Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

銀座から虎ノ門へ・・・(どうせワインやろ・・・by妻)

  最初からネタバレしてもうた・・・(それしかやることがないからな・・・by妻)
  今日は快晴ですが、少し肌寒い関東地方南部。午前中のうちに布団を干して、昼前に
 出かけました。駅まで行く途中に、いつもの河津桜を見学。このところ気温が低かった
 ので、まだ満開にはなっていませんでした。来週末まで見ごろは続きそうです。

  河津桜は、ソメイヨシノよりも花もちがいいんですよね。
 (鼻もちならんのは、オッサンの「知ったかブリブリ」やな。by妻)


  最寄駅からは急行に乗れば、表参道で乗り換えて銀座までは一時間もかかりません。
 四丁目交差点は、日曜日とあって賑わっています。それにしても良い天気です。

  オッサン、久しぶりに行きつけの天ぷら屋さんに行きましたが・・・オッサンがお店
 の入り口に並ぼうとすると、なんとC国人の団体さんがゾロゾロとご入店・・・約20人。
 C国人の一般旅行(団体のみ)が再開されたので、銀座にはC国の方がだいぶ戻って来た
 ようです。せいぜい日本でたくさんお金を使ってもらえばいいと思いますが、団体さん
 が優先入店するのを見てオッサンは天ぷら屋さんを断念しました。どれだけ待たされる
 かわからないと思ったからです。まぁ仕方ないね・・・かつては日本人がヨーロッパで
 こんな感じだったかもしれないからね。(オッサンもそうやろ。by妻)


  さて、お昼ご飯をどこで食べようかと思っていたら、なんだかいい匂いが・・・
 吸い寄せられるようにしてやってきたのはここ ↓ です。

  銀座の鰻屋さんと言えば竹葉亭さんですが、四丁目交差点からほど近いところにある
 登亭(のぼりてい)さんです。いつもチラ見していましたが、結構な人が並んでいたの
 で立ち寄ることはありませんでしたが、今日はなぜか3人しか並んでいませんでしたの
 で、入ってみることにしました。
  ここもC国の観光客がいました。やはり彼らには鰻、天ぷら、鮨が人気のようです。
 ま、日本人も大好きなんですけどね。しかし鰻も結構値段が上がったなぁ~
  鰻一本を使った鰻重の竹です。ここの鰻はタレをあまり多く使わないので、鰻本来の
 美味しさを味わうことができるようです。うん、いい焼き具合です。外はこんがりして
 いるのに、中の身はふかふかです。職人技でしょうか、絶妙ですね。
  文句なしに美味しい。結構量が多くてお腹がいっぱいになりました。梅(鰻の量3/4)
 でもよかったかもしれない・・・(見栄を張るからや。by妻)

      


  この後は少し時間があったので、久しぶりに「木村屋」さんに行きました。あの餡

 パンで有名なお店ですね。

  オッサンは、この季節ならではの桜餡パン、イチゴ餡パン、定番の栗餡パンを買いま
 した。3個で690円! ひぇ~。(買ってから驚かれてもな・・・by妻)
  あ、最近発売されたらしい「大人の餡バター(ラム酒入り)」もいいね。でも今回は
 見送りです。賞味期限を考えたら、たくさんは食べられないからね・・・

     

  そういえば、昔はよく妻とここのカフェに寄って、餡パンとドリンクのセットを頼ん
 でいたなぁ。そうそう、久しぶりの銀座なので、今日は妻の位牌を連れてきました。
 (オッサンはいつも牛乳やったな。by妻。 そら、餡パンには牛乳よ。byオッサン)


  そしてその隣にある山野楽器にも行きました。あれ?一階にあったイベントスペース   が無くなっている! なんと1階と2階は、スマフォのショップ?に変わっていました。

 山野楽器のお店は3階から7階と、少し規模を縮小しています。そうだね、今はネット

 で音楽を配信しているので、CDやDVD・ブルーレイディスクを買う人が少なくなっ

 ているのでしょうね。かつては2フロアに分かれていましたが、今はクラシック音楽も
 ジャズもロックもポップスも1フロアの中に同居しています。
  この4階のCD売り場には、なぜか監視の警備員がいました。あ、年代物のLPレコ
 ードがあるからのようです。デジタル時代の真ん中にあって、敢えてアナログを好む方
 もそれなりにいるのでしょう。


  オッサンは3階に向かいます。ここは楽譜と弦楽器のコーナーです。

  そして楽譜コーナー。オッサンはフルオーケストラのスコアを少し見ていました。
 ヤマハには及ばないものの、この品揃えはなかなか凄いです。そして、妻が良く訪れて
 いたピアノの楽譜コーナー。

     

  アルファベット順に並んでいますので、探しやすいです。
  バッハ・・・妻が最後に購入したのがゴルトベルク変奏曲。どうしてこんな曲を?と
 思っていたオッサン。今思えばあの時点で、たぶんもうそんなに長くは生きられないと
 悟っていたのか・・・(この期に及んでオッサンは鈍すぎたな。by妻)
  ベートーヴェン、ショパン。待てよ、バラキレフなんてのもあるぞ。妻が学生時代に
 弾いたイスラメイがありました。(こんな曲、誰が弾くんや?byオッサン)
 ハイドン、モーツァルト、シューベルト、シューマン・・・何でもあるねぇ・・・


  おっと、そうこうしているうちに時間になりました。地下鉄銀座線で虎ノ門に向かい
 ます。あ、虎ノ門は久しぶりですが、地下鉄駅が新しくなっている! そうか、虎の門
 ヒルズなんていうオサレなスポットもできたからね・・・
  しかし、そこから新橋方面に歩いていくと、以前と変わらないオフィス街。日曜日な
 ので、ひっそりしています。あの向こうが霞が関の官庁街ですね。

     

  虎ノ門駅から歩いて5分。オッサンが昔、よく行っていたワインショップです。

  今日は、米国カリフォルニアの一流生産者、米国でピノ・ノワールの王者と呼ばれる
 カレラ・ワイナリーの有料試飲会が開かれていました。オッサン、いち早く予約をして
 おりました。(そういう時だけやな、俊敏な動きは。by妻)
  しかしこの日の予約者はたった4名、しかも1名欠席でしたので、オッサンを含めて
 おっさんばかり3名でした。インポーターの方が講師をしてのテイスティングです。


  最初は、別に解説なんてイランのになぁと思っていましたが、さすがに輸入元の方は
 いろいろと情報をお持ちですね。ヲタクが反応しそうなネタをちょこちょこ出しながら
 自分のペースに持っていくところはさすがです。(ちょっと棘があるな。by妻)
 ここで、そういうディープな情報を書いても、どなたも「は?」みたいな感じになると
 思いますので省略いたします。
 (どうせ、土壌がどうのとか、風向きがどうのとか、温度や湿度がどうの、みたいな話 
 やろ。by妻・・・お見通しでしたか・・・byオッサン)
  
  つべこべ言わずに味わいましょう。

  はい、カリフォルニア随一のピノ・ノワール(ブルゴーニュの赤ワインの品種)の
 生産者、カレラ・ワイン・カンパニーのワインです。モンテレー湾から少し内陸に入っ
 たところにある、マウント・ハーランという場所にある、オッサンの見立てでは全米一
 のピノ・ノワール生産者です。サン・フランシスコの少し南側のようです。 
  下の地図では出てきませんが、少し右(東)側にマウント・ハーラン地区があります。
 カリフォルニアワインの聖地、ソノマやナパよりは南側にあります。 

     

  
  このワイナリーを立ち上げたのは。かの有名なドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ
 に押し掛けて収穫の手伝いをしていたという、故ジョシュ・ジェンセンさん。残念なが
 ら昨年亡くなってしまいましたが、米国の高級ピノ・ノワールの先駆者としてワインの
 歴史に名を残された方です。     

     

  ジョシュさん(助手さんやないで。by妻)、ブルゴーニュ・ワインに魅せられて、彼
 の地の土壌、つまり石灰岩質の場所を探してカリフォルニア中をうろついていた?との
 こと。炭酸カルシウムのある土壌かどうかを確かめるために、常に塩酸を持ち歩いて、
 これはと思った場所の土壌に塩酸をかけて反応があるのか確かめていたそうです。
 (これはアブナイ人と紙一重やな。by妻) 

    

  カレラの創立時からある1975年植え付けの単独畑リードと、その後で取得したという
 単独畑ミルズの飲み比べです。ミルズの2017年と2018年の垂直比較、ミルズとリードの 
 2017年水平比較という、とても興味深い組み合わせでした。
  まだ若いのに、透明度のある美しい色。しかし香りがものすごく、既に魅力的でした。

 

  まずはミルズのヴィンテージ違いを試飲。えぇ~同じ畑なのに、こんなに違うのか!
  2017年は抜栓直後から既に開いてきて、向こうから近寄ってくるような開放的なノリ。
 タンニン(渋み成分)もあるものの、透徹した果実味と拮抗していてバランスが良い。
 隣で試飲していた40代くらいの兄ちゃんも、いたく感動していました。 
  しかし、オッサンは品質的には2018年のほうが数段上だと思いました。分厚い果実味、
 ゴージャスな香り、でも口に含むとタンニンが強く舌がザラザラになりました。これは
 10年以上寝かせないと本領を発揮しないと見た。(さよけ。by妻)
  でも驚いたのは、その2018年のほうがアルコール度が低かったこと。どちらも14.5%
 を超えているので最初の一口目で「あ、これはキツイ」と思いましたが、どこをどう考
 えても2018年の方がアルコール度が高いと思いましたが、実は2017年の方が上でした。


  そして、2017年(カリフォルニアとしては少し弱い年)の畑違いの試飲ですが・・・
 またしてもビックリ。何?このリードという畑のワインは・・・ミルズよりも1段階は
 上の充実感、豊満さ、でも酸がしっかり引き締めているのでバランスが良いのです。
 うわ、こうしてリアルで違いをまざまざと感じさせられると、改めてワインって不思議
 だなと思います。
  この日は3人しかお客さんがいなかったので、インポーターのお兄さんは「おかわり
 Okですよ」とのこと。西武の中村選手こと「おかわり君」ではありませんよ。(アホ)
 なんという大盤振る舞いでしょうか。この3種類のワインを3杯ずつ頂いた上に、更に
 比較の意味で数日前の試飲会で出されたというブルゴーニュワイン’(もう酸化していた)
 もサービスしてくれました。有難うございます。

     


  こうやって、実際に味やを品質を確かめてからだと、買うのも躊躇がなくなります。
 (こるぁ、試飲だけでは飽き足らずにやっぱり買うんかい! by妻)

     

  やっぱり買ってしまいました。😆 
  飲んで気に入った2本。リードの2017年とミルズの2018年です。試飲会に参加した
 人だけの特別価格で15%Offです。(えぇカモやな・・・by妻)
 
  こんなことばっかりしていたらあかんな・・・(既に手遅れやな。by妻)