Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

今日は墓参り・・・そして大相撲初場所千秋楽・・・

  今日は墓参りの日でした。朝は曇っていて富士山が見られませんでしたが・・・
 お花は昨日のうちに買っておきました。バラとチューリップ、リシアンサスです。
  昨日の夕食は、今年初めての焼肉。スーパーで特売だったのですかさずGET!😆

     

  ワインは弟夫婦から贈られたボルドー、サンテミリオンの2005年。シャトー・バルド・
 オーというワイン。アルコール度14.5%で、濃厚でニガニガでした。まだ10年早かった。
 2005年はすこぶるイイ年なのですが、早飲みは厳禁ということを改めて認識しました。


  そしてお墓参りの後は恒例の、沼津魚がし鮨さんへ。地元のお店は1貫からオーダー
 でき、カウンター席だとアラ汁を無料サービスしてくれるのでメッチャお得なのです。

  生サクラエビ軍艦、とらふぐ(皮つき)、ホンマグロの中トロ、アジ、イサキ、ブリ
 の6貫とアラ汁で税込1,480円でした。そうそう、ダイエット中のオッサンは、シャリ
 を少な目にしてもらいました。😆 (イヤ、お鮨なんか食べてる場合ちやうで。by妻) 


  そして今日は急いで新幹線で帰宅。そうです、大相撲初場所千秋楽を見なければ!
 帰宅したのは午後3時半過ぎ。既に幕の内の取組に入るところでした。
  今日は序二段の優勝決定戦があったようで、ウクライナ出身の安青錦(あおにしき)
 が優勝しました。彼はまだ入門二場所目。先場所は序の口で優勝していて、入門以来
 負け知らず。どこまで行ってしまうのでしょうか? ちなみに日本語も流ちょうに話
 します。頭もすこぶる良いと思います。これは楽しみな力士が出てきました。

  

  そして皆さん期待通りに、幕下では若隆景関が優勝。来場所はようやく十両復帰です。
 早く元の地位(関脇)まで戻り、お兄ちゃんの若元春関と一緒に大関にトライしてほし
 いと思います。
  十両は注目の新十両・尊富士(たけるふじ)関が13勝2敗の好成績で制しました。
 ひょっとしたら来場所は新入幕になるかも。彼も熱海富士関同様に将来が嘱望されます。 


  さぁ、いよいよ幕内の土俵が始まります。間に合ってよかった・・・
 前半戦の注目の一番、御嶽海関と遠藤関の取組です。 

  実力者同士の一番は、土俵際でもつれ、物言いがつきました。

  行司軍配通り、御嶽海関の勝ち。

  今場所元気がなかった遠藤関は5勝10敗に終わり、もしかすると来場所は十両に転落
 してしまうかもしれません・・・ショック!
  なんとか持ち直して、また強い遠藤関を見たいものです。故郷、能登の皆さんも応援
 していますからね。頑張ってほしいです。


  続いては沖縄出身の美ノ海(ちゅらのうみ)関と、元大関正代(マサヨ)関の対戦。
 マサヨさん、せっかく今場所は金星を挙げたのに、その後はボロボロ状態。この日も
 粘ったものの、土俵の外へ吹き飛ばされてしまいました。4勝11敗・・・重症だな。

  お次は若武者・豪ノ山関と、実力者・隆の勝関の対戦。

  豪ノ山関が馬力を発揮して、勢いよく土俵際まで押し込みますが・・・

  土俵際、俵のギリギリで残った隆の勝関が見事に逆転勝利! 間一髪、踵がつかずに
 残っていますね。スゲェ~

  うわ、ホントにギリギリのところで残していましたね・・・

  応援団?の女性たちも大喜びです。これで10勝5敗、来場所は幕内上位に戻りますね。
 NHKの中継スタジオの真ん前の席でしたから目立ったでしょうね・・・


  続いては阿炎(あび)関と平戸海関の対戦。

  阿炎関得意の激しい突っ張りが炸裂しますが、平戸海関はひるみませんでした。

  阿炎関の猛攻をしのいだ平戸海関、一瞬のスキをついてはたき込みで勝利。勝ち越し
 を決めました。一方の阿炎関は、年末に亡くなられた師匠・錣山親方(元関脇寺尾)の
 弔いをなんとか勝ち越しで果たすことができました。解説の舞の海さんも「厳しいなか
 でよく頑張りました。きっと寺尾さんも『よくやった』と褒めてくれているでしょう」
 と話していました。涙もろいオッサンは、こんな話を聞くともうダメですわ・・・


  お次はこの人。静岡県焼津市出身の小兵力士、翠富士関の登場です。

  しかし、今日は体格に勝るカザフスタン出身の金峰山(きんぼうざん)関に圧倒され
 見せ所なく土俵を割りました。舞の海さんも「小兵力士にとっては、じっくり見られて
 しまうとどうしようもないんですよね・・・」と言っていました。今場所は幕内上位で
 奮闘しましたが、悔しい5勝10敗の成績。翔猿関のようにもう少し体を大きくしないと
 厳しいかな・・・オッサンが応援している力士なのでなんとか頑張ってほしいです。 


  同じく静岡県出身の熱海富士関。前頭筆頭で、上位陣総当たりとなりましたので奮闘
 むなしく負け越してしまいました。今日は同じくデッカイ湘南乃海関との対戦。

  今場所元気がなかった湘南乃海関ですが、この日は見違えるような相撲を取りました。
 四つに組んでから、一気の寄りで熱海富士関を破りました。解説の九重親方(元大関・
 千代大海)から、「今場所は雑な相撲が多くて、乱暴な取り口でしたが、今日のように
 体を生かして相撲を取れば三役の実力がある」と言われていました。また出直しですね。
 一方の熱海富士関も一気にスターダムにのし上がりましたが、やはり上位陣と当たると
 厳しい結果になりました。師匠の伊勢ケ濱親方(元横綱旭富士)は、「この地位でここ
 まで勝ち星を挙げたので頑張ったと思う。でもこれからですね。(部屋の横綱照ノ富士
 関のように)最低一日三百回は四股をふまないとね」と言っていました。キビシー!


  この次は、東前頭筆頭の若元春関の登場。今場所もしぶとく勝ち越している腰の重い
 錦木関との対戦です。お互い、来場所の三役復帰を確実にしたいところです。

  素早い出足で先手を取った若元春関、四つに組んだらあっという間に土俵際に相手を
 追い込み、万全の勝利。これで10勝5敗。来場所は三役復帰間違いなしですね。

  勝ってもなお厳しいこの表情 ↓  再び大関を目指しての戦いが始まりますからね。


  ここから三役の登場です。新小結の今場所は奮闘むなしく負け越しとなってしまった
 宇良(うら)ちゃん(右)ですが、最後まで魅せてくれましたよ~  

  上背のある竜電関に対して徹底して低く頭をつけていきます。

  そして上背のある竜電関が、タイミングを見て一気に土俵際に迫ります。もう誰もが
 「勝負あった」と思ったはず・・・しかし・・・

  この体勢から宇良ちゃんはなんと、「いぞり」のような技を繰り出しました。物凄い
 粘りというか、執念です。決まり手は「伝えぞり」なんですと。珍しい技ですね~

  えぇ~ あの体勢からこんなことができちゃうの~? 
  しかし解説の舞の海さんは「これは狙っていましたね。頭を付けた時から・・・」と
 言うではありませんか。しかし、このようなことを可能にするには、強靭な足腰、背筋
 の力がなければできません。並外れた運動神経の宇良ちゃんならでは、でしょうね・・・
  これで見事に勝ちを掴んだ宇良ちゃん、6勝9敗で新三役の場所を終えました。まぁ
 こんな相撲を見せてくれたら、人気が出るのもわかるな~  

 
  さぁ、「これより三役」となります。まずは関脇大栄翔関。復活してきた元大関の
 朝乃山関との対戦です。これは見ごたえがある一番です。

  何場所も関脇で勝ち越し続けている大栄翔関、この一番をモノにして9勝6敗。次の
 大関候補の立場を守りました。


  そして、今場所の主役の一人の登場です。関脇琴ノ若関。昨日は大関霧島関を破って
 12勝目を挙げています。今日勝てば、大関昇進の目安とされる3場所33勝に到達します
 し、優勝の可能性が残ります。

  15日間ぶっ通しで満員御礼の垂れ幕が下がる国技館。いよいよ優勝を決める結び前
 の一番がやってきました・・・

  今日の相手は本来は大関豊昇龍関でしたが、ケガのため欠場となり、曲者翔猿(とび
 ざる)関となりました。相手は勝ち越しがかかる大事な一番ですし、対戦成績も五分な
 ので油断のならない相手です。

  温和な琴ノ若関ですが、今場所は取組前にこのように厳しい表情で、あふれる気迫を
 見せています。この一番が大事なことは言うまでもありません・・・

  さぁ注目の一番の立ち合いです。

  勝ち越しのかかる翔猿関が果敢に前に出て攻め込みます。

  しかし落ち着いていた琴ノ若関、四つに組み止め、上手を取りました。これで流れが
 変わります。

  琴ノ若関が一気に前に出て、抵抗しようとする翔猿関の反撃を許さないよう、慎重に
 押しつぶすように投げ技を繰り出しました。これには翔猿関も耐えられませんでした。 

  いやぁ力強い相撲でした。これで13勝2敗。もう完全に大関の実力だと思います。

  これで優勝争いのトップを守りました。そして恐らく大関も確実にしたのでは?
 勝ち名乗りを受ける時には、いつもの優しい表情に戻りましたね・・・


  となると、最後は賜杯の行方が気になります。今場所千秋楽の結びの一番に、優勝が
 かかってきました。休場明けの横綱照ノ富士関と、大関霧島関の対戦です。霧島関は、
 既にこの時点で優勝の可能性がなくなり、綱取りの夢も消えてしまいました。なんとか
 横綱に勝つことで、来場所につなげたいところですが、これまでの対戦成績は10戦全敗。
 どうにかして一矢を報いたいところです。 

  立ち合いの一瞬。いつも素早い霧島関ですが、さすが横綱も負けていません。

  横綱が一気の攻めで霧島関に何もさせず、渾身の力で霧島関を土俵外に放り出しま
 した。強ぇ~!

  横綱を目指していた霧島関は、現役の横綱にその夢を砕かれました。引き上げる花道
 では涙をぬぐっていました。11勝4敗に終わりましたので、またもう一度出直しですが、
 諦めないで頑張ってほしいです。


  それにしても、さすがは横綱。休場明けで稽古も十分ではなく、体調が危ぶまれていた
 のですが、ぶっつけ本番で土俵を重ねるごとに復調し、ここ数日間は横綱にふさわしい、
 力強さを見せていました。これで琴ノ若関と並んで13勝2敗、優勝決定戦となりました。


  支度部屋で髪を整え、入念に準備をした両者。気合を入れて最後の勝負に向かいます。
 幕の内最高優勝を決める優勝決定戦が始まります。最後まで盛り上がりました。

  大関と、初優勝を狙う琴ノ若関。

  迎え撃つ横綱は9回目の賜杯を狙います。

  
  これ以上ないほどの気迫を見せる琴ノ若関。この一番に賭ける想いが伝わってきます。 

  さぁ運命の一瞬。立ち合いは琴ノ若の方が素早いですが、横綱は低い姿勢で臨みます。


  一昨日の相撲では四つに組んで負けてしまった琴ノ若関ですが、この日も真っ向勝負
 に出ました。双差し狙いでしたが横綱にすぐさま巻き替えられてしまいました。

  ここから横綱は徐々に優位な態勢に持ち込んでいきます。

  土俵際で粘る琴ノ若関ですが、逆転の投げを許さない盤石の横綱相撲で照ノ富士関が
 勝利を収めました~

  これで横綱の9回目の優勝が決まりました。
  大健闘した琴ノ若関は初優勝こそ逃しましたが、13勝を挙げたことで3場所通算33勝と
 いう大関昇進の目安の星に達し、大関昇進を確実にしました。早くも審判部が大関昇進の
 協議を要請するとの情報が入りましたので、来場所は大関琴ノ若、いや琴櫻が誕生すると
 思われます。お父さんの地位を越え、尊敬するお爺さんに近づくわけですね。


  三賞(技能賞)のインタビューでは、大関の声がかかった嬉しさよりも、優勝できなか
 ったことの悔しさが優っていたようです。「まだ足りないものがある」という自覚があれ
 ば、大丈夫です。きっと近いうちに優勝も、そしてお爺さんの地位に並ぶことも夢ではな
 いと思います。ともあれ、今場所を盛り上げてくれた第一の功労者ですよね。

  
  そして、何よりも立派だったのは、久しぶりに土俵に戻ってきて見事に横綱の役目を
 果たした照ノ富士関です。優勝インタビューではこんな笑顔 ↓ も見せていました。
  しかし膝の古傷に加え腰を痛めていて、場所前は最後まで取り切れるのか危ぶまれて
 いたのですが、ふたを開けてみれば見事な優勝を成し遂げました。

  優勝インタビューでは、横綱の人柄と、努力と鍛錬を怠らず、我慢を重ねてきたことが
 うかがえました。霧島関や琴ノ若関といった若い有望な力士にとって、越えなければなら
 ない壁として、圧倒的な存在であることを見せつけてくれました。


  今場所もいい相撲を見せて頂き、有難うございました。オッサンも、7日目の土俵を
 国技館で観戦できてよかったです。来場所は、大阪。新大関が見られるはずですね。
 そうそう、オッサンの星、北はり磨さんが幕下2枚目で勝ち越しましたので、ひょっと
 すると来場所は十両復帰を果たせるかもしれません。故郷の兵庫県に錦を飾り、大阪で
 晴れの姿を見せてくれるといいですね・・・応援していますよ~ 


  それでは、長くなりましたがこの辺で失礼させて頂きます。
 (ようやく終わったか・・・by妻)