2021年7月 道東の旅 ➁日本最東端の納沙布岬へ
久しぶりに8時間も寝まして、今朝は寝覚めも良く、気持ちを切り替えられました。
掃除・洗濯・植物の手入れをしてから、東京五輪の試合をたっぷり観戦しました。
男子ゴルフは酷暑の中で白熱した試合が続き、松山選手が首位と一打差の単独2位で
明日の最終戦を迎えます。トップ選手たちはこのコンディションのなかでも大崩れせず、
高い技術を見せて確実にスコアを伸ばしてきており、大混戦となっています。松山選手
には明日も悔いのない戦いをして、ベストの結果を残してもらいたいです。
野球はメキシコに勝利して、準々決勝へ進出です。山田哲人選手と坂本選手が見事な
ホームランで快勝しました。投手陣がやや不安ですが、優勝目指して頑張ってくれい!
それでは、北海道の記事を続けます。
釧路駅を11:12発の快速ノサップ号に乗り、一路根室を目指します。車内は見るからに
「鉄ちゃん」と思しき青年とオッサン(一人旅)、フルムーンぽい夫婦でほぼ満席です。
地元の方は数えるほどしか乗車していません。出発ギリギリに飛び乗った私は、窓際の
座席が確保できず、ドア近くのロングシートに座りました。
釧路から約50Km、50分程で厚岸(あっけし)に到着します。ここで若干乗降する
お客さんがあり、ようやく窓際の席が確保できました。
厚岸は牡蠣で有名な街です。そうそう、車内で食べたお昼ご飯は、釧路駅で購入した
「どっさり牡蠣弁当」でした。
牡蠣の入った炊き込みご飯の上に、ぷっくらした蒸しガキが10個も載っています。
牡蠣好きのオッサンにはたまりません。(自分ばっかり、ずるいわ⤴ by妻)
はい、駅弁とは思えない美味しさでした。ぜひ全国駅弁大会※にも出品してもらいた
いと思います。(※ 毎年1月初旬に新宿の京王百貨店で行われる有名な駅弁フェアは、
妻も楽しみにしておりました。また行きたいのう・・・by妻)
厚岸からはしばらく湿原の中を進みます。別寒辺牛湿原という、ラムサール条約にも
指定された広大な湿地帯の中を鉄道が通っています。しばらくの間、左右に沼地と湿原
が現れ、なかなか素晴らしい眺めです。
(オッサン、先頭に陣取って電車小僧をしているな。恥ずかしいのう・・・私が一緒に
おったら他人の振りをするで・・・by妻)
湿原を抜けると、北海道らしい草原や牧場が続きます。
途中の浜中駅には、ちょっと変わったものが・・・
なぜルパンがここに?はい浜中町は、ルパン三世の原作者であるモンキーパンチさん
の出身地なのだそうです。根室本線のディーゼルカーには、ルパンのラッピングをした
車両もあるそうです。もっと宣伝すればルパンファン、アニメファン?もたくさん来て
くれるのではないでしょうか?
そういえば浜中町はムツゴロウ王国もありましたね。動物好きの妻はムツゴロウさん
の番組をよく見ていましたが、オッサンは何の関心もないのでよく覚えておりません。
あ、車窓左側にエゾシカの姿が見えました。この路線にはよくシカが出没し、ときどき
事故も起こるようです。エゾシカは最近かなり増えすぎて、農作物が食害にあうことも
多いそうです。観光客には楽しみでも、地元の方には迷惑な存在になっているようです。
浜中を過ぎると、車窓右手に海が迫ってきて荒涼とした風景になりました。牧場には
馬がたくさんいました。馬は何に使うのかな?かなり堂々として立派な馬のようです。
そうこうしているうちに、快速ノサップ号は13:22の定刻に終点の根室駅に到着しま
した。ここから先には線路はありません。日本最東端、さいはての駅です。(最東端の
駅は一つ手前の無人駅:東根室ですが、停留所みたいなところなので、実質的には根室
駅が日本最東端の駅と言ってよいと思います。)
駅のプラットフォームにはそれを記念する看板が出ていました。北緯43度19分、
東経は145度35分だそうです。こうしてみると、やっぱり日本は細長いなぁと。
さて根室駅のコインロッカーに荷物を預け、窓口で発売していた記念乗車券を購入し、
まずは最初の目的地、現在の日本の最東端である納沙布(ノサップ)岬に参ります。
根室駅からは列車の時間に合わせて路線バスが出ています。これまた発車間際に駆け
込んだオッサン、いつもバタバタのギリギリのぽんぽこポンです。(アホウ。by妻)
バスもほぼ満席。さっきの列車から乗り継いだ方がほとんどです。そうか、やっぱり
みんな考えることは同じやな。根室の町を観光する人はほぼいなくて、ほとんどの方が
日本最東端、北方領土を間近に望む納沙布岬に向かうようです。
納沙布岬へはバスで約45分。どんなところなのでしょうか? また続くんか。(by妻)
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