Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

またまた旅行に行ってスミマセン ⑦宇奈月温泉

  毎日毎日耐え難い暑さが続いております関東地方。今日は私の実家に近い静岡県
 浜松市で気温41.1℃という日本タイ記録が出てしまいました。まさに灼熱地獄。
 そんななか、今日は久しぶりの出勤日。朝7時で既にじりじりする暑さで、駅まで
 の10分弱の道のりが長く感じられました。昼間は外を出歩くこともあり、日陰を
 探しながら注意して歩きました。あとどれくらいこの暑さが続くのでしょうか?


  ほんの10日前は涼しい山に行っていたので、今思えば極楽でした。まぁ楽しい日々
 はあっという間、あとは厳しい日常が待ち受けるだけですね。せめてブログを書きな
 がら、思い出そう。


  高山を午後3時過ぎに出発し、またワイドビューひだ号に乗って高山本線を北上し
 ます。列車(といっても3両)は飛騨古川を経て、岐阜・富山県境の山に分け入りま
 す。分水嶺を越えて川の流れが変わり、水が北に向かって流れていきます。富山湾に
 注ぐ神通川でしょうか。「おわら風の盆」で有名な越中八尾(やつお)を通り、1時間
 半ほどで富山駅に到着しました。北陸新幹線が開通してホームが高架になり、駅舎も
 新しくなっているようです。
  さて、ここから北陸新幹線に乗れば十分その日のうちに帰宅できるのですが、すん
 なりと帰らないのが電車小僧。目的地はまだ先です。各駅停車の新幹線で一駅目、約
 15分で黒部宇奈月温泉駅へ。ここからさらに、隣接する富山地方鉄道の新黒部駅で
 乗り換えて約30分、宇奈月温泉まで行きます。(また温泉かいな・・・) 

  

  
  ここでちょっと驚きが。富山地方鉄道は、全国の有名な電車を中古で買い取り?
 現役で走らせているようです。(私の地元の静岡県の大井川鐡道もそうでした。)
 なんかどこかで見たことがあるような電車がいくつかありました。西武特急レッド・
 アロー号?、京阪電車のテレビカーみたいなものも・・・電車小僧には楽しいです。
  ちなみに私が新黒部から宇奈月温泉まで乗った電車はこれ ↓ です。



  東急東横線(その後大井町線)で使われていたものでしょう。結婚して関東に来て
 から、妻ともよくこの電車に乗ってお出掛けしました。懐かしいな・・・
  でも沿線風景は大違い。のどかな田園・山間地帯を東急の通勤電車が走ります。 

 
  宇奈月温泉の温泉街は、駅と黒部川の間に挟まれた狭いエリアですが、宿泊ホテル
 は川を渡って対岸にあります。とぼとぼ歩いていくと、旅館の送迎バスが私を見つけ
 てピックアップしてくれました。助かりましたが、駅で待っていれば良かったな。


  もう午後6時を過ぎて暗くなりかかってきましたので、旅館でのんびりします。
 まずは、何はなくとも温泉です。宇奈月温泉の源泉は黒部川のもう少し上流にあって、
 そこから引いてきているらしいです。湯量も豊富で源泉かけ流しは当たり前です。
  ここの露天風呂は広くてのんびりとくつろげます。(写真はホテルのHPより借用)


  夕食はここでもコロナ対策のためか個室で、既に料理はセットされています。この
 旅館はお酒を売りにしているらしく(別にそれが目当てだったわけではないですが)、
 旅館の方が薦めるままに、日本酒飲み比べセットを追加注文してしまいました。
 

   

   左側が純米大吟醸の満寿泉(ますいずみ)、真ん中が大吟醸の羽根屋(今、富山
  で凄い人気の個性的な酒蔵だそうです)、右は山を越えた先の信濃大町の雪中埋蔵
  (雪の中で数か月熟成させるらしいです)・・・と説明を受けました。
  ひとつひとつ味わいが違い、その特徴をよく楽しめるようにグラスもそれぞれ違う
  タイプのもので出してくれました。満寿泉は豊満でふくよか、羽根屋は香りが高く
  上品な口当たりで、まるでワインのよう。日本酒の飲み比べも、なかなか面白いで
  すね。しかし・・・料理の写真を撮り忘れた・・・


   そして、部屋に戻ってから、さらにブルゴーニュ・赤ワインのハーフを開けて!
  (こらぁ、いったいどんだけ飲んどるんじゃぁ!By妻)
   ま、いいじゃないの、この日は私の誕生日なのでした。もう歳をとるのは嬉しく
  はありませんが、それを口実に堂々とお酒が飲めるのでイイね!ちゃうやろ。

    

    いつも二人で乾杯していたけど、今はもう一人でチビチビやるだけ。
    ワインは、ジュヴレ・シャンベルタン(銘酒シャンベルタンを生む村の葡萄
   からつくられたもの。生産者は名高きアルマン・ルソー様)の2017年です。
    この生産者のワインは世界的に人気が高く、ここ数年の価格大爆暴騰のせいで、
   まともに買えるのはもうこれが最後になりそう。そらぁさすがに美味しいけどね。


    気を取り直して、翌日は黒部峡谷鉄道で黒部川の上流の観光地へ!
    たぶん最終回・・・かな?