Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

迷走するベイジン冬季五輪・・・

  一夜明けて、相変わらずベイジン五輪の迷走は収まる様子がありません。スピード・
 スケートのショートトラックやスノーボードなどでも失格が相次ぎ、物議を醸していま
 す。受益者はもちろん某開催国です。一体何なんでしょう、これは?
  スキージャンプについても、競技団体の国際スキー連盟(FIS)が沈黙を守るなかで、
 関係者の衝撃的なコメントが続いています。真相は闇の中ですが、オッサンの目に留ま
 ったのは以下の記事でした。(引用させて頂きます。) 


 『ドイツ紙『Stuttgarter Zeitung』にコメントを寄せたFISマテリアル委員会のメンバー
 で、元ドイツ代表監督のアンドレアス・バウアー氏は、「スキージャンプの惨事だ」と
 断言。そして、こう論じている。
 「もしも、選手や監督たちが指摘しているように、測定方法が変更されていた場合は、
 チームとコーチには事前に知らされなければならない。私が見る限り、選手がうずくま
 り、泣き、完全に取り乱しているあの試合はスキャンダルだ! 世界最大のスポーツの
 舞台で、選手たちのこんな姿を映してはいけない。我々のスポーツ(ジャンプ)にとっ
 て大きなイメージダウンだ」』
  


  オッサンも、このコーチの方が一番まともなことを述べていると思いました。立場上、
 このように言葉を選びながらの話とならざるを得ないのですが、的を射ています。
  今、スキー女子ジャンプの一流選手5人が、世界中の好奇の目に晒されて、精神的な
 ダメージを受けています。彼女たちが再びジャンプ台に立つ気持ちになれるのか、不明
 なほどに傷ついています。仮にスーツのサイズが数センチ大きかったとしても、彼女ら
 がここまでの仕打ちを受ける必要があったでしょうか?
  非情なジャッジを下した者たちは(残念ながらFISの日本人ジャッジも含まれる)
 自分たちの正当性ばかりを主張し、彼女たちの心の傷に塩を塗り付けて平気な顔をして
 います。抗議している欧州チームの問いには正面から答えず、しかも彼らの言い分は
 選手たちのコメントとは食い違っています(つまり選手を二度も侮辱している)。
 買収なのか、命令なのか、忖度なのかはわかりませんが(私はこのいずれかでなければ
 このようなことは起こりえないと考えています)、恥を知るべきです。
  ★ここでひとつ、お詫びと訂正です。
   昨日の記事でひとつ誤りがありました。某開催国は、上位国が失格者を連発する
  千載一遇のチャンスでありながらも、二回目に進む8位以内には入れず予選敗退で
  した。オッサン、少し頭に血がのぼって勘違いをしておりました。
   申し訳ございません・・・
 
  沈黙している国際スキー連盟は、自らが事態収拾に乗り出さなければならない立場を
 自覚しているのでしょうか?このままでは、長い目で見れば自分たちが敗者となること
 を理解しているのでしょうか?もちろん真偽のほどは不明ですし、自分たちが買収され
 たり、命令されたり、忖度したなどとは口が裂けても言えないと思いますが、傍観者で
 いることは許されません。ドイツ、オーストリア、ノルウェーはスキージャンプの歴史
 的な強国トップスリーで、熱狂的な観客が大勢います。今、彼らは、自分たちの愛する
 競技で起きたことを信じがたい気持ちで見守っています。そして、このような事が平然
 と行われるのが看過され、今後も起こる可能性があると認識すれば、彼らは行動を起こ
 すでしょう。FISが主催するワールドカップのボイコットという手段で。いや、それ
 以前に、この3国(と日本)がワールドカップへの参加を拒否すれば、FISは窮地に
 陥るでしょう。


  オッサンがここでイキリ立っていても仕方がありませんが、FISの取るべき手段は
 以下の通りと考えます。
  ①今回のスーツチェックがどのような形で行われたか、選手の同意を得たうえで公
   にすること。その際、予告なく従来と違うやり方をとったのであれば、そのこと
   を失格となった選手やコーチ・当該国チームに謝罪すること。
  ②違反判定の方針に変更があったのであれば、その理由と経緯を公開すること
   (本当のことは言えないと思いますが、「もっともらしい理由を考えて釈明する」     
   機会を与えるべきである。)
  ③今後の再発防止策として、失格判定のルールを見直し、透明性のあるものに変更
   すること(その中身はFISが自ら考えるべきで、どうすれば国際社会の理解を
   得られるかを、競技関係者以外の助言を得て検討する必要がある。)


  個人的には(絶対に無理だと思いますが)、今回の競技は(残念だけど)無効として
 ほしい。沙羅ちゃんや失格扱いとなった彼女たちを救うのは、もうこれしかありません。
 実力で金メダルを取ったスロヴェニアの関係者たちだけには申し訳ないと思いますが、 
 この試合は、正常な試合ではないことは明らかです。その金メダルには、残念ながら、
 価値はありません。率直に言って競技は行われなかったのです。少なくとも正常には。
  結果論ですが、前回五輪の金メダリスト・ノルウェーのルンビ選手の判断は正しかっ
 た・・・彼女は「体重管理(違反とならないように常に気を付ける必要がある)への
 対応が難しい」として五輪参加を見送ったのでした。彼女の言動は、まさしく今回の
 スキャンダルを予言した格好になりました。そして、今シーズンのワールドカップで
 首位を独走するオーストリアのクラマー選手は、大会直前にコロナ陽性になり、五輪
 に出場できなくなりましたが、結果として「出なくてよかった」と思っているかもし
 れません。 


  さて、国際スキー連盟が権威を失墜し、今後スキージャンプ競技が色眼鏡で見られる
 ことになってしまうのかどうか、もう数日見守る必要があるかもしれません。複合競技
 を含めれば、まだこの忌まわしきベイジン五輪の試合はこのまま続いていくからです。 
 この後、ほかの競技を含めてまだいろいろなスキャンダルが起きるだろうとオッサンは
 見ていますが、すべてが終わった後に一体どうなっているのか・・・


  あ~スミマセン、二日も続けて毒を吐きました。(いつもは弱音を吐くのにな。by妻)
 最後はやっぱり楽しい話で終わりたいね。

 

  ベランダのバラ、昨年秋に京成バラ園で大苗の状態で購入した「アイスバーグ」様が
 小さいながらも咲きました。この時期にはあまり花を咲かせない方が良い(苗が花を咲
 かせるためにエネルギーを使ってしまい弱るから)のですが、オッサンは蕾を摘み取る
 のがかわいそうなので(いや、もったいない、やろ。by妻)、そのまま残していました。
 ここ1ケ月ほどの寒さのため、つぼみのままで成長していませんでしたが、夜は室内の
 暖房の効いた場所に取り込んでいたので少しずつ開きだし、無事に今日開花しました。
  いやぁ癒されます。沙羅ちゃんにも見せてあげたいよ。(イランで。by妻)


  アイスバーグは著名なバラで、これをベースに改良した作品も多いと聞きます。この
 ベースの品種は清楚な白(ほんのりとピンク色を帯びる)ですが、黄色もあるようです。
 春にはもっと大きな花をたくさんつけてくれるはずです。(ちゃんと手入れをすればの
 話やで、がんばりや。by妻)


  では、本日も大変失礼いたしました。