Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

久しぶりの雪、またまたワインが届く日・・・(ええ加減にせえよ。by妻)

  今日は関東地方南部でも雪が降るという予報のため、計画的在宅勤務にしました。
  オッサンが主催のテレビ会議が数件ありますが、横着して自宅から開催します。😝
 まぁ、出勤して会社の会議室から参加している人もいたけど、お疲れ様です。
  今日の仕事は、オッサンの段取りの良さと機転のお陰で、首尾よく進みました。😉
 (嘘つけ、話を合わせてくれた皆さんのおかげやで。by妻) 
  会議に参加した皆さんも明るい表情で終了。これでオッサンも一安心、穏やかに週末
 を迎えられます。


  そんな感じで在宅勤務をしているうちに、音もなく雪が降り出していて、気が付いた
 らベランダにも少し積もり始めています。ほんの少しだけれど、久しぶりに積もった。

  雪国の方からしたら笑ってしまうレベルですが、この程度でも関東地方南部の住民は
 「えらいこっちゃ」状態なのですよね。道を行く人や車も大変な状況のようです。
  既にハイビスカスとブーゲンビレア、ジャカランダは室内に避難させていましたが、
 さらに雪に弱そうな植物を軒下に取り込みました。でもいくつかの植物は枯れてしまう
 かもしれないな・・・うちのベランダでは、ペチュニアやニチニチソウという夏の花が
 いまだに生き延びていたのですが、さすがにこの雪と寒さには耐えられないかも・・・
  パンジーとチューリップは放ったらかしでも平気でしょう。バラは、まぁ大丈夫かな。


  しかしこんな雪の日に、オッサンが注文していたワインがまたまた届きました。
 (オイ、オッサン。いったい何本買うとるんじゃ! by妻)

  この雪の降る中を配達していただいた宅配便のお兄さん、有難うございます。
  さて、このワインはいったいどういう代物なのでしょうか・・・


  実は今年、東急百貨店本店に続き新宿の小田急百貨店本店も閉店します。それに伴い
 小田急百貨店が長年続けてきたワインフェアと、提携先のフランスの三ツ星レストラン
 の「トロワ・グロ」から横流し、ちゃう融通してもらっていたマニア垂涎の超絶ワイン
 の販売も終了となりました。そう、そのトロワ・グロで仕入れているフランス・ワイン
 の在庫一掃セールがネット販売であったのです。この千載一遇の機会を、このオッサン
 が見逃すわけはありません。(要するに、アホなワインヲタクがまんまと引っかかった
 いうことやな・・・by妻)


  思えば1990年代前半に、小田急百貨店の別館ハルクに「ラ・カーヴ90」という名
 の高級ワインショップがオープンし、毎年二回ブルゴーニュやボルドーの超高級銘柄
 のワインをかなりお安く(たぶん世界で一番安い値段だったはず)提供し続けてくれ
 ました。いまのオッサンの400本を超えるセラー・ストックのうち、1/5くらいをここ
 で購入したワインが占めていると思います。本当にお世話になりました。
 (イヤ、どんだけお金をつぎ込んでいたんか、計算したことあるんかい?by妻)
  その中で、最も注目されたものが、三つ星レストランのトロワ・グロ(グロ三兄弟。
 だんご三兄弟ではありません。😝)が仕入れているワインです。フランスの一流生産
 者は、一般の市場販売より先に、「長年のお得意様への割り当て分を、以前と変わら
 ない価格で」販売するのです。つまり、市販ルートよりもはるかに安い値段なのです。


  そんなワインの在庫品が、採算度外視の投げ売り価格で今回販売されたのです。
  まず、真ん中の2本。フランス南部ローヌ地方の名門、ジャン=ルイ・シャーヴの
 エルミタージュの紅白セットです。世界中のワイン評論家が、こぞって「ワオ!」と
 叫んで100点満点を連発するという大人気の生産者です。赤・白ともに普通に購入
 すると税込3万6千円ほどですが、この終売セールではなんと1万2千円!1/3です。
  オッサンは発売時刻ピッタリにパソコンをクリックしたのですが、赤ワインは瞬殺
 で売り切れ、なんとか白だけを1本入手できました。年号は2017年です。
  そして、悔しいから赤のエルミタージュは、東急百貨店たまプラーザ店の20%引き
 セールで、たまった東急ポイントを使って購入しました。値引後の実売価格は28.800円
 ですが、ポイントを1万円分使いましたので、実質18,800円で購入できました。


  両端のワインは、ブルゴーニュの南部コート・ド・ボーヌ地区、ヴォルネ村の名門、
 ミシェル・ラファルジュさんのワインです。右端は1級ワインのカイユレの2009年。
 価格は8,000円でしたが、たぶん実売価格はその3倍だと思われます。これもお買い得。
 左端の村名ヴォルネ(2019年)は4,000円。今どきこんな値段では買えるはずもない。
  灰色のラベルは、レストラン・トロワ・グロのプライヴェート・ブランドのワイン。
 白ワインのシャブリの特級畑グルヌイユの、なんと当たり年2010年です。こんなのは
 もう市場で見つけることはほぼ不可能ですね。価格は信じられないことに、2,500円。
 え?ウソでしょ? 普通に買えば、あと一万円追加で払わないと無理なのですが・・・
  右から二本目のワインは、ブルゴーニュの貴族メオ=カミュゼ様のマイナーな白。
 ラドワですが、価格はなんと3,000円。あり得ねぇ~ 本当はこの生産者の赤ワインを
 買うつもりでしたが、瞬殺で売り切れていました。そらそうやろな、市場価格の1/3で
 売られていたのですから・・・まぁオッサンのようなヲタクが、日本国内だけでも?
 3,000人くらいは存在すると想定されますのでね、人気銘柄は瞬殺やむなしです。


  まぁなんとか、めぼしいものを購入出来て、本日めでたく我が家に到着しました。
  しかしよく考えますと、小田急百貨店はこのトロワ・グロとの提携を解消するという
 ことですので、もはやこのような高級ワインを市場価格よりはるかに安く販売すること
 はないでしょう。特に、今回はもう販売されなかったブルゴーニュの白ワインの最高峰
 とマニアに信奉されている、ジャン=フランソワ・コシュ=デュリ様のワインを蔵出し
 の真っ当な価格で手に入れる唯一の方法だったのに、遂にその道が途絶えることになり
 ます。 あぁ、もうこのワイン ↓ を入手することはできなくなったのか・・・

   

  このラベル ↑ を見たり、コシュ=デュリという名前を聞くと、一気に心拍数が上がり
 前後不覚となって正常な判断能力が失われるアホなワインヲタクが、日本国内にはまだ
 約800人ほど存在すると噂されています。オッサンはその一人ですけどね。(アホ)


  小田急のフェアでは、村名ムルソーが長らく7,000円程度だったのですが、ここ数年で
 約3万円に値上がりしていました。それでも市場価格の20万円よりははるかに安いので
 オッサンは毎年購入を試みていましたが、2008年ビンテージを最後に、一度もGETでき
 ませんでした。もう、チャレンジすることすら叶わなくなると思うと、寂しいです。
 (一般人に理解できないことをグダグダ書いてもしゃあないで、オッサン。by妻)


  あ、すみません。一般の真っ当な神経をされている方々には、ほぼ理解不能なことを
 長々と書いてしまい、申し訳ございません・・・


  最後に本日のワイン・・・
  今日は降雪のため巣ごもりとなりまして、昼食はカップ麺、夕食はレトルトカレーで
 済ませました。しかし食後はワインです。(アホ)³

    

  ワインは先日、「今月のワイン」でご紹介したスペイン北中部のリオハの赤です。
  名門レメリュリの御曹司テルモ・ロドリゲスさんが仕込むワイン。年号は2015年で、
 品種はリオハを代表するテンプラニーリョ。NZ産牛肉のペッパーソテーの缶詰と一緒 
 に味わいました。
  アルコール度が14%と高いのですが、味わいは極めて上品。野暮ったいその辺にある
 リオハとは全然違います。そう、酸がきちんとあるので骨格がしっかり感じられます。
 炸裂する豊満な果実味と、強烈なタンニン(渋み成分)はあるのですが、それに対抗が
 できるほどの良質な酸が備わっているので、緊張感と気品があるワインに仕上がってい
 ると思います。さすが、テルモさん。ブラーヴォです。(長友佑都か?by妻)


  おやつには賞味期限ぎりぎり、長野・小布施の栗を使ったモナカです。

     

  モナカの皮の中に、栗餡(マロンペースト)を入れます。食べる直前にやりますので、 
 皮がサクサクのままなのです。めっちゃ美味しいわ、コレ。しかもちょっとカワユイ。


  あ、こんなことをしているうちに、もう日付が変わりました。
  今日はアルペンスキー世界選手権は競技がありませんので、ブログに集中できました。
 週末はいよいよアルペン競技の華、男女のダウンヒル(滑降)がスタートします。
 (また、どなたも付いてこれない記事を書いたらあかんで・・・by妻)