Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2022年GW 北に向かう旅 ③岩手・三陸海岸へ行く途中に・・・

  GWの旅行記の続きです。
  岩手県の繋(つなぎ)温泉に宿泊して翌朝また露天風呂に入った後、7時からの予定
 だった旅館の朝食を少し早めにしてもらいました。バスの時間が7:30発ですからね。
  食事の後、旅館のお姉さんに了解を得て2階の食堂からベランダに出させてもらって
 御所湖の眺めを堪能しました。部屋よりも、ここのほうがよく見えます。

  お姉さんによると、ほんの3~4日前(雨が降る前)までは湖のほとりの桜が満開で
 とても綺麗だったそうです。どうやら岩手県や秋田県で桜を見るには、4月20日過ぎが
 いいようですね。仕事をリタイアしたらまた来ようかな・・・(まだまだ働け!by妻)


  チェックアウトをして繋温泉のバス停には7:20分に到着。まだ少し時間があったので、
 御所湖のほとりまで行ってみました。デジカメの写真なのでちょっとブレてしまいまし
 たが、湖を渡る橋の向こうに雪を被った岩手山が見えました。美しいですね。
  今はスマホのカメラの方が高精細だしブレもないので、デジカメを持って来る意味が
 無くなってきたような気がします。(オッサンの腕が悪いだけやで。by妻)

  ほんの少し立ち寄っただけでしたが、ゆっくり温泉につかり、美味しい料理を頂きま
 したので満足でした。今度はこの雫石川のさらに上流にある鶯宿温泉に泊まるのもいい
 かなぁ・・・花巻温泉も捨てがたいけど・・・
 (行きたくても、北海道と東北に毎年行くお金はないんちゃうか・・・by妻)
  バス停の近くにあった看板です。つなぎ温泉、なかなか良かった。なんせ盛岡市から
 すぐ近くにある本格的な温泉ですからね。 

  さて7:30のバスは鶯宿温泉からの始発バスのようで、定刻通りに到着しました。
 しかし乗客は誰もいません。空気運搬車となっていました。つなぎ温泉からの乗客も、
 オッサン一人です。これではとても採算が合いませんよね、なんとかならないものか。
 ただ盛岡駅に向かうバスなので、途中から地元の方々がちらほらと乗ってきました。
 まぁGW中の土曜日の朝早い時間ですから、空いているのも当然ですね。途中のイオン
 もまだ開店前でしたので、誰もいませんでした。 
  バスはなんと約40分で盛岡駅前に到着しました。これなら出張で盛岡に来た時に、繋
 温泉に泊まれば良かったなぁ・・・(もう遅いわ。by妻)


  昨年のGWに来た時には、盛岡市内を少し観光しました。盛岡城址(石川啄木の句碑:
『不来方の お城の草に 寝ころびて 空に吸はれし 十五の心』を見て感動しました)、
 開運橋からの岩手山の眺め等、なかなか楽しかったのですが、今回はそんな時間はなく、
 JR乗り場に直行です。盛岡駅8:51発の、三陸の宮古駅へ向かう山田線の臨時快速列車、
「さんりくトレイン」号に乗り込みます。
  ところが盛岡駅の在来線プラットフォームに来て見ると、おや?なんだあの列車は?

  え?これはまさか、あの伝説の?豪華寝台列車・・・

  そうです、カシオペア号です。先頭車両は特に豪華な個室展望車となっていて、鉄道
 ファンやお金持ちのカップルに大人気(売り出した瞬間に完売となっていたらしい)の
 列車です。上野から札幌に向かうルートは廃止されたはずですが、今でも臨時列車とし
 てJR東日本管轄内で運行しているのでしょうか? うわぁ、これはチャンスがあれば、
 ぜひ乗ってみたいです・・・あ、たぶんクルーズトレインのように旅行商品として売り
 出されているのかもしれない。だとすると基本はお二人様ベースかな・・・一人ぼっち
 のオッサンにはハードルが高いようです。
  (いや、その前に十万円以上する旅行代金が払えんやろ。by妻)


  一部屋しかないデラックス2人用個室寝台の写真をネットから拝借しました。最後尾
 からの景色を眺めながら優雅な列車の旅。日中はソファでゆっくりくつろぎ、夜は広い
 ベッドでぐっすり眠ることができたとのこと。ウェルカムドリンクもついていました。
 一生に一度でいいから、こんなデラックス個室寝台に乗ってみたい・・・でも一人では
 空しいな・・・妻と一緒に乗ってみたかった。(もう遅いで。by妻)

  一般的なツインタイプの寝台(二階)でもなかなかいい感じ。サンライズ瀬戸・出雲
 よりも広くて快適そうです。こっちでもいいから乗ってみたかった・・・

  もう鉄っちゃんの血が騒いだオッサン。カシオペア号の内部を見学したかったのです
 が、当然車内はシャットアウト。残念でした。仕方なく?自分の乗る列車に向かいます。


  うん、こちらもリゾート・トレインという専用の観光用列車を使っていました。
 「あすなろ」号というらしいです。自転車も持ち込めます。ヨーロッパの電車みたい。

 

  全車指定席でしたが、車内はガラガラ。家族連れが数組と、オッサンやオバちゃんの 
 一人旅の方がちらほらといった感じです。(アンタもオッサン一人旅やろ!by妻)
  車内はリクライニングシートで快適でした。座り心地もまずまず・・・木目調の床が
 ゴージャス感を醸し出していました。普通の車両より座席が一段高いところに据え付け
 られていますので、車窓風景を楽しむのに都合が良いですね。


  さぁ盛岡駅を定刻の8:51に出発しました。2両編成のディーゼルカー「さんりくトレ
 イン号」は、しばらく盛岡市郊外の住宅地を走っていましたが、次第に山の中に入って
 いきます。盛岡から三陸海岸までの間にはかなり険しい山地がありますので、意外にも
 車窓風景はワイルドです。まだ雪が残っていて寒々とした風景が展開しました。

     

  途中の区界(くざかい)駅の前後から、駅間距離がだいぶ長くなります。このような
 場所に明治時代に鉄道を敷設した先人たちの苦労がしのばれます・・・ディーゼルカー
 もうなりをあげて峠を登り降りしていました。そして一山超えると雪は消えて、新緑の
 鮮やかさが目を惹きました。途中には清流に架かる吊り橋が見えました。水がきれいで
 冷たそう・・・   

     


  盛岡から宮古までは2時間半の旅。たぶん高速バスだともっと早く着くのでしょうね。
  険しい山を越えてようやくたどり着く三陸の風景はまぶしかったです。


  北三陸の中心地、宮古駅に定刻の11:21に到着しました。快晴で気温も高めですが、
 吹き抜ける風が涼しくて、爽やかな気候です。気分も上がります。
 (あ、この写真は帰りの時のものですね。午後3時少し前。)

  さぁ、これから約3時間半で三陸海岸と三陸の海の幸を堪能します。(短っ!by妻)
  スミマセン、続きは次回です。