Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

熱海に行ってきました。➀アカオ・ハーブ&ローズガーデン その1

  今日は朝からお出掛けです。熱海まで日帰りで花を見に行って来ました。
 6月に入って、そろそろ見ごろなのかなと思いまして。自粛していなくてスミマセン。
 ま、私は平日は3都県を跨いで仕事をしているからね。


  さて新幹線で新横浜から熱海まではアッという間。朝8時半には到着です。駅からは
 バスで15分程(料金は290円)で、最初の目的地のアカオ・ハーブ&ローズガーデンに
 到着です。ここは妻が亡くなる前年のこの時期に、満開のバラを一緒に見に来ました。
 ホテルもニューアカオに泊って、ゆっくりした思い出があります。妻が亡くなってから
 は、ちょっと行く気になれなかったのですが、意を決して?行って参りました。
 熱海の市街地から西の方角、火曜サスペンス劇場のロケでよく使われた錦ヶ浦の近くの
 断崖絶壁にあります。
  2012年の6月に妻と来た時の写真がありました。もう既に病気になっていて化学療法
 を受けていた頃ですが、妻はいつも通り明るくて熱海の観光を楽しんでいました。本当
 はものすごく辛かったのだと思いますが、なんせダンナが鈍感なので申し訳ない・・・
 (もうそれは織り込み済みやから、別にどうってことないで・・・by妻)
 すまぬ。でもちょっと顔がまん丸だね・・・ほっとけ!(by妻) 


  さぁそれではアカオ・ハーブ&ローズガーデンに9年ぶりに参ります。スマホでHP 
 の割引クーポンを示すと100円引きになり、入場料は1,400円でした。

    

  既に入口も崖の上のかなり高い場所にありますが、このバラ園は自然の断崖を利用し、
 標高の高いところから段々畑のように変化をつけて植物を植えており、普通のバラ園と
 はちょっと違った独特な印象を受けます。 
  入場料を払うと、すぐそばに停まっているマイクロバスに乗って、一番高い場所まで
 案内してくれます。そこから徒歩で斜面を下りながら、バラや植物を観賞できるように
 なっているのです。ガイドさんによれば、敷地面積は20万坪、標高差は70メートルで
 23階建てのビルの高さに相当するそうです。うわ、そんなに凄いとは・・・


  5分程でローズガーデンの最高地点に到着しました。ここには巨大な松と日本庭園が
 あります。あぁ、妻と一緒に来た時にもありました。なんか場違いやなぁ、なんて妻と
 会話をした記憶がアリアス、ちゃう、あります。(阪神ファンしか反応せんわ。by妻)
  まぁ巨大な凡才、ちゃう盆栽という感じですかね。意味不明ですが。


  この先には、海に向かって漕ぐブランコのある、オーシャンガーデンがあります。
  オッサンもちょっと気になっておりましたが、お姉さんがブランコに乗っているのを
 見たら、「オッサンは絵にならんから、やめとけよ」と妻に止められました(笑)。
  ここから見る相模湾は絶景ですね。薄曇りでしたが初島がはっきり見えました。

  お、観光客に人気の?熱海城もちらっと見えました。戦国武将とは無関係の観光用に
 建てられたものだと思われます。手前の断崖絶壁は錦ヶ浦の海岸です。妻は火曜サスペ
 ンス劇場が好きで、(私の帰宅を待ちながら)TVでよく見ていました。こういった断崖
 絶壁でのクライマックス・シーンで犯人と被害者の女性と刑事が入り乱れるハイライト
 シーンを楽しみにしていました。妻は「火曜サスペンス劇場の収録をやってへんかな」
 と秘かに期待していました。アホやな、あんたも(by私)。 


  さて、本題のバラ園めぐりに参ります。まずこのオーシャンガーデンには、たいへん
 目立つバラのモニュメントがあります。蔓バラの「ドルトムント」を使ったアーチです。
 今年はバラの生育が早く、既にピークは過ぎていてちょっと迫力がありませんでした。


  9年前に妻と来た時はピークど真ん中。とても綺麗でした。妻も楽しそうだったな。
 今年はもうちょっと早く来ればよかったかな・・・コロナのなんとか制限のせいで仕方
 がないですが。(いや、まだどくとるマンボウ航海記の最中ちゃうか? by妻) 

 
  オールド・ローズタイプの「ドルトムント」です。やはり蔓バラなのでアーチにして
 ゴージャスな仕立にした方が見栄えがイイですね。

  
  続いて最初の見どころであるイングリッシュ・ガーデンに行きます。やはり英国系の
 バラは暑さに弱いのか、標高の高いところに植えられていました。ただ植えているので
 はなく、鑑賞用にいろいろな仕立・演出が工夫されていて、とても楽しい感じです。


  お、いきなり私の好きなタイプ。アプリコット色のイングリッシュローズです。でも
 名前はウイリアム・モーリスなんて、タバコの名前か髭面のオッサンみたいな感じ。
 もっとカワユイ名前に変えてもらいたいです。

 
  続いてはアンブリッジ・ローズちゃん。ちょっとモーリス君に似ていますが、もう少
 し気品があって崇高なイメージ。「あんな髭面のオッサンと一緒にされちゃ困るわ!」
 ごもっとも。でも意外に似ていると思うけどなぁ・・・


  続いては、英国の誇るクラシック音楽の作曲家、サー・エドガー・エルガーさんの名   
 を冠したバラです。ちゅうことは、やっぱり「威風堂々」のイメージですかい? 
  毎年夏のロンドンの風物詩、ロイヤル・アルバート・ホールで繰り広げられるBBC
 プロムナード・コンサートの締めを飾るのがエルガーさんの行進曲「威風堂々」第一番。
 これを生で聴いたら、英国人ではなくてもユニオン・ジャックにキスしたくなると思う。     

    

  それでは、BBCプロムス・ラストナイト、エルガー作曲:行進曲「威風堂々」第一番
 の映像をご覧ください。


  
Elgar: Pomp and Circumstance | BBC Proms 2014 - BBC


  英国人の魂。ロンドンでもベルファストでもグラスゴーでも、みんな一緒。
  日本でいうと、紅白歌合戦でサブちゃんと島倉千代子さんの大トリを、東京でも大阪
 でも福岡でも、みんな一緒に鑑賞している感じかな。(訳がわからんで。by妻)


  次は、京成バラ園にもありましたオレンジ色の貴公子、パット・オースティン君です。
 いやぁ、いつ見ても凛々しい。この、下品にならないオレンジ色は貴重です。さすがは
 名門貴族パトリック君。(勝手に決めんなよ・・・by妻)うちにも欲しいな・・・

     


  やっぱり連れて来たんか・・・当然です。アムル君と妻の写真とパット君。


  そしてイングリッシュ・ローズ・コーナーの最後は、黄色のめざましテレビ、ちゃう
 目が覚めるような美しいイエローのバラ、その名も「ファースト・インプレッション」。

  ちょっと花弁が剣弁高芯咲のような感じですが、それでもイングリッシュ・ローズの
 巻き方ですね。うちのグラハム・トーマス君とはちょっと違ったタイプ。一枝にまとま
 って蕾が付くので、そこもちょっと違いますね。


  今年はやっぱり花の開花が早く進んだようで、高級品種はもうピークを過ぎていると
 いう感じでした。5月中旬が見ごろだったようです。しかし、まだ遅咲きのバラもある
 ので、バラ園全体としてはあと1~2週間は楽しめるかなという感じでした。
  ちなみにこのイングリッシュローズガーデンのゾーンには、その他にも色々な季節の
 花が咲いていて、その点でもイングリッシュ・ガーデンという感じでした。そうだなあ
 2019年の湖水地方の記憶がよみがえってきましたよ。(ホンマけぇ?by妻)


 すみません、次回は「バラの谷」から始めます。