哀悼 ジュリエット・グレコ様
今日、ニュースでフランスの往年の高名なシャンソン歌手、ジュリエット・グレコ様
が亡くなられたことを知りました。御歳93歳、大往生なのかもしれませんが、心より
ご冥福をお祈り申し上げます。
思えば私が中学生の頃(約40年前)、当時住んでいた静岡県西部の田舎町の駅前の
レコード店で、「シャンソン・ド・パリ」という2枚組のLPをお小遣いで買いました。
人生で二枚目のレコードでした。(ちなみに一枚目は定番のベートヴェン交響曲第三番
『英雄』でした。のも「ひでお」、じゃないですよ・・・知っとるわ、ボケ! By妻)
そのなかに収録されていたのは時代を超える名曲ばかりでしたが、とりわけ素晴らしく
感じたのは、グレコ様の代表作「枯葉」でした。正に「衝撃」でした・・・
Juliette Gréco - Les Feuilles Mortes (La la la, 1966)
なんでしょう、この鼻にかかったようなくぐもった声に、引きずり込まれそうになり
ました。大人の女性の魅力、というか、子供心にフランスってすごいなぁと思いました。
だって当時はアイドル歌手の全盛期、うちの親の世代は演歌どっぷり、でしたから。
で私といえば齧り始めたクラシックにハマっていたのですが、そんなお子ちゃま遊び?
がぶっ飛ぶくらいの衝撃でした。
もう、大人になったら絶対パリに行って絶対シャンソニエで絶対グレコ様(ダメなら
ジャクリーヌ・フランソワ様)の唄を聴くぞ!と誓いました。実現しておりませんが。
でも今となっては、パリの昔ながらのシャンソニエで古典的シャンソンを聴くという
のは、歌舞伎座で歌舞伎を見るみたいなものかもな・・・と思ったり。
パリの空の下・・・アッコルディオン・・・思い出せばキリがありません・・・
♪ スゥ レ シェル ドゥ~ パりィ・・・ うー むぅ~ん💛
ジュリエット様、有難う。ゆっくりお休みください・・・
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