Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

日帰りで長瀞(ながとろ)へ・・・①長瀞ライン下り

  ・・・の前に、本日のプロ野球。8時過ぎにケーブルテレビを付けたら、阪神が1点
 リードで早くも8回表。お、今夜は中日の大野投手だから厳しいかなと思いましたが、
 その大野投手から佐藤輝選手がホームランを放ち、西投手がドラゴンズ打線を無得点に
 抑えていました。しかし・・・オッサンが観戦を始めると暗雲が漂い始めます。8回裏
 に登板したセットアッパーの湯浅投手が崩れ、落ちないフォークボールを狙われて一気
 に逆転されてしまいました。😱 リリーフピッチャーが1回持たずに降板じゃぁ勝てる
 訳ありません。9回の攻撃も実らず、今夜もタイガースは敗戦でした。これで1勝1分 
 13敗ですよ。勝率が一割もないんですよ。ついにオッサンの東京ドーム観戦成績(1勝
 1分12敗)を下回ってしまいました。どん底や。(オッサンの仕事と一緒やな。by妻)
 もう、毎日気分転換が必要な状況です・・・


  さて、先日の日曜日は突然思い立って埼玉県の長瀞町まで行って参りました。予定外
 でしたが秩父鉄道のSL列車に乗り、お昼前に長瀞駅に到着しました。長瀞駅では多くの
 お客さんが下車しました。そしてお子様連れの多くの方々が、入れ代わり立ち代わりSL
 と記念撮影をされています。停車時間は1分ですが、秩父鉄道はサービスのために写真
 撮影が終わるまで出発を見合わせていました。そのためか、列車の出発が大幅に遅れた
 ようです。ついでにオッサンも記念撮影をしてしまいましたけどね。
 (えぇ歳こいて、恥ずかしいの~by妻)

  しかし一体いつまで写真撮影サービス停車をしているのでしょうか?オッサンが下車
 して観光船乗り場の方に向かうと、まだ線路沿いには多くの観光客が並んでいてSL列車
 が通り過ぎるのを待ち構えています。とっくに出発時間は過ぎている筈なのに、SL列車
 はまだ長瀞駅のホームにいるようです。なので、オッサンもせっかくだから走っている
 SL列車の写真を撮影することにしました。(オッサンも暇やの~by妻)
  5分ほどしてようやく踏切の警報が鳴って遮断機が下り、ポーオーッと甲高い警笛を
 鳴らしてSL列車がゆっくりと動き出しました。大きな動輪がせわしなく動いているさま
 は迫力がありました。カッコイイね!


  やれやれ、思いのほか時間を使ってしまった。本当は1本前の急行電車に乗る予定で
 午前10:30には長瀞の観光を開始できるはずでしたが、もう12時を過ぎてしまいました。
 時間が足りなくなったので、ここからは大急ぎです。(今回もやっぱりな・・・by妻)


  まずは何をおいても有名な長瀞の荒川下りの船に乗りに行きました。「ライン下り」
 なんていうけど、荒川は本場ドイツのライン川のような川幅の広さはなく、豪華なクル
 ーズ船とは似ても似つかぬ木製の小舟での川下りです。正直言いましてイメージが全然
 違いますね。まぁ、ヨーロッパの大河と違って、国土の狭い山がちの日本では川下りと
 いうと、どうしても急流下りみたいな感じになってしまいますよね。
  さて長瀞ライン下りの船は乗船券1,800円と結構なお値段。マイクロバスで、少し上流
 の出発点まで連れて行ってくれます。

  出発地点には、なんとも粗末な(失礼)20人乗りくらいの底の浅い木造船が停泊して
 いて、船頭さんらしき若い兄ちゃん2人が待ち構えていました。乗客はオッサン以外は
 皆さん家族連れのようで、ほぼ満員です。船頭さん2人が、船の先頭と船尾に立って、
 長い竿で船を操縦します。そうです、モーターは無くて人力です。結構大変だろうなぁ。

 乗客はライフジャケットを付け、水しぶき防止用ビニールで体を守ります。

  途中で秩父鉄道の鉄橋の下をくぐります。大雨の時にはこの橋げたの真ん中あたりまで
 水かさが増すそうです。荒川は昔から「暴れ川」だったようですからね。

  


  後ろに陣取る船頭さんは、時折冗談を交えながらも的確に解説をしてくれます。この
 ところの晴天で川の水量はかなり少なく、澄んだ水の下にはすぐ川底が見えました。
 船頭さんは「今日は落っこちても大丈夫。足が立つからね~」なんて言っていました。  
  よく見ると、近くにはラフティングをしている人がかなりいました。本格的な渓流で
 はないのでスリルはイマイチですが、手軽に楽しめるとあって人気のようです。

  いつもはもう少し流れが急で迫力があるようですが、この日は比較的穏やかな流れで
 した。途中、所々に段差があって、小さな船が一瞬浮き上がってストンと落ちる感覚が
 しました。船頭さんによれば、水量が多いときはびしょ濡れになることもあるそうです
 が、この日は全然平気でした。

  川の両岸には切り立った崖やむき出しの岩が連続し、なかなか素晴らしい眺めです。
 昨年秋に行った、徳島県の吉野川中流の大歩危(おおぼけ)峡に似ているかな。あっち
 のほうがスケールが大きいですけどね。
  15分ほどで駅の近くにある船着場に到着しました。あっという間やな。

  この辺りには「畳岩(たたみいわ)」という名所がありました。文字通り、河岸部分
 の岩が畳のように折り重なっている景勝地です。船着場のすぐそばで、歩いて行けます。
 ちなみにこの写真の右手に、広い畳のような岩が連なっています。

    

  なかなか面白い景観ですが、気を付けないと滑るので、ちょっと危ないです。
  ここから駅までの間には土産物屋や食堂が軒を連ねていて、いかにも昭和の観光地と
 いった雰囲気です。オッサンは手打ち蕎麦のお店で昼食です。昼間っから🍺でご機嫌。
  舞茸と野菜の天ざるは、ボリュームたっぷりで、なかなか美味しかったです。


 この後は、散り際の桜を見学に出かけます。日差しが強く、暑くなりそうです・・・ 
 また続くんかい、ケチやな。(by妻)