Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

ウクライナの人たちと共に・・・


  依然としてウクライナ情勢は予断を許さない状況です。そんな中、今日は驚くべき事
 がありました。なんと、戦時下の首都キーウに東欧3ケ国(ポーランド、チェコ、スロ
 ヴェニア)の首相が訪れ、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、ウクライナへの
 連帯を行動で示したというのです。
  シンプルに、「自分たちはあなた方と共にある」、と述べたチェコの首相。
 「明日は我が身」ということを自覚しているからこその発言、行動なのでしょう。  

     

  このニュースを見て、オッサンは不覚にも目頭が熱くなりました。隣国のポーランド
 から列車でウクライナ入りしたとのことですが、唾棄すべき野蛮人の支配する国の軍隊
 が一般人への無差別攻撃を繰り返しているなかを、危険を承知でやって来たのです。
  NATO及び米国が軍隊を派遣しない方針(それは仕方がないと思います)のなかでは、
 ウクライナの方々を救う方法は限られていますが、これは最高に素晴らしい支援の方法
 ではないかと思います。ゼレンスキー大統領も嬉しかったでしょうし、このニュースを
 見た国民の方々も勇気づけられたのではないかと思います。
  いまだ爆撃や殺戮はやまないわけですので、これだけでは解決にはならないのですが、
 少なくともあの野蛮人どもが、首都キーウで殺戮を行うことを躊躇させるには十分だと
 思います。この侵略と殺戮に反対の立場である、世界中の「影響力ある人々」が、順番
 にキーウやハルキウ、オデーサや(今からでは無理かもしれないが)マリウポリを訪れ
 て人々を激励し、メディアの前で野蛮人の軍隊を非難してくれれば!
 (他人事だと思って、勝手なことを言わんときや。by妻)  
  
  そしてもう一つびっくりしたのは、コレ。

  ロシア国営放送の生放送で、同局の女性ディレクターがゲリラ的に「戦争反対」の
 メッセージを国民に訴えたというのです。しかも、あの極悪非道な独裁者に騙されるな
 という、命の危険に及ぶようなことまで・・・
  ロシアの一般視聴者はこれをどのように受け止めたのでしょうか?

  彼女の勇敢さには頭が下がりますが、やはりすぐに連行されてしまったそうです。
 ただし国際社会が見守る中では、あの野蛮人どもも「いつものように」は対応できず、
 罰金刑のみで釈放されたとのこと。ホっとしました。
  このようなことが連鎖反応的に起きてくれば、独裁者とその取り巻き共のほうが人々
 に追いつめられるはず。日本人にはできなかったことを他国の人に強いるのはちょっと
 恥ずかしい思いもしますが、善良なロシアの人々の良心にも期待したいところです。
 
  無差別の殺戮がやまないなかで、茶番ともいうべき停戦交渉が断続的に行われていま
 すが、ウクライナの方々が屈服することはたぶんないのでしょう。野蛮な侵略者が折れ
 るしかない状況を作り出すことが、国際社会の役割になるのでしょう。そう簡単にいく
 とは思えませんが、なんとかウクライナの皆さんが持ちこたえているうちに、いかなる
 形であれ、侵略者共が降参せざるを得ないような状況を作り出してほしいです。
  あの野蛮人は、戦勝国が敗戦国に強いるようなことを交渉と呼んでいるようですが、
 自分の足元が崩れるまでは折れることはないでしょう。そこまで追い込めるのか、時間
 との勝負になってきます。それまで、これ以上犠牲が増えることがないよう祈ります。
  オッサンもウクライナの人々とともに・・・(イヤ、いつもどおりやん。by妻)