2023年GW:会津の旅 ②秘境ローカル線の只見線に乗って・・・その2:只見町をちょっと観光
ちょっとやる気が萎えていた会津の旅を、ぼちぼち再開いたします。
秘境ローカル線と呼ばれる只見線のディーゼル列車に乗って、福島県側の只見駅まで
到着しました。次の列車までは約3時間もあります。観光地ではなく、失礼ながらこれ
といった観光名所に乏しい盆地の只見町、どうやって時間をつぶすかという感じです。
駅前にはにわか仕立てのプレハブの観光案内所がありましたので、歩いて行ける範囲
の見どころを聞いて、ちょっと散策をすることにしました。遠くに見える雪山が綺麗。
まずは駅からほど近い場所にある、三石神社です。田んぼ道を歩いていくのですが、
アブが寄ってきてちょっとイヤな感じ。しばらく歩くと鳥居があって、それをくぐって
小高い山に登って行くみたいです。しかし、誰もいません。どうしようかなと思いまし
たが、せっかくなので登ってみました。結構きついな、これ・・・
なんのことはない、三石神社とは、神を祀った三つの石がご神体の神社でした。
往復して戻ってくるまで、オッサンの他には誰も訪れる人はいませんでした。
なんだか確かに神様が宿っているといってもおかしくないような特徴のある岩です。
一応お参りをしておきましたが、戻って来た時には汗だくになりました・・・
この後は、只見町の肝煎りでできたという施設「ブナと川のミュージアム」に行きま
した。しかし歩いていくのはちょっと遠かった。レンタサイクルを借りれば良かった。
(オッサン、自転車の運転が下手やからな。軽井沢でコケたしな・・・by妻)
内部には本物のブナの樹と、只見町周辺に生息する鳥獣の剥製が展示されていました。
ぶな~のもり~の はが~くれにぃ~♪(アホ) シューマンの歌曲「流浪の民」より。
(オッサン、2年前に行った白神山地のブナ林でも同じギャグを言うとったな。by妻)
剥製にされてしまった鳥や動物は可哀そうですが、なかなか興味深い展示でした。
ニホンウサギ、テン、キツネ、タヌキ・・・確かにタヌキは妻に似ているな・・・
鳥はとても種類が多いようです。ヤマセミ君はド派手な帽子を被っている感じです。
キジかと思ったら、ヤマドリの雄でした。見事な尻尾ですが、邪魔にならんのか?
そしてもう一つの見どころは、雪深い只見の人たちの生活道具の展示です。
雪の上を歩くためのカンジキや、除雪に使う木のスコップなどが展示されています。
雪国の人たちの生活の知恵が生かされています。
只見町の伝統的な、素朴さの残る工芸品も展示されていました。
あ、こんなものも ↓ もありました~ 可哀そうだけど・・・まぁしかたないか・・・
ここは展示品の撮影OK、館内は涼しくて快適でした。そこそこの数の観光客の方々が
見学に訪れていました。ちょっと行きにくい場所にありますが、なかなか良かった。
この日は晴れて暑かったので、汗だくになったオッサン。このままでは気持ち悪いので
只見川沿いにある温泉施設に行って、ひとっ風呂あびてさっぱりしてきました。😝
最近は、どこにいっても公共の温泉施設があるので有難いですね。
その名も「ひとっぷろまち湯」😆。町民の方もご愛用されているようですが、この
時間帯(お昼前)はだれもいませんでした。またしても独り占めのオッサンです。😆
残念ながら湯に浸かりながら只見川は見られませんが、快適なお風呂でした。
汗びっしょりでしたがスッキリして、下着も着替えてリフレッシュ!
(オッサンは、いつでもバッグにお風呂・着替えセットを入れているのです。😝)
この後は駅に戻りながら、もう一つの観光スポット、田子倉ダム建設に伴い水没した
田子倉集落の記念館に行きました。
今はダム湖の底に沈んでしまった田子倉集落。そこに故郷の家があった方々にとって
は思い出の場所になっているのでしょう。そのためか、写真撮影は一切禁止でした。
生活の利便性を追求する陰で、このような犠牲があったことは肝に銘じなければなりま
せん。日本全国、ダム湖に沈んだ谷底集落はかなりあるのではないかと思います。
ちょっとしんみりしたオッサン、お昼ご飯を食べてから駅に向かおうと思いましたが、
なんとこの町には外食する場所が僅かしかなく、さほど多くはない観光客が訪れただけ
でキャパオーバーとなっておりました。そして駅から歩ける範囲にはコンビニもない。
駅そば屋やカレーショップもありません。・・・オッサン、食いっぱぐれました。😓
まぁGWや夏休み、紅葉のシーズンしか観光客は来ないので仕方がないでしょうが、
せめて何もないだだっ広い駅前広場に、出店でもいいから出してほしかったな・・・
観光案内所の方々もボランティアっぽくてプロではない感じでしたしね。まぁここは
素朴な町の雰囲気を壊さない方がいいのかもしれませんね。
ということでおなかをすかせたまま(笑)只見駅に戻ります。次に乗る列車が、既に
ホームに入線していました。
観光用の臨時快速「風っこ」号です。この列車の特長は・・・
はい、窓のないトロッコ車両なのです。寒い季節にはストーブを焚くみたいです。😀
これは楽しそうで、期待できそうです。指定席券500円を追加で支払うだけで体験
できますので、鉄っちゃんだけでなく一般人の方々にも大人気のようです。
さぁ、このトロッコ列車「風っこ」号に乗って、只見川の絶景を堪能しますよ。
スミマセンが、その模様は次回に!(どケチめ!by妻)


















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