Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

久しぶりの旅行⑤ 日本キャニオン

  7月ももう終わりだというのに、相変わらず冴えない天気の関東地方。梅雨明けは
 8月までずれ込んでしまうのでしょうか?逆に西日本は既に猛暑で大変なようです。
 なかなか今年はうまくいきませんね。


  さて、白神山地への旅行ブログも5回目になってしまいました。ようやく白神山地
 の観光名所・十二湖にたどり着き、ブナの森の中の遊歩道をゆっくり歩いてきました。
 心配された雨も降らず、気温も20℃前後で快適で、ほとんど汗もかきませんでした。
 空気が綺麗で澄んでいるので、緑の樹々や湖も鮮やかに感じました。
  
  時間が早いため(朝9時~)、人も少なくて静かでした。ウォーキング・ツアーの
 地元のガイドさんの話によれば(ちゃっかり便乗して聞いている私)、ブナの成長は
 とてもゆっくりで、このような森になるには何百年もかかっているとのこと。ちなみ
 にこの ↓ 手前にある小さな木は、樹齢20年くらいだそうです。

     

   よく見ると、ところどころに花が咲いています。山アジサイのような花もあり、
  このような ↓ 鉄砲ユリのような花も咲いていました。  
  

  十二湖周辺は一般向けの緩やかな道で、湖や池が点在していて楽しくウォーキング
 ができますので、奥十二湖から下って中間地点の王池というところまでは、そこそこ
 観光客がいました。お年寄りでも、健脚ならゆっくり歩いていけると思います。


  さて、まだ10時過ぎと時間が早いので、王池から少しアップダウンのある脇道を
 通って、「日本キャニオン」と呼ばれる名所を一望できる展望台に行ってみることに
 しました。この道はちょっときつかったです。途中、外国人の青年1人しか遭遇しま
 せんでした。誰もいないこのような ↓ 森の中を30分ほど歩いて、ようやく目的地の

   展望台へ。

   
  はい、これが「日本キャニオン」だそうです。かの有名な米国の本家とはスケール
 が違いすぎますが、これはこれで特異な光景で印象的です。

  どうしてここだけ、こんなふうになるのでしょうか。不思議な光景です。オッサンの
 髪の毛が、額から頭頂部にかけて失われていくのと同じでしょうか?(ちゃうやろ)
 おっと、この展望台は逆方向から5分ほどで登ってくることもできるので、この光景
 を見に来る人が若干います。でも、なぜか若いカップルばっかり。ま、ちょっとキツイ
 道だからしゃあないな。
  しばらく見物してから日本キャニオン近くのバス停まで下り、バスで奥十二湖まで
 戻ります。なんだかんだで、結構な距離と標高差を下ってきたなぁ。バスだと10分
 で登り切りますが。


  帰りのバスまで時間があるので、荷物をピックアップして森の物産館キョロロで、
 生ビールを一杯(こらぁ)。涼しいので汗はかきませんでしたが、3時間近く歩いた
 後なので、ビールが美味しい! 


  ちょっとほろ酔い加減で帰りのバスに乗り、JR五能線の駅のあるウェスパ椿山まで
 戻ります。ここからまた「リゾートしらかみ」号に乗って、秋田県側に向かいます。
  ウェスパ椿山? はい、白神山地周辺には大規模な宿泊施設が少ないため、ここに
 大規模なコテージ及びアミューズメント施設を作ったそうです。たぶん、白神山地が
 世界自然遺産に登録されて、大挙して観光客が訪れるようになったからでしょう。
  主にファミリー向け施設であり、周囲の景観とは場違いな欧風の二階建てコテージ
 がいくつも並び、その前の庭で家族連れがバーベキューをしています。らしくない、
 感じではありますが、家族で一日楽しく過ごせて、白神山地にもすぐ行けるので人気
 が高いようです。でも一人じゃな・・・ 
  駅前にはSLが展示されていました。かつて五能線を走っていた蒸気機関車です。
 

 
  実はおひとり様でも楽しめるよう、ここには海岸沿いの絶壁に経つ、オーシャン・
 ドームのように天井が開閉する温泉施設があるので、時間つぶしに行ってきました。
  晴れているので、天井が開いて青い空の下で青い海を一望でき、めっちゃ気分が
 良いです。温泉としては普通ですが、アミューズメント施設としては最高です。
 


 さっぱりしたところで、ウェスパ椿山駅に戻り、また旅を続けます。
 今夜はこの辺で失礼します。