Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2020年3月 京都 ⑤醍醐寺:霊宝館

   今日は一日雨と風が凄く、とても外出する気になれません。ベランダの植物は風雨
  に耐えていますが、やはりラナンキュラスの花は木端微塵に吹き飛んでいました。
  サクラの開花が本格的になる前で良かったです。来週あたりから横浜市でもどんどん
  ソメイヨシノが咲いてきそうです。今年は3月中にサクラは終わってしまうかも。


   さて、京都・醍醐寺の記事を続けます。もう5回目か、そろそろ終わらなければ。
  五重塔の見学後は、醍醐寺の宝物を所蔵している霊宝館を見学します。途中の参道の
  ようなところにもサクラがたくさん植えられており、見事です。

 
  さて、醍醐寺の寺宝を集めて展示している霊宝館に参ります。おっと、その前に・・・
 これも見事な枝垂れサクラです。皆さん思わず足を止めています。

 

  こちらは大木のサクラです。威風堂々といった感じで、絵になりますね。


  さぁ霊宝館です。醍醐寺所蔵の貴重な芸術品を見せてくれる場所です。3つの建物に
 分かれています。なお、写真撮影禁止ですので、掲載の写真はネットから借用したもの
 です。展示場所が同じとは限りませんが、悪しからず。
  まずは平成館と呼ばれる展示館から見学します。ここの見どころはなんといっても、
 国宝・薬師如来坐像(木造/平安時代)です。醍醐天皇の発願により建立された薬師堂
 の本尊だそうです。病気を癒し、苦しみを除く仏として、開創以来多くの信仰を集めて
 きました。そうなのか、妻を連れてきて拝んでおけばよかったか。(遅いわ。by妻)。
  ちなみに薬師如来様も国宝ですが、左右の日光(にっこう)・月光(がっこう)菩薩
 様も国宝です。国宝トリオですね。平安時代の木造彫刻が今に残っているとは・・・

 
  ここにはちょっと楽しい彫刻もありました。
  牛に乗った閻魔天と、象に乗った帝釈天です。なんだかユーモラスですね。これも、
 平安時代の作だそうです。よく残っていますね。     

    


  重要文化財の五大明王像もあります。平安時代の木造彫刻です。

  
  下の写真、上の彫刻は平安時代の木造彫刻「五大明王像」、需要文化財です。
  下の絵画は鎌倉時代の「絹本著色五大尊像」、国宝です。

 

   
  続いてメインの本館です。
  ここにも国宝があります。文殊菩薩の渡海図という絵画です。密教美術なのかな?
 なかなか楽しい絵画ですね。構図も色合いも素晴らしく、とても貴重なものです。
 鎌倉時代の作品だそうです。


  下の屏風絵は「金地著色舞楽図」〈俵屋宗達筆/江戸時代〉です。楽しい構図ですね。



  最後に仏像棟に行きます。ここは上醍醐にあった不動明王をはじめとする五大明王像
 が展示されています。いずれも重要文化財です。いずれも平安時代の作だそうです。 

  うーむ、なかなか素晴らしいですね。思わずガイドブックを購入しました。


  仏教美術を堪能した後は、サクラの花を眺めながらの散策です。思ったより観光客が
 少ないので、落ち着いた雰囲気です。

       


   はい、人が少ないとパンダ君の撮影もスムーズです。ついでに妻の写真も。

     

  枝垂れ桜が美しいですね。少し散り始めていましたが。

     


  白い花びらの桜もありました。種類が違うのかな?ヤマザクラ系かな?

     

 
   醍醐寺は結構広くて見どころも多く、想定以上に時間を使ってしまいました。 
   もうお昼前です。またお昼ごはん抜きになるのか・・・ 

     


  バスで地下鉄醍醐駅まで行き、ひとまず地下鉄で京阪三条まで行きます。
  次はどこなんや?by妻。内緒です・・・(アホ)