Bonne(ボンヌ)のブログ

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2021年GW 東北の旅(3泊4日)⑰角館武家屋敷 ~その1~

  角館駅から町の中心部までは徒歩15分くらいですが、疲れているのでタクシーで宿に
 向かいます。この日の宿泊は武家屋敷に近い町中にある「角館町家ホテル」です。

  観光にすこぶる便利な場所にあり、最近京都で流行っている?町家風の造りの快適な
 ホテルです。内部はおしゃれで現代的で、洋室・ベッドでした。古風な和風旅館もいい
 ですが、こういう小ざっぱりした現代的なホテルもたまにはいいですね。


  まだ日があるうちに角館の街中を散策します。
  ホテルの近くに有名な「あきたプリン亭」の直営店がありました。かなりの数の人が
 並んでいて繁盛しているようです。しかし午後5時で閉まってしまうので、武家屋敷に
 行く前にここでプリンを買いました。(オッサン、いい歳してプリンかよ。by妻)

     


  角館の武家屋敷エリアは枝垂れ桜で有名ですが、今年はコロナでお祭りやイベントは 
 全て中止です。また武家屋敷街の入口では観光協会の方(大半はボランティアかな)の
 テントがあり、観光客を呼び止めて手指の消毒と検温を実施しています。ご苦労様です。


  残念ながら今年は桜の開花が例年以上に早かったので、もう武家屋敷の枝垂れ桜は葉
 ザクラになってました。これが満開だったらすごく綺麗だろうなと思いました。今年は
 4月20日頃には満開になっていたようですので、GWでは間に合いませんでした。

  いつかはリベンジしたいところです。(せいぜい仕事をがんばりや。by妻)  


  武家屋敷通りには、観光名所となっている由緒ある名家(秋田の殿様、佐竹家に仕え
 る家臣たちが住んでいた家々)が集まっています。木造建築なので、火災などのために
 再建・修復されたものがほとんどですが、江戸時代の地方武士の屋敷がそれなりの形で
 残っていて、街並みも当時の様子をよく残しているため、観光地として有名になりまし
 た。そうそう、もちろん当時から植えられていたという枝垂れ桜のすばらしさが、角館
 の武家屋敷の名前をさらに高めているようです。やっぱり、桜の季節にまた来たいです。


  もう午後5時を回っているので武家屋敷の中には入れないのかな?と思いましたが、
 まだ開ているところがありました。小田野家です。角館のある仙北市の指定史跡です。

  主屋は、明治33年(1900年)の大火後、再建されたものだそうです。
  内部はこんな ↓ 感じです。畳の上にあがらなくても、内部がわかるように襖や障子を
 開いてくれています。寒い地方だから暖をとる囲炉裏?がありますね。

    

 お隣の河原田家は、もう扉が閉じられていました。残念。

 
  続いて岩橋家に参ります。このあたりは有名な武家屋敷が連なっているので、短時間
 で武家屋敷巡りができます。(やっぱり巡るんかい。でも開いとらんちゃうか? by妻)

  ここの屋敷は江戸時代の末期に改造、屋根も茅葺きから木羽葺きに変えられ現在の形
 になりました。角館の中級武士の屋敷として、間取りなどに典型的な形を残しています。
  推定樹齢300年余りのカシワの木は内陸部では非常に珍しいとされ、枝垂桜とともに
 当時の面影がそのまま遺っているということです。屋敷は県指定の史跡になっています。


  さらに歩いて行くと、角館を代表する武家屋敷の一つ「青柳家」がありました。
  しかし、もう閉館時間(午後5時)を過ぎていますので入ることができません、ここは
 翌日訪ね直すことにしました。外観だけちょっと写真撮影させてもらいました。


  武家屋敷のある大通りは(普段ならば)観光客がたくさんますので、お土産屋さんも
 たくさんありました。私は秋田名物の「生もろこし」のお店を覗いてみました。
  中へ入ると、試食用の生もろこしと温かいお茶をいただくことができました。これは
 何か買わないとな・・・


  「生もろこし」は小豆を原料にした、干菓子のような奥ゆかしい?甘さのお菓子です。
 プレーンタイプのほか、小豆餡の入ったもの、角館の塩漬けのサクラの花が入ったもの
 などを購入しました。滑らかな舌触りとほのかな甘みがとても上品です。


  天気はすっかり回復しました。まだ5時半ですので、もうしばらく角館の街中を散策
 します。ということで、続きます・・・