まっているとのこと。完全予約制で1回あたり定員20名だったよう
ですが、それでも心配性なオッサンは早めに来たのでした。入り口で検温とアルコール
消毒をしてから入店です。
窓口で予約していることを告げ、名簿を確認してもらいます。はい、大丈夫でした。
キャッシャーで料金を払うと、エノテカさんの紙袋が渡されます。あれ、なんだろうと
思って開けて見ると、中には試飲用の大きめのグラスが2脚入っていて、今回試飲する
ワインの解説が書かれた小冊子が入っています。参加者はこのグラスを使い回して試飲
をするのですが、ワインの味が混ざらないよう用意された水でゆすぎ、軽く拭いてから
別のワインを注ぐのです。そして試飲後は持ち帰り可能です。包装用のプチプチ袋?も
入っています。これは有難い。普通に買えば2000円くらいする大ぶりのワイングラス2
脚分の値段が含まれていると思うと、貧乏性のオッサンはますますお得感が増した気に
なりました。(ゲンキンなオッサンやの~ by妻) お店側としてもグラスを洗うのは
とても大変ですし、コロナ感染予防のために思い切ってこのような仕組みにしたのだと
思います。
あれ?店内を見渡すと、先に来たお客さんは既にワインを注いでもらって試飲を開始
しています。イベント開始は16:30~なのにいいのかなぁ?と思ってお店の方に訊くと
「終了時間(18:30)の15分前にサービスを終了しますので、早めにスタートしたほう
がいいですよ~」とのこと。そうなのか、ではオッサンも試飲を開始します。
試飲をする場所は、店内のワイン売り場のガラス台の上。間仕切りをして一人分でも
十分なスペースを確保してくれています。ミネラルウォーター1本と厚手の紙コップ、
グリッシーニが用意されていました。今まではバゲットだったのですが、コロナ対策の
ために包装されたグリッシーニに変更したのだと思います。
さて試飲用ワインはお店の入り口近くのオープンスペースに設けられた長テーブルの
上にずらっと並べられ、お店の方が一杯ずつ注いでくれます。あ、なんと電子メーター
(秤)があります。一杯30mlなので、きちんと計測しないと大変ですからね。「オレの
がちょっと少ないぞ」と文句を言うオッサンが出ないようにする目的もあるでしょう。
グラスにワインを注いでもらうとき、渡された(ビンゴゲームのような)台紙に係り
の方がスタンプを押してくれますので、何を飲んだのかを間違えずに済みます。当然、
同じワインを何度も飲むことができないようにしているのですけどね。
25種類も揃うと壮観です。辛口白と甘口白が1種類ずつ、残りの23種類が赤です。
2019年は優れた年で、専門家から非常に高い評価を得ていますが、ここ数年のグレート
ヴィンテージである2015、2016、2018年よりも比較的早くから飲める柔軟さを兼ね備
えているそうです。まだ若いボルドーワインの試飲は、渋くて苦いことが多くて楽しい
とは言いかねることもあるのですが、2019年は期待できそうです。
ボルドーワインは先物取引(プリムール)で最初の売り出し価格が決まる仕組みで、
資産価値もあるボルドーワインは世界的に年々値上がりが激しくなってきています。
しかし、2019年はプリムール販売時にコロナの影響で買い付けにボルドーに行く人が
大幅に減り、シャトー側は危機感を持って蔵出し価格を前年比5~30%ほど下げたと
いうことで、何年振りか忘れるほど久しぶりにプリムール販売の価格が下がりました。
そういうのに弱い?オッサンは、実は10年振りに2019年ボルドーのプリムール販売
のシャトーものを(エノテカさん以外の業者から)数本購入しておりまして、今年の
秋には届く予定になっております。ただ飲み頃のピークは2040年以降なので、その頃
自分が生きているか、健康でお酒が飲めるのかを冷静に考えると微妙な買い物でした。
今回試飲できるワインの中に、オッサンがプリムールで購入したシャトーもいくつ
かありますので、蔵出し直後の今の状態を知ることができていいかなと思います。
ここで、個別のワインのことを書き出すと、単なるワインオタク記事になってしまい
ますので(イヤ、既になってるで。by妻)、個々の紹介は割愛させていただきます。
素晴らしかったのは、やはりこの日に出された唯一の第一級格付けシャトー、ムートン・
ロートシルト(ロスチャイルド)でした。ラベルには毎年、著名画家が描いた絵を採用
していますが,2019年は誰だったかな?
濃い紫色で、豊潤な力強い香りがします。口に入れるとベルベットのような柔らかさ
でありながら骨格がしっかりしており、飲み込んだ後の余韻がとてつもなく長い!
これは頭一つ抜け出した感じの品質の高さです。まぁ82,500円もするんだから当然か。
オッサンは終了時間のちょっと前まで、2時間にわたって全25種類を試飲しました。
一杯30mlでも、合計すれば750mlとワイン一本分ですから、ちょっと酔っぱらいました。
プロの方は飲み込まずにバケツに吐き出して酔わないようにしますが、オッサンや一般
人はもったいないのですべて飲んでしまいますから、次第に酔ってしまうのですよね。
最後の方はちょっと味がわからなくなってきてしまったかも・・・
(それじゃぁ試飲する意味ないやん。by妻)
帰宅して自分の書いたメモを見ると、ちょっと笑えました。もう既に酔っていたな。
・・・これはノーブルな感じ。でもうすくね?色もちょい明るいね。
(第二級格付シャトー・ローザン・セグラ:あのシャネルが所有するシャトー)
・・・やっぱちょっとわかりいにくいな~ そうか~ だんだんいい感じになって
来たヨ~ 注:オッサンこそ、だんだん酔っぱらってきてないか?(by妻)
(第二級格付シャトー・デュクリュ・ボーカイユー)
・・・こいつはスゲェ、コス(このワインのライバル。次に登場)とガチ勝負する?
(第二級格付シャトー・モンローズ:エノテカさん2019年のイチオシ)
・・・これもスゲェや。すずしげな香りなのにヘビィ~
(第二級格付シャトー・コス・デストゥルネル)
・・・ま、がんばってるね~ 3,000円なら買うけどね~
(コスのセカンドワイン:格下げしたもの。でも定価は9,350円!高杉晋作)
・・・なんだこれは!(バカでかい字で書いていた。笑)
(泣く子も黙る第一級格付 シャトー・ムートン・ロートシルト)
・・・ムートンのあとだとふつうにみえる (既にほぼひらがな。笑)
(第二級格付シャトー・ピション・ロングヴィル、コンテス・ド・ラランド)
最後の方は酔っぱらってふにゃふにゃになっていたみたいだな~、恥ずかしい・・・
そしてオッサン、酔っていい気分になってしまうと必ずやらかす・・・
・・・キリリ、これはいいかも。渋いけど少し甘みもあるよね。
(格付のないポムロール地区のシャトー・ラ・フルール・ペトリュース)
試飲して気に入ったワイン ↑ を買っちゃいましたよ~ 高かったのに・・・
酔っぱらっていい気分にさせてワインを買わせようというエノテカさんの戦略か?
(いや、ただ単にオッサンがアホなだけやで。by妻)
ボーナス直後は気が緩むからアブナイな。(買ってから気をつけても遅いで。by妻)
あれ?結局なんだかんだ言って個別のワインの紹介をしてしまいましたね(アホ)。
さらに、既に記憶が定かでないのですが、帰宅途中に広尾駅前にあるオシャレな
パン屋さんに寄ったらしく、買った覚えがないけどバゲットを買っていました(笑)。
店に入る前に撮ったと思われるスマホ写真が、1枚だけありました・・・
やっぱり外でたくさん飲むとイカンな~(アホ。毎回毎回反省がないわ。by妻)
しかし帰巣本能でちゃんと帰宅しました。仏壇に供える花も買ったし、晩御飯を駅前
中華で食べたことは覚えているから、今回はまだマシだったと思うけど・・・
・・・バゲット、長さ約80センチ。どうしよう・・・(アホ)
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