久し振りに関西の旅 ㉙嵯峨野天龍寺の庭園
連休最後の日、掃除洗濯・部屋の片づけを終えて、少し時間があるので過去の旅行の
記事を少し進めようと思います。(もうみんなそんなことは忘れているで・・・by妻)
そういえば今日は母の日ですね・・・オッサンにはなんにもないけど・・・
2021年晩秋の関西の旅の続きです。京都の東福寺を見学した後、京阪電車と阪急電車 (京とれいん雅楽)に乗って桂で下車、阪急嵐山線に乗りかえて嵐山駅まで参りました。
紅葉の季節の嵯峨野・嵐山は、観光客でいっぱいでした。それでもコロナ以前に比べれ
ば、かなり空いている感じがします。特にまだ海外からの観光目的の方々の入国を禁止
しているので、いつになく日本人比率が高いです。欧米人や東アジア系の方もちらほら
見かけますが、日本在住の方々か、仕事か留学で来日した方々ということでしょうね。
阪急嵐山駅から歩いて約5分、有名な渡月橋を渡っていきます。桂川(この上流では
保津川と言う名称)にかかるこの橋も、嵐山を代表する風景となっていますね。
渡月橋の上から、上流の保津川の方の眺めです。ビデオ画像なので画質が良くない
ですね、スミマセン。
実は、お昼なので嵯峨野の湯豆腐屋さんに寄ったのですが、2時間待ちと言われてし
まい、受付で番号札を渡されました。お店のおばちゃんは、「ゆ~っくり、嵯峨野観光
をしてからおいでやす」(いや、おいでやすとは言ってなかったけど・・・)だって。
ということでまずは嵐山・嵯峨野の名刹、臨済宗の天龍寺を見学しました。
庫裏(くり)が入口になっていて、奥の大方丈や書院を見学できます。
広くて位置間隔がわかりにくいので、参考までに境内図を掲載いたします。
②が入口の庫裏ですね。
天龍寺は後醍醐天皇の菩提を弔うために足利尊氏が開基(創立)し、夢想疎石が開山
(初代住職)した由緒あるお寺で、1345年に完成したということです。ここは足利将軍
家と後醍醐天皇ゆかりの禅寺として、京都五山の筆頭に列せられているそうです。
(ただし南禅寺は別格らしい・・・)
残念ながら伽藍は応仁の乱で焼失し、その後も何度も火災に遭ったため、現在の建物
はほとんどが明治時代以降の建築と言うことで、歴史的な建造物はありません。しかし
由緒ある名寺のうえに、大観光地の嵐山・嵯峨野に近く、広大な庭園があるため人気が
あります。境内は広く、嵐山の亀山公園を借景にしているのでさらに広々とした感じが
します。多くの人が見学していましたが、広いのであまり混雑している気がしません。
オッサンは、これまでに何回か大方丈を見学しているので、入館料をケチって庭園の
見学だけにしました。もっとも、庭園だけでも500円取られますが、それ以上の価値は
あると思います。
方丈の裏庭は曹源池(そうげんち)を中心とした池泉回遊式庭園で、夢窓疎石の作庭
だそうです。国の特別名勝に指定されている、壮大でいながらとても美しい庭園です。
大方丈の見学をされる方は、その縁側からも眺めることができます。少し視線が上がる
ので、より視界が利いて見やすいと思います。
(入館料をケチったオッサンは方丈には上がれません・・・)、
この庭園は紅葉はそれほどでもありませんが、ゆったりとしていて、見ていて本当に
心地よいです。そういえば一昨年の春にも来たのですが、その時はサクラやシャクナゲ
がとてもきれいでした。京都のお寺は、訪れる季節が違うと雰囲気も変わってくるので
何度も訪れたくなるのですよね・・・
こちら ↓ は大方丈から繋がっている書院の前です。人気撮影スポットなので人が多い
ですね。そう、上の写真は、この「人だかりのしている場所」から撮影しました。
方丈裏庭を通り過ぎ、入口とは逆の北門に向かいます。曹源池(そうげんち)の背後
にある小山のほうに遊歩道があり、のんびり散策をすることもできます。ただし、そこ
から方丈裏庭園は見えません。見えてしまうと、逆に方丈側から見る時に邪魔になって
しまいますからね。(確かに、庭園の後ろに人の姿が見えたら興ざめやからなぁ。by妻)
北門の近くの樹々は紅葉していて美しいです。
北門から出ると、もうそこは嵯峨野の竹林の目の前です。ここもインスタ映え?する
のか(もう、そんな言い方は古いで。by妻)、特に外国人に人気のようです。
日本人にも大人気のようです。ちょっと騒がしいけど、なかなかいい雰囲気です。
この後は、嵯峨野のお寺巡りに駆け足で行って参ります。
(別に駆け足でいくこたぁないやろ。あ、早く湯豆腐を食べたいんやな。by妻)
あと1回、続きます・・・次回がこのシリーズの最終回の予定です。
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