Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

パーフェクト・ゲーム

  昨日はプロ野球ですばらしい記録が樹立されました。ロッテの若きエース佐々木朗希 
 投手が、史上最年少の20歳5ケ月の若さで完全試合(パーフェクト・ゲーム)を達成
 しました。メチャメチャ凄いです。
  9回を一人で投げ切って、一人のランナーも出さない、ヒットはおろか四死球もゼロ。 
 この状況ではキャッチャーもパスボールできないし、守備陣もエラーできないので途中
 からはメチャメチャ緊張したと思いますが、なんと27のアウトのうち19が三振で、
 しかも13者連続三振という、記録ずくめの偉業達成です。
  佐々木投手、やりましたね。おめでとうございます。
  今からでもいいから阪神に来ない?(行くわけないやろ。by妻)

     

  岩手県陸前高田市出身の佐々木投手は、子供の頃に東日本大震災で被災し、家族を
 津波で亡くし、家も流されたという辛い目にあったそうです。大船渡高校野球部時代
 には、県大会の予選で連投が続いたために決勝戦に投げることができず(登板回避事件
 として騒がれてしまった)、憧れの甲子園に行くことが叶いませんでした。(登板回避
 は佐々木投手の肩を守るために監督が下した苦渋の決断だったそうです。とても勇気の
 要ることだったでしょう。)
  しつこいけど、阪神に来たら甲子園で投げられるよ!(ほんましつこいわ。by妻)


  こうしたエピソードは、プロ野球選手にとってはあまり触れてほしくない話なのかも
 しれませんが、やはり書きたくなってしまいます。乗り越える、なんて生易しい話では
 なかったと思います。素質もあったのは間違いないでしょうが、並大抵の努力ではなか
 ったと思います。まだ20歳ですから、これからも楽しみですね。いずれ大谷選手のよう
 にメジャーに行ってしまうかもしれませんが、日本の誇る逸材です。
    


  ちなみにプロ野球での過去のパーフェクト投手は16人だそうです。
  有名どころでは、かつてロッテの監督だったカネやんこと金田正一さん(当時は国鉄
 スワローズ)、ロッテの先輩では八木沢荘六さん、阪急の今井雄太郎さんなどですね。
  近年では強打者が増えてきたのでなかなか記録がなく、前回はなんと1994年の巨人の
 槇原寛己さんだそうです。これはオッサンも記憶があります。28年ぶりの快挙という
 ことですね。(槇原投手の時も16年ぶりだったらしいです。)


   

  巨人ファンには申し訳ないですが、阪神ファンにとっては槇原投手は「あの伝説の
 バックスクリーン三連発」を被弾した投手、のイメージが強いです。しかしその屈辱
 (1985年)から苦節9年後に、このような偉業を成し遂げたのはすばらしいですね。 
 既にベテラン投手でしたから、力任せではなく投球術が冴えていたのでしょうね。


  佐々木投手は試合後、チームメートから手荒い祝福を浴びていました!サヨナラ勝ち
 ではよくあるけど、ピッチャーがこんなずぶ濡れにされるのは珍しいですね。 

  しかしオッサン、出かけていたためリアルで見ることができず残念でした。
  ちなみに阪神タイガースはまたもや惨敗・・・先が思いやられます。
 (もうあきらめた方がえぇで、今シーズンは・・・by妻)