Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2020年3月 京都 ⑫嵯峨野・大覚寺 ~その1~

  3月も残りあと1日。🌸(ソメイヨシノ)もそろそろ花吹雪となってきました。もう
 今週末は散ってしまっているかもしれませんね(関東地方南部)。


  さて、昨年の京都の記事を続けます。2日目は西の方、嵯峨野・嵐山方面に参ります。
 外国人にも大人気の観光地ですので、通常でも大混雑、ましてやサクラの季節なら足の
 踏み場もないほど(アホ)の激混みではないかと思いますが、この年は既にC国からの
 入国制限があり、多少は混雑も「マシ」だったと思います。 
  旅館を朝8時には出て、地下鉄烏丸駅のコインロッカーに大きな荷物は預けて(でも
 パンダの縫いぐるみは持っていくんやろ?by妻)、烏丸四条から市バスに乗ります。
 最初の目的地は、これまた🌸が美しいと言われる大覚寺です。


  嵯峨野にある大覚寺は、弘法大師(空海)を開祖とする真言宗大覚寺派の本山です。 
 平安初期に時の嵯峨天皇が作られたという離宮がルーツのため、嵯峨御所とも呼ばれ、
 広い敷地と荘厳なお堂、雄大な庭池(大沢池)を有する魅力的なお寺です。嵯峨野の
 観光名所からは少し東側に離れていて訪れにくいのですが、行く価値はあります。
  お寺としての開山は、平安時代の876年だそうです。これまた由緒ありますねぇ。
 ただし建物自体は江戸時代以降の、比較的新しいもののようです。
 まずは表門から境内に入り、お堂を見学します。


  右手の建物が式台玄関で、お堂見学の入口になります。おや、ここはほとんど観光客
 の姿がありません。まだ朝9時なので少ないのでしょうが、私の他は10人もいません。
 境内が広いので、ガラガラな印象です。ま、静かに鑑賞出来ていいですけどね。

  中に入ると、由緒正しそうな輿が展示されていました。後宇多法皇が実際に使用した
 御輿なのだそうです。


  最初に大覚寺の境内見取り図を載せておきます。メインの建物は重要文化財の宸殿
 (しんでん)です。江戸時代、後水尾天皇より下賜された寝殿造りの建物だそうです。

 
  宸殿(しんでん)の外観写真です。観光客がこのアングルで写真を撮ることはできま
 せんので、ネットの画像を載せておきます。
  宸殿の前には広い庭園が広がります。正面には御所の名残りとして右近の橘、左近の
 梅が配置されています。 

  宸殿の建物側から庭園を見るとこんな感じ ↓ です。手前にあるのが「右近の橘」です。
 後方に勅使門(唐門)が見えますね。「左近の梅」はもう終わっている感じ。

 
  宸殿の内部には 牡丹の襖絵(狩野山楽筆)のある牡丹の間 があります。遠目から見
 でも実に見事です。これは紛うことなき芸術作品ですね。
  このほかにも紅梅の襖絵がある紅梅の間があります。

  続いて、通常非公開ですが春・秋にだけ特別公開される「正寝殿」を見学します。
  ちょっと長くなりましたので・・・続きは明日、やろ(by妻)。スミマセン。