2019夏:英国 ⑪湖水地方・ライダルマウント
昨夜の続きです。
ボウネスのホテルに戻ってきたのが午後7時少し前。この日は夕食をホテルのダイ
ニングで取りました。広い窓の外には、ホテルの中庭とウィンダミア湖が見えます。
内装はカジュアルで、リラックスして食事ができました。まだ時間が早いので、私の
他は家族連れが2組程度しかいませんでした。
さっそくグラスのロゼ・シャンパーニュと赤ワイン(ボルドーの格付けシャトー)
をグラスで注文しました。うーん、優雅だな。一昨日のトラブルのことが嘘のよう。
ホタテ貝のポワレと、ホタテ貝のコロッケみたいなもの。アスパラガスのソースで。
メインディッシュは鹿肉?のグリル。キノコを和えてマディラ・ソース(だったか
な)。適度な量でしたのでなんとか完食。味付けもしつこくなく、まずまず美味しい
料理でした。一人飯だと食べるのが早いので、あっという間に終了。
部屋に戻っても、まだ夏の英国の夜は明るい。ベランダに出て、日本から持参した
ワイン(ブルゴーニュのハーフの赤)のグラスを傾けながら、たそがれていく湖畔の
風景を眺めていました。もちろん、妻の写真と縫いぐるみたちも一緒です(アホ)。
バルコニー付きの部屋に泊るなんて贅沢だなと思ったけど、やっぱりいいね!
このホテルには2泊しますので、翌日は一日フルで湖水地方を巡ります。
翌日は朝早くから観光に出かけたいため、朝食も早めに採ります。
リゾート・ホテルの朝食はイングリッシュ・ブレックファストでした。ソーセージ、
ベーコン、マッシュルーム、トマト等をグリルし、ハッシュドポテトと煮豆?、そして
目玉焼きが載ります。これが典型的なスタイルらしいですが、ヴォリュームたっぷり!
暖かい朝食なのが嬉しいですね。味もなかなか美味しいです。
朝食後、レストランの脇にある出口から中庭に出て、ちょっと散歩を楽しみました。
右手の建物の2階が私の泊った部屋です。突き出した部分がバルコニーです。
こちら ↓ は1階がレストラン、右手の建物がフロントやロビーのあるメイン棟です。
ホテルのロビーもなかなかいい雰囲気です。ここからもウィンダミア湖が一望できます。
さて、そろそろ観光に出発します。午前8時過ぎのバスに乗るためにボウネスのバス
停に向かいます。バス停はホテルのすぐ近くのピア(船着場)の前にあり、便利です。
右手後方に見えるのが宿泊したホテルです。ホントに便利だわ。
目的地は昨日行ったグラスミアの少し手前、アンブルサイドの町の近くにあるライ
ダル・マウントという場所です。詩人ワーズワースの晩年の邸宅で、イングリッシュ・
ガーデンも見事だということで、ぜひ行ってみたいと思っていました。開館時間(9:30)
に丁度間に合うように、午前8:30過ぎのバスで出発します。
湖水地方各地のだいだいの位置がわかるように、簡単な地図を載せておきます。↓
宿泊地は南北に細長いウィンダミア湖の中央部東側にあるボウネスというで町です。
ここからバスに乗ってウィンダミア湖岸を北上し、アンブルサイドの少し先、昨日行っ
たグラスミアの少し手前に、ライダルマウントがあります。
(オレンジ色の線は私の訪れた町、ブルーの線は観光施設を表します。)
こうしてみると分かるのが、1日使ってもウィンダミア湖周辺をめぐるのに精いっぱい
ということです。ウィンダミア湖は最も有名で手ごろな観光名所なのですが、湖水地方
の神髄はもっと奥地?の自然豊かなところにあるらしいです。本格的なウォーキングや
ハイキングを楽しむ人と、観光で訪れる方では行先も異なってくるようです。私は当然、
後者ですね。
午前9:20頃にはライダル・マウントのバス停に到着しました。観光客は、まだ少し
しかいません。バス停から少し長い坂道を登っていくのですが、ワーズワースの邸宅
はすぐわかりました。開館までしばらく待ちましたが、この日はすんなりと入場でき
ました。詩人ワーズワースさんが晩年、亡くなるまで住んだ、愛着のある邸宅です。
内部はワーズワースさんの暮らしていた時の家具やインテリアが飾られていますが、
まことにセンスの良い方だったようですね。こんな邸宅にお招きされたいです、私。
邸宅の内装が素晴らしいだけでなく、庭のイングリッシュ・ガーデンも美しいのです。
詩人自らが庭仕事をしていたのかは知りませんが、今は観光名所となっているのでよく
手入れされています。
こうして見るとかなりの広さですね。維持管理も大変でしょう。
アジサイのような花も咲いていました。
ここで小一時間ほどゆっくり見学した後、次の目的地に向かいます。
この後は船に乗るよ!(乗り物好きなオッサンやな、by妻)
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