再びベイジン・オリンピック・・・

2022/02/16 00:25

　　昨日は久しぶりの早朝からの出勤で疲れました。帰宅してバタンキュー。あぁ、そう
　いえば世間ではバレンタイン・デーでしたね。もはやオッサンには関係ない日だな。
　　とはいえ酒飲みのくせに甘いものも好きなオッサン、前日の日曜日に自分用にチョコ
　レートケーキを買ってきて、ダージリン紅茶と一緒に頂きました。テオブロマとかいう
　パティシエのレシピの、ザッハートルテでした。駅前のTOQストアで大量に売っていた
　ものです。しかし、ザッハートルテって商標登録していないのかな？ウィーンのホテル
　・ザッハーなのか、日本でも有名なカフェ・コンディトライのデーメルがオリジナルな
　のか？　そんなことはオッサンにはどうでもいいですが、まぁ美味しかった。最近は、
　スーパーやコンビニで売っているお菓子は侮れないなぁと思った次第です。

　　さて、今日は在宅勤務だったので、午後５時からTVでオリンピックを見ていました。
　オッサンが関心があったのは、ノルディック・スキーの複合（コンバインド）です。
　４大会連続出場の渡部暁斗（わたべあきと）選手、今シーズンは得意だったジャンプが
　不調で、ワールドカップでも表彰台に上がることはなく、ベイジン五輪での最初の種目
　ノーマル・ヒルでもメダル争いには絡めませんでした。
　　しかし、今日のラージヒルでは前半のジャンプが復調し、135メートルの大ジャンプ
　で５位につけました。トップとは約５０秒差です。

　　後半のクロスカントリーに強いドイツやノルウェーの選手より１分以上早くスタート
　できますので、ひょっとしたらメダルを取れるかも？と期待して見ていました。
　
　　結果は・・・見事に銅メダルを獲得しました。途中までは実に素晴らしいレース運び
　で、三周目にはトップに立ち、最後の四周目のゴール直前の登り坂まではトップを守っ
　ていました。あともう少しで金メダルでしたが、今回もノルウェーの選手2人にゴール
　前で抜かれてしまう悔しい展開が繰り返されてしまいました。うーん、銅メダルだけど
　ちょっと残念な気もしますね。でも極寒の高地での過酷なレース、お疲れさまでした。

　　試合後の渡部選手本人の話では、「金メダルを目指すと言っていましたけど、今回は
　（ここまでの調子を考えると）とても金メダルを取れるような状況ではなかったので、
　メダルに届いたのは良かった」ということです。満足感と悔しさが入り混じったような
　感じなのでしょうね。でも、この銅メダルは価値があります。３大会連続だそうです。

　　このメダルは偶然ではありません。ジャンプの不調の原因をきちんと分析し、今回の
　レース直前に調整をしたとのことです。ジャンプの時にお尻の筋肉が使えていないこと
　に気づき、修正をしたと言っていました。その効果は公式練習から現れて、踏切り時に
　スキー板の先端が上がるのを抑えられて飛距離が伸びるようになったということです。
　ほんの少しのことで、結果が大きく違ってくるようですね。本当にギリギリのところで
　試行錯誤をしてきたようです。土壇場で、努力が報われました。渡部選手、おめでとう
　ございます。これで個人のメダルがGETできましたので、最後の団体戦はリラックスし
　て戦ってほしいと思います。

　　その後、地味な競技バイアスロンの中継を見ていました。射撃とクロスカントリーを
　組み合わせた種目で、欧州やロシアでは競技人口が多いようですが、日本では自衛隊の
　方くらいしかやっていないと思われます。なんせ鉄砲を撃ちますからね・・・
　　そういえば妻は案外このバイアスロンを面白がって見ていたのを思い出しました。
　いつのオリンピックだったかなぁ・・・トリノ（2006年）の頃だったかなぁ・・・
　「射撃で的を外したら、罰ゲームみたいにペナルティで走らされて、順番が入れ替わる
　のがオモロイわ」と言っていました。的を外した選手は、ペナルティエリアのトラック
　を周回しなければならないので、３０秒以上時間を無駄にしてしまいますし、精神的に
　も体力的にも疲れてしまいます。面白いのではなくて、気の毒に思うけどなぁ・・・

　なんだか見るからに大変そうな感じ・・・みんな頑張ってね・・・

　　そんなバイアスロンの男子団体（リレー）をなんとなく見ていたら、スマホのメール
　の音が。誰かと思ったら、フィギュアヲタ様の妻の友人（女性）からでした。文面は、
　「今から女子フィギュアで樋口新葉（わかば）ちゃんの演技が始まります！」、という
　お知らせでした。　おっと、今日はフィギュアスケート女子のショートプログラムの日
　だったのですね、忘れていました。お知らせ頂き有難うございます。
　
　　・・・ということでたった今まで、オッサンテレビにかぶりつき？で観戦していまし
　た。団体戦で素晴らしい演技を見せたロシアの１５歳のワリエワ選手が、こともあろう
　にドーピング検査で引っかかるという大変な事件もあり、どうなることかと思われまし
　たが、ワリエワ選手は出場が認められたようです。（薬物違反でも出場できるんなら、
　スーツのサイズくらいで失格にされた沙羅ちゃんたちはどうなるんだよ！と、またあの
　スキャンダルをぶり返したくなってしまったオッサン・・・まぁワリエワ選手もかわい
　そうなのだけどね・・・）

　　そして、そのワリエワ選手は、最初のトリプリアクセルを少しミスしたものの、その
　後は持ち直して美しい演技を貫徹。この異常な状況のなかで、よく頑張りましたよ。
　普通ならぶっちぎりのトップだったでしょうけど、今回はそこまではいきませんでした。
　そしてロシア３人娘と渡り合った、我らが「わかばちゃん」と「さかもっちゃん？」も
　頑張りました。樋口選手は冒頭のトリプルアクセルを決めて５位、坂本選手はトリプル
　アクセルなどの派手なジャンプはないものの、ダイナミックな演技で個人ベストの点数
　をたたき出して見事な３位。いつも陽気な坂本選手も「緊張のあまり泣きそうだった」　　
　というくらいのプレッシャーがかかる中で、見事な演技でした。ホンマに滑り終わった
　後は泣いてしまいましたけど、まずはお疲れさまでした。フリーでも、ベストの演技を
　してほしいですね。なんとかロシア勢の一角を崩してメダルが取れればいいですね。
　　
　　わかばちゃんのジャンプ！決まった！

　　自己ベストの得点で３位に食い込んだ、さかもっちゃん。やったね！

　　あと、今日印象に残ったのは、スピードスケート女子パシュートでした。今シーズン
　無敵だというカナダ（187センチの長身のネェチャンがいまして、いかにも強そう・・）
　との決勝。序盤から飛ばしてリードを保っていた日本チームですが、後半の追い上げが
　強いカナダのプレッシャーなのか、最後の一周の最後のコーナーカーブで思わぬミス、
　３人目の選手が転倒してしまい、無念の銀メダルでした。二大会連続の金メダルは泡と
　消えてしまいましたが、もういっぱいいっぱいだったのでしょうね・・・３人ともよく
　やりましたよ。この競技は見ていてもスリルがあって面白いけど、今日はちょっと残酷
　な結果だったな・・・でも相手も必死だからね、どちらかが敗者となるのは仕方がない
　のです。どうか胸を張って帰ってきてください。お疲れさまでした。
　　あ、高木美帆選手はまだ1000ｍが残っていますか、もうひと頑張りですね！　